このブログを読んでいただいている深夜の頃には、実はジャカルタ・インドネシアに向かう機中です。
4年前から活動を始めましたドラムの堀越彰さんとのOBSESSION。
今年は初の海外公演が実現しました。
この3月にジャカルタのモーション・ブルーというブルーノート系列のまだ出来たばかりの豪華ライブハウスに呼んでいただき、2daysをさせて頂きました。
初インドネシアでしたが、とても興味深く、一週間近くの滞在を満喫出来ました。
9割方がイスラム教なので、1日5回街のあちこちからコーランが聴こえ、信仰のもとに成り立っている国なのだなと感じました。
そして今回は、ここ毎年行なわれているジャカルタ・日本祭りが今年は国交60周年記念ということで、野外フェスティバルで演奏する日本からのミュージシャンの中に、なんとOBSESSIONも呼んでいただいたのです!
大変光栄なことなのですが、野外、しかもこの写真の競技場周辺のどこかでやる予定なので、
ピアノ・・・聴こえるのか!?
湿度と暑さで、楽器は大丈夫か!?
ドラムは届くのか!?
という一抹の不安はあります(笑)。
ちなみに、他に行くアーティストの中には、Kiroro、スキマスイッチ、AKB48 など大物ぞろい。
OBSESSION、大丈夫か!?
3日間、読んでいただき、ありがとうございました。
See you soon!!!
三舩優子(ピアノ)
今年の7月から8月にかけて、霧島国際音楽祭のなかで島を巡る「ふれあいコンサート」なるものをやって来ました。
鹿児島は大河の「西郷どん」で現在とても盛り上がっていますが、まさにそのロケが行なわれた沖永良部島と奄美大島にも行って来ました。
海はそれほど好きな方でもなかったですし、かと言って、山登りをすることもなく…
どちらかというとアウトドア系は苦手で、都会が落ち着くと思っていた私ですが、この度霧島をはじめ、「島」の心地良さにとても心を奪われ…
穏やかに…
ゆったりと…
何もせずに、いつまでもそこに座って地元の人たちとおしゃべりして…
という時間が大好きになってしまいました。
疲れているのでしょうか(笑)。
人間の、生きる、生活をする、という本来あるべき自然の姿が、そこにある気がしました。
写真は沖永良部の田皆岬の断崖絶壁から見た景色ですが、海は本当に美しく、ウミガメがぷかぷかと泳いでいる姿も見ることが出来ました。
ウミガメの産卵は、一生に一回は見たいなぁ。
こういう時に、いろんな土地に行って人々と触れ合い、演奏させて頂ける幸せをしみじみ感じます。
アンコールにはもちろん、西郷どんのテーマを弾きました♪
三舩優子(ピアノ)
こんにちは!ピアノの三舩優子です。
今年もせんくらに参加させて頂けとても嬉しいです!
今回は2年ぶりのアンコールで再びフィリップ・エマールさんとの共演です。
フィリップさんは、シルク・ド・ソレイユのクラウンを10年間勤められ、最近では映画「オケ老人」に指揮者役で出られたり、舞台をやられたりといまや引っ張りだこのパフォーマーでいらっしゃいます。
前回はサティをテーマにプログラムを組みましたが、今回の一つは1920年前後の“パリのキャバレー”をテーマに、チャップリンの「モダン・タイムズ」や今年没後100年のドビュッシーなど、華やかだったパリの社交場のようにしたいと思います。
もう一つの公演では、同じ時代のアメリカということで、なんとラプソディ・イン・ブルー全曲をマイム付きで!
ラプソディはフィリップさんもずっとやりたいと思っていらしたとても思い入れの強い曲で、音楽に添って、すべてご自分で台本を作られて、演じられます。
ふたりでやる時は、私もずっとフィリップさんの動きを見ながら、お互いの音と動きがピッタリ重なるようにします。
無声映画に、ピアノでアテレコをしている状態です。
それがピタッと行く時の快感、感動は本当に大きいのです!
時にはフィリップさんを見ながら、あまりにその世界に引き込まれてグッと来てしまい泣きそうになるのですが、そういう時はフィリップさんも袖に戻ったら涙をためていらして、更には会場のお客様も涙している…
ということが、いままで何度かありました。
「笑い」と「涙」は一対のもので、それを表現されるフィリップさんの芸術性の高さは本当に素晴らしいです。
観たことのない、生の無声映画をぜひ体験しにいらしてください!!
三舩優子(ピアノ)