私のお酒好きは・・・もうご存知でしたっけ?(笑)
元々家系的にも素質は充分なのですが、ここ数年の日々の楽しみの一つはお酒です。
なんでも一応は飲めるのですが、主にワイン、ですね。
その日の気分や体調、またはうちにある食材によって今日は赤、今日は白、泡・・・と選ぶのが楽しいのです。
外で食事をするとまたいろんな出会いがあるのですが、先日ワインの巨匠のような方とご一緒させて頂いた時、なんと1933年の赤のポルト・ワイン(食後酒)を頂く機会に恵まれました。
左の黒い瓶がそうですが、右のものでも1977年という古さ。
ここまで古くなるとコルクを開けることが出来ず、ボトルの上部をナイフで削って開けたりするそうです。
食後酒なので甘~く濃厚、とろけるような滑らかな舌触り。
今まで”ヴィンテージ”と聞いても漠然としかイメージ出来なかったのが、これこそ長い年月を経てきた深み!とわかる気がした素晴らしいお味でした。
本物を目に、口にしたとき、たとえそれを知らなくても人はそれが本物だということがわかるのだな。。。と実感した瞬間でした。
そんな音楽を目指したいものです。
今夜もワインを飲みながら~~~~~。
三舩優子(ピアノ)
今季最後の収穫前のトマトです。
今年の春、トマトの苗をいただきました。
今まで、自宅で野菜を育てるなど夢のようなはなし・・
とあきらめていましたが、意を決して挑戦することに。。
めざせ、食べきれないほどのトマトの収穫!!
まずは土づくりから。
メールで送られてくる数々の指令とトマトの本を片手に自己流栽培、始まりました。
毎日、起きるとまず、トマトの苗にご挨拶。
家中で一番の日当たりのよい特等席を用意し、苗を愛で、世話をかかさず、毎日ヴァイオリンを聴かせておりました。
・・しかし、近所の畑のトマトに比べると、家の子、成長が遅く、全然やる気なし。
居心地悪そう。
やはり、トマトに必要なのは、たっぷりの太陽と豊かな土。ヴァイオリンの音ではありませぬ。。
日当たりの悪い我が家では、育ちません。
それでも健気にも、俗悪な環境の中、数十粒、実をつけてくれました。
ぎゅぎゅっと味のつまった、完熟トマト。
この夏の宝物です。
小林美恵(ヴァイオリン)
今回は30日と2日、計3回公演です。
まず、毎年私自身も楽しんでいる「金曜の夜はJAZZ」。
今回はずっと弾きたいと思っていたチック・コリアの “SPAIN”を知人のアメリカ人ミュージシャン・作曲家のジョナサン・カッツさんに、せんくらのためにアレンジしてもらっているところです。
もらっているところです・・・って言いましたよ、はい。
実はまだ出来上がっておりませぬ!
最初のイントロは送って下さり、「いいね、バッチリ!」とお返事しておいたので、きっとあと数日のうちにはカッコイイのが届く、、、はずです(笑)。
コンサートまでには間に合わせますから〜!
それともう1曲、私が2001年に出したCDのタイトルにもなっている「ウィングド」。
9.11のあとにこのアルバムが出て、天使の翼…天に向って羽ばたく…
遠い光へ…というメッセージを込めた作品でしばらく弾いていなかったのですが、今回の3.11を機にふとまた紐解いてみたら、以前よりさらにみずみずしく、と同時に胸に深く響くものがあり、10年の歳月でやっと一筋の光が見えた気がしました。これはぜひぜひ聴いて頂きたい曲です。
あとは奥田佳道さんのナビゲートのもとにふたりで楽しいトーク!
そして最後はこれまたお馴染み「名曲コンサート」で、トルコ行進曲から、今回は盛り上がって〆よう!と「ラプソディー・イン・ブルー」も入れました。
しっとりからノリノリまで、一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです!
《せんくら・アーティストを迎えてトーク Vol.(6)三舩 優子》
ナビゲーター・奥田 佳道 http://sencla.com/performer/p40.html
●10月2日(日) *エル・パーク仙台 ギャラリーホール 16:00~16:45
http://sencla.com/performer/p23.html
《美しいメロディーの花束・名曲コンサート》
この度、初めてせんくらに出演いたします
ヴァイオリンの小林美恵です。
どうぞよろしくお願いいたします。
仙台は久しぶり、このせんくらのコンサートのことは友達からよく聞いていました。
今年、伺えますこと、とても嬉しいです。
大学で受け持っている学生さんに、仙台出身者がいまして、休暇の度に仙台に戻って、ボランティア活動をとても熱心に行っています。
市内の様子、郊外の様子、避難所の様子、仮設住宅のこと、折に触れ、いろいろ話を聞いています。
その度に心を痛めたり、小さい恢復に一緒に喜んだりしています。
音楽でなにができるのか、わかりません。
でも、音楽の力、音の力、人間の力、心の力を信じたいと思っています。
30日に皆様にお会いできますことと楽しみにしています。
小林美恵(ヴァイオリン)
こんにちは!せんくら参加3年目、ピアノの三舩優子です。
今年も参加させて頂けますことを、心より幸せに思います。
震災が起きたときにまず脳裏をよぎったのがせんくらでお会いした皆さまのことでした。
私の場合は親戚がそちらに居るワケではないので、お仕事を通じて親しくさせて頂いている方々と、会場に足を運んでくださる皆さまが身内のようで、しかも震災のつい1ヶ月前に仙台の電力ホールにてリサイタルをさせて頂いたばかりでしたので、たまらない気持ちで毎日を過ごしました。
すぐにでも行きたい思いでいましたが、その思いをやっと遂げることが出来たのが5月半ばでした。日帰りで仙台、そして石巻の知り合いを訪ね、目の当たりにした光景に以後、震災のことをしばらく口に出来なくなりました。
この状況のなかで「せんくら」が開催されますことは、復興の歴史に残る出来事だと思います。
あと10日を切りました!
出演者ブログ最終組、どうぞよろしくお願い致します!
三舩優子(ピアノ)
本日で私の「せんくらブログ」もおしまいです。
Facebookのほうも、お時間のあるときにのぞいてみてください。
http://www.facebook.com/KeikoUrushihara
一週間、お付き合いいただきありがとうございました!
今年は私にとってはデビューから30年という節目の年です。
震災のあと、演奏家の私には何ができるのか考えたりもしましたが、音楽は、希望につながる力を持っていると改めて感じました。
今回仙台へ伺うことができること、そして大変な中、準備を進めてくださる事務局のみなさんがいらっしゃること、今年もきっとたくさんのボランティアの方に助けていただくこと…
すべてのことに感謝をして、せんくらで演奏させていただきます。
それでは、せんくらでお会いしましょう!
漆原啓子(ヴァイオリン)
今日でいよいよブログ担当が最後の日です。
でも、「せんくら」まであと数日。すぐにお会い出来ますね!
最後の日のテーマは「読書」です。
移動が多い職業なので、飛行機や電車に座っている時間が沢山あります。
疲れているときは移動中ずっと寝ているのですが、様々なジャンルの本を読む事によって移動時間を楽しんでいると思います。
それは専門知識的な本であったり体験論や参考書、かと思えば漫画、小説や伝記。
読書をする際一番好きな瞬間が、周りを気にせず時間も場所も忘れてページをめくっているときです。
この瞬間はたまりません。
つい最近まで経験した事が無かったのですが、先日電車の中で余りにも集中して読書をしていて、アナウンスがあったにも拘らず降りなくてはいけない駅に気付かず、つい降り過ごしてしました。
駅まで迎えに来て頂いていたので、かなり恥ずかしかったですが…
この1週間、お付き合い頂きありがとうございました。
今年度の「せんくら」には、より一層沢山の方々に音楽を楽しんで頂ければ幸いです。
仙台へ向かう新幹線で乗り過ごさない事を祈って。
河村尚子(ピアノ)
9月9日 シエナ
この日は、みんなでシエナ観光。
道中は、写真のような景色ばかり。「トスカーナ地方」という名でイメージとちょっと違って、砂地が広がっていました。
(写真【1】)
そして、シエナに到着~!
(写真【2】)
シエナの中心のカンポ広場。大きくてびっくり!生徒たちと別々に来たので、ここで待ち合わせ…しかし、まさかこんなに広いと思っていなかったので探せないかと心配しましたが、無事会うことが出来ました(^_^;)
(写真【3】)
市庁舎(プッブリコ宮)。
(写真【4】)
市庁舎の裏にある「パペイ」というレストランで、みんなでランチ。
“ピッチ”という、この辺の名物パスタを食べました。
見た目は、うどんのようですが、コシがあって美味しいんです。
私は、チーズとコショウのピッチを食べました(^-^)v
(写真【5】)
ランチのあと、みんなで国立絵画館へ。シエナ派の絵画を堪能しました。
モンテプルチアーノも坂が多いけど、この街も坂だらけでゼーゼーハーハー…。
(写真【6】)
シエナのドゥオーモ。
ヨーロッパのどこに行っても、ひとつの街や地区に素敵な市庁舎とドゥオーモや教会があって、とても羨ましいです…。
(写真【7】)
カフェの天井から、断続的に出ていた霧状のお水。シエナはすごく暑かったけど、日本と違って湿度が低いから、このくらいでちょうど気持ちが良いのでしょうね…。
(写真【8】)
シエナの帰りに、「モンテ・オリヴェート・マッジョーレ」という所にある修道院(修道士さんたちがいます)に寄りました。
ガイドブックには載ってないので、日本人の観光客は誰もいませんでした。閉館ギリギリに行ったのですが、修道院の人はとても親切で、ゆっくり中を見学することが出来ました。
(写真【9】)
帰り道にモンテプルチアーノの町が遠くから見えました。
(写真【10】)
漆原啓子(ヴァイオリン)
沢山の街を訪れる度に足を頻繁に運ぶのが美術館。
(本来ならば)一瞬にして作ったものが消え去っていく「音」と正反対で、作ったものが永久に残る「絵」を描く画家たちの作品を見つめるのが好きです。
絵画はどこかレコードやCDなどの録音と似た所があります。
頭や心の中で出来上がったインスピレーション、アイデアやコンセプトを絵の場合はキャンバス、音の場合はテープに記して、一つの作品として作者が納得いくまでひたすら練って塗り返す。
そして出来上がったものを初めて公開する。
その練って塗り替えしているプロセスはどのようなものだったのでしょう。
現在では発達した技術の為、特別なレントゲン手法を用いて絵画が出来上がるまでの段階を観察する事ができます。
例えば17世紀にオランダで活躍した画家ヨハネス・フェルメールの絵画。
「真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)」、「牛乳を注ぐ女」や「デルフト眺望」で有名な画家です。
現在の研究によると、フェルメールは仕上げたはずの絵の中にかかっていた絨毯を無くしてのっぺらぼうの壁にしたり、壁に掛けてあった絵を無くしたという事実が分かっているそうです。
一夜寝て、昨日の結果を客観的に見てみると、どうもまた違うアイデアが浮かぶのでしょうかね。
他に色の配分、光の出し方、人物の自然な動き、写真のように一瞬の出来事を語る絵画など、鑑賞の楽しみは色々あります。
皆さんは絵画をどのように楽しまれますか?
しかし、問題は空気。
美術館は絵画が沢山展示されていて素晴らしいのですが、館内の温度と湿度管理の理由で密室になっている為、私はよく呼吸困難になってしまい1時間から2時間の間で疲れ切ってしまいます。
折角沢山の絵が並んでいるのでもっと長い間観察していたいのに…
とついつい貧乏性が出てしまいます。
河村尚子(ピアノ)
三度せんくらブログに登場させていただきました草刈 伸明です。
今回は僕の好きな仙台の場所を御紹介させていただきたいと思います。
それは定禅寺通りと一番町四丁目商店街です!
定禅寺通りには現在は二日町にある実家の箸屋があり、学校から帰ってから閉店までは店で過ごしていました。
仙台市の様々な催し物のパレードの舞台になったりするので、子供のころは店の中からワクワクしながら眺めていました。
深緑のケヤキ並木の真ん中を散歩したり、光のページェントのときの美しさ…
季節ごとに様々な顔を見せてくれる定禅寺通りは最高です。
一番町四丁目商店街は幼稚園までは、仕事で忙しい店を抜け出し、三輪車でいろいろなお店へ立ち寄っては店員さんと話をして帰宅するという生活を送っていました(笑)
商店街で行う催し物にはよく参加させていただき、特に小さい時に出場したカラオケ大会や大声コンテストのことは今でも覚えています。
また大変魅力的なお店がたくさん集まっているので、店内を見て歩くだけであっという間に時間が過ぎ去ってしまいます。
最近はインターネットで手軽に安くものが買えるようになりましたが、実際お店の人と話しながら実物を見て、触れて買い物をするというのは、購入したものへの愛着が違ってきます。
お買い物は是非一番町四丁目商店街へ!!
どちらも素敵な場所ですので、皆様どうぞ足を運んでみて下さい♪
草刈伸明(バリトン)