シエナ・ブラス5は楽しいトークと華やかな演奏が評判で、シエナのユニットの中でも一番人気!
写真は軽井沢のイベントに参加してきた時のリハーサル風景。
今回も盛り上がりました~
せんくらでも、楽しいステージをお届け致します!
是非お越しください!
シエナ・ウインド・オーケストラ
シエナ24の指揮して頂く、せんくらでは、もうおなじみの松沼俊彦さんをご紹介いたします!
毎回面白トークで、会場を盛り上げてくれる松沼さんですが、
なんとミュージカルデビューしてるんです!?!?
写真はそのミュージカル日生劇場国際ファミリーフェスティヴァル2010の「リズムの国のアリス」でチェシャネコ役を見事に演じていらっしゃいました!
(演奏はもちろんシエナ!)
指揮者もやりつつ、演技もする…さすが松沼さん!
今年もシエナ24は盛り上がる事間違いなし!
どんなコンサートになるかお楽しみに~
是非、ご来場ください!!
シエナ・ウインド・オーケストラ
みなさんこんにちは!
シエナ・ウインド・オーケストラです。
2年ぶりに出演する事になり、 メンバー一同皆様にお会いする事を心より楽しみにしております!
これから、各ユニットや指揮者の松沼さんのご紹介を兼ねて、
ブログを更新していきますので、是非のぞきに来てください!
写真は、日生劇場公演のリハの一コマ。
指揮者はもちろん松沼俊彦さん!
シエナ・ウインド・オーケストラ
さて、あっという間に7日目の投稿日がやってまいりました。
全部読んでくだった皆さん、本当にありがとございました。
沢山のすばらしいアーティストが集う、このせんくらにお声をかけていただいたことを
心から感謝しています。
久しぶりの仙台で演奏できることを小松亮太氏もとても楽しみにしています。
このフェスティバルを通して、少しでもタンゴに、バンドネオンに、興味を持っていただければ幸いです。
ありがとうございました!
P.N.せんべい(小松亮太マネージャー)
昨日は生まれ故郷の広島のことを書きました。
僕は2006年に仙台フィルの指揮者になりました。もう早いもので5年目のシーズンを迎えました。「第二の故郷」と言ったら言い過ぎでしょうか。
ホテル住まいではありますが、生来の喰いしん坊なので、ひょっとしたら仙台の地元の人より美味しい店には詳しいかも知れません。
仙台は本当に美味しい食材に恵まれていると思います。
海の幸!
僕の友人たちは仙台の話をすると必ず「牛タン、美味しいんでしょ。」と来る。
僕はいつも半ばうんざりしながらこう答えます。
「もちろん美味しいけれど、それは広島の人に向かって『お好み焼き』や『もみじ饅頭』のことだけを話題にするのと一緒だよ。」
友人たちは、一様に納得してくれます。
広島だって瀬戸内の海の幸に恵まれ、県の東北に位置する西条では美味しいお酒が醸されているのです。
昨夜も訪れましたが、「流川(ながれかわ)」という一大歓楽街があり、美味しい食べ物やお酒や、もしかしたら美しい女性と一緒にお酒を飲むなんてことを求めて多くの人たちが集まっています。
あれっ!
仙台と広島、似てませんか。
内海と外海の違いこそあれ、海の幸に恵まれ、おまけに「牡蠣」が名産。
美味しい県内産の日本酒も数知れず。
かたや中国・四国地方の中心地、仙台は東北6県の中心、
プロの野球チームやサッカーチームもあり、そして
プロのオーケストラがある!
実はこれが言いたかった!
日本にはプロのオーケストラがいくつあるかご存知ですか。
30を少し超えるくらいです。
これを多いと取るか少ないと取るかは議論の分かれるところではありますが、
首都圏に13のオーケストラがあることを考えると、地方都市でオーケストラ活動を支えている街はそう多くないということなのです。
ここまでは共通点ですが、仙台にあって広島にないもの。
もうお分かりですね。
せんくら
です。
100を超えるコンサートをリーズナブルな値段で楽しめ、1日にいくつも「はしご」することが可能。
仙台フィルも毎年出演しています。
今年はショパン・イヤー。仙台が世界に誇る『国際コンクール』の覇者たちによるショパンのコンチェルト、地元宮城県出身のソリストによるコンチェルト、そして僕と仙台フィルが集中して取り組んでいる『ドイツロマン派』の名曲選、もちろん恒例の「第九」も素敵なソリストと、仙台市民の有志からなる合唱団の演奏を存分にお楽しみください。
さあ、今日は広島交響楽団の2日目のリハーサル、明日の本番に向けてテンションを上げていきたいと思います。
行ってきます!
山下一史(指揮)
さて、1週間にわたって書かせて頂きましたが、楽しんでいただけましたでしょうか♪?
僕という人間を、そして音楽を、少しでも身近に感じて頂ければ幸いです。
これだけいろんなテーマを設定して文章にしてみても、自分が感じていることや考えていることの1割くらいしか表現出来てないんじゃないか、という気がしてきます。
これがまた不思議なもので、音楽家は音を出すとそれが全部いっぺんに外に出てきたりするんですよね。
雰囲気を見て音を聞けばだいたいその人の性格から生い立ちから今の環境まで分かるものです。
音は嘘をつかないですね。
せんくらではどんな音が出るかなぁ。
またそれまでにいろんな変化があって、その場でもいろんな感情があって、必ずその時にしか出ない音が出る。
どんな演奏会になるのか、今から楽しみです♪
それでは、長い間読んでくださってありがとうございました。
是非仙台でお会いしましょう!!
松本和将(ピアノ)
せんくらは、クラシックのフェスティバルなのですが、小松氏はもちろんクラシックの曲を演奏するわけではありません。
タンゴですので、ちょっとジャンルは異なりますが、タンゴとクラシックはわりと共通点もあります。
実際、クラシックの音楽大学を卒業した演奏家の方がタンゴのバンドで活躍しているという例はたくさんあります。
何が一番似ているかというと、アドリブではなく、完全に書かれている譜面に沿って演奏するということです。
これは皆さん、結構意外に思われるのですが、そうなんです。
ですので、小松さんは、いろいろなバンド編成で新しい曲を演奏する場合、ほとんどの譜面を自分で作成しています。
11人編成の譜面作成など、考えただけで私はぞっとしますが・・・。
ですので、コンサートのない日はほとんどアレンジと譜面作成に費やしている小松さんです。
P.N.せんべい(小松亮太マネージャー)
3日間連続で行った、スクールコンサートが無事に終わりました。
2日目のブログに書いた、市長さんとお会いした日に受けた新聞とテレビの取材が、記事になり、放送されました。
その記事&放送をご覧になった、この数年間で演奏させて頂いた、宮城県内のホールスタッフの皆様、コンサートにいらして下さったお客様等から、沢山の、コンマス就任への温かなお祝いメッセージを頂きとても嬉しくなりました。
(スクールコンサートでも、生徒さん達から「見たよ〜!」と声をかけて頂きました)。皆様どうも有難うございます。
宮城県内、あちらこちらで弾かせて頂きましたが、どこの方も心温かく、またさりげないお心遣いをして下さり、演奏に集中出来る環境を整えて下さいました。
2006年にせんくらに参加させて頂いた時も、スタッフの方に大変お世話になり、従姉の礒絵里子、そして共演者のギターの福田進一さん、ピアノの浦壁信二さんと、楽しんで演奏させて頂いた事を思い出します。
満席のお客様の何と温かかった事!(仙台フィルのお客様も、とても温かいです♪)。
仙台で、せんくら、国際コンクールが成功しているのは、スタッフ、ボランティアスタッフ、演奏者、そしてお客様の、“クラシック音楽を心から愛する気持ち”に溢れているからではないでしょうか。
特にクラシック音楽には、想像力を豊かにし、悲しい時には慰め、疲れた時には癒してくれ、楽しい時には盛り上げてくれるパワーがあります。
クラシック音楽を聴くだけで、その作品の時代にタイムスリップした気にもなり、旅行した気にもさせてくれるし、植物や動物(人間も??)がすくすく育つ、なんて事もあるなんて、すごい事だと思いませんか?
今年のせんくらでは、コンマスでの出演の他に、ソロでも演奏させて頂きます。
私が担当するヴィヴァルディの四季「春」は、特に風景が浮かんでくる、バロックを代表する、素晴らしい作品!
ヴァイオリンで小鳥の鳴き声も出しますよ。
どんな小鳥になるでしょうか?? 私自身、楽しみです。
今日で私のせんくらブログは終わり、指揮者の山下一史さんにバトンタッチです。
読んで下さり、どうも有難うございました。
普段書いているブログhttp://yaplog.jp/miho1017/もご覧頂ければ幸いです。
それではせんくらでお会いしましょう!
ヴァイオリニスト 神谷未穂
昨日から広島に来ています。
実は僕は広島生まれで、中学3年の時に東京に出るまでここ広島で過ごしました。
上京した後も、両親をはじめ親戚のほとんどが広島に居たこともあって、年に何回かは必ず広島に「帰って」いました。
しかし大学卒業後ドイツに留学して、その後日本に戻ってからも東京に居を構えたこともあって、広島に「戻って」住むということはありませんでした。
広島には広島交響楽団という素晴らしいオーケストラがあり、幼少のころから親に連れられて聴きにいっていました。
その当時から指揮者に憧れていた僕は、その当時の常任指揮者でいらした井上一清先生や事務局に手紙を書いたりする、ちょっと大胆な子供でした。
ドイツ留学から戻ってすぐに、新人演奏会の指揮をさせていただいたのがもう20年以上前のことになります。それからは「仕事」で帰ってくるようになりました。
「生まれ故郷」っていいなと、最近つくづく思います。
街も人も少しずつ変化しているのですが、それは当然のことで、でもその中で変わらないものがある。そして育まれていくものもある。
昨夜たまたま秋山和慶先生の指揮する広島交響楽団の演奏会があったので聴きに行きました。ここ何年かこのオーケストラを指揮させて頂いて感じるのは飛躍的にそのクオリティーが向上したことです。勿論比べるべくもありませんが、僕が幼少の頃、プロ化されて間もなくの広響とはまさに隔世の感があります。
演奏会の後、もう40年にもなろうという付き合いの餃子屋さんで食事しました。
僕が小学生の頃、見習いだった若い「兄ちゃん」が、もう白髪混じりの「おじちゃん」です。でも変わらずその元「兄ちゃん」が鍋をふるって料理をし、餃子の味は天下一品です。
19日に開催される広島交響楽団の演奏会のリハーサルが、今日から始まります。
プログラムは、ブラームスの1番のシンフォニー、ソリストに田村響君を迎えてモーツァルトの21番のコンチェルト、そしてシューマンの「ゲノフェーファ」序曲。
「ゲノフェーファ」はシューマンの書いた唯一のオペラで、上演される機会は少ないのですが、今年はシューマン・イヤーということもあって、ヨーロッパの歌劇場でも取り上げられています。
実は来年2月、新国立劇場での東京室内歌劇場の公演で、日本初演を指揮します。
でもこの広響のプログラムは、それが決まる前に決まっていたのです。
何たる偶然!!
それでは、行ってきます!
山下一史(指揮)
今年はショパン生誕200周年。
ピアニストにとっては少し特別な年です。
小さいころからショパンばっかり弾いてました、というピアニストは決して少なくないと思いますが、ご多分にもれず、僕もそのうちの一人でした。
今までで一番たくさんの作品を演奏した作曲家は誰ですか、と聞かれたら、間違いなくショパンと答えられるくらい、たくさんショパンと触れ合ってきました。
偉大な作品というのは不思議なもので、その作曲家がどういう人間だったのか、というところまで肌で感じられるほど、いろんなものが伝わってくるものです。
シューマンはきっとこの時こんな風に悲しんでいで、でも愛に溢れていて、リストはきっとその時こんなに輝いていて、でも心のどこかに空虚なものを抱えていて、とか、伝記を読まなくてもその曲の中に自分が深く沈んでいけばいろいろと見えてくるものなんですが、しかし、ショパンだけはどれだけたくさんの作品を弾いても、
なぜか最後の最後でドアをパタッと閉じられてそこから先を見せてもらえないような感覚をずっと持っていたんですね。
自分なりのショパンの弾き方も確立出来ていたし、誰の弾くショパンがいいというようなのもかなりはっきりしていたし、もちろんショパンの人生やエピソードも知っていて、いろんなことが分かっているような気がしているのに、それでも、ショパンはどういう人ですか、と言われたら一瞬答えに困ってしまうような、そんな感覚でした。
それが、2年前に初めて幻想ポロネーズを弾いた時に、ショパンの目の前に立っていた氷の壁がスッととけてなくなったような感覚を味わったんです。
そうか、ショパンはものすごく鋭い痛みや淋しさを持っていたけど、それと同時に大きなプライドもあって、
簡単に心の一番奥の弱い部分を人に見せることは出来なかったんだ。
そう思った瞬間、全部が自分の中でつながって、ようやくショパンという一人の人間を少し理解出来たような気がしました。
その後で弾くと、今まで弾きなれたはずの曲が全部違った意味を持って波のように押し寄せてきて、ますます彼の描く世界の虜になりました。
特に、ソナタ3番では今まで自分はいかに分かっていなかったか、ということを痛感させられました。
好きな曲ではあるけれど、どこか冗長なところもあるなぁ、くらいに思っていたんですが、とんでもない。
ショパンの全作品の中でも1,2を争う名曲で、その感傷的な世界観を持ったまま、ベートーヴェンにも匹敵するような壮大さをこの曲で彼は手に入れたんだ、と思うようになりました。
まだその世界を完全に表現できるかどうか分かりませんが、とにかく聞いて下さる方にこの曲の素晴らしさを伝えたい。
そんな想いでプログラミングしました。
ショパンの魂の願いが、一人でも多くの方に伝わればいいなぁ。
松本和将(ピアノ)