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SENCLA BLOG

ブログ

伝田正秀
2006.06.05

2006年06月05日 

私のヴァイオリン・メモ(2)
ストラディヴァリウスの本当のゴールデン・ピリオド(黄金期)とは?

一般的に言われているストラディヴァリウスの製作年代は———

最初期(一六七九〜一六八九年)アマティから独立し、自分の型を確立した時期で、一六八〇年以後が特に良いと言われています。

ロング・パターンの時期(一六九〇〜一六九九年)胴体の長さが約八ミリ長くなり、ブレッシア派の影響を強く受けた時期。

ゴールデン・ピリオド・黄金期(一七〇〇〜一七一六年)アマティのグランド・パターンを改良したもので、この時期の代表作には『メシア』があります。

円熟期(一七一七〜一七二八年)カルロ・ベルゴンツィをはじめとする十名前後の弟子を抱えていた時期で、かなりの量産をしていたと考えられます。

老年期(一七二九〜一七三七年)
———私はこの老年期と云われる時期こそが、あるいは本当のゴールデン・ピリオドなのではないか、と考えています。確かに工作技術は多少なりとも衰えを見せてはいますが、この時期には二人の息子をのぞいては、ほとんどの弟子が彼の下を去り、ほとんどの作業を一人で行ったと思われます。そして、この時期の作品は、ともかく音が素晴らしいのです。

その証明として、以下に述べる名演奏家がこの時期の作品を愛奏しています。
クライスラー 一七三四年と一七三三年。
ハイフェッツ 一七三三年の作品をクライスラーから譲り受けた。尚、彼は一七三四年の作品を持っていた。
メニューヒン 一七三三年。
ジンバリスト 一七三三年。
フーベルマン 一七三四年。

これだけのそうそうたる世界的名ヴァイオリニスト達は、いつでも彼らが望さえすれば、一七〇〇〜一七一六年のイワユル」ゴールデン・ピリオドの作品を手に入れることのできる立場にあったのですが、彼らは揃いも揃って、老年期の作品を最上のものとしたのです。

故に私は、本当の黄金期は、最晩年にあったのかもしれない、という仮説をもつのです。尚、製作者からの立場で云わせていただけるとしますなら、何年〜何年という線で区切ったような時期なるものが存在するとは決して思えないのです。

ヴァイオリン製作家 中澤 宗幸

高山圭子
2006.06.05

2006年06月05日 

前回ウィーンの話が出たので、ウィーンと言えばと、私がどうしても話しておきたい方のことをこの場を借りてお話しさせていただきたいと思います。

私には、初めてウィーンに行った時からずっとお世話になっている方がいます。ウィーンに留学したことのある方なら知らない人はいないというくらい有名な台湾人の方で、みんなから”お母さん”と呼ばれています。お母さんは日本語が上手で、ウィーンで“弁慶”という日本食レストランとペンションを経営しています。

それこそ今をときめくたくさんの著名な音楽家の方たちが、お母さんのレストランへ足を運び、飢えをしのいでいたらしいです。私もその中の一人で、今でも、ヨーロッパに行った時は何の用もなくとも、ウィーンへ立ち寄り、お母さんの日本食を食べに行くのが習慣になっています。行くと必ず注文するのが、“鳥のから揚げ”と“餃子”そして、お母さんがいつもサービスしてくれる“味噌ズッぺ”(味噌汁の事です)。

日本ではありがたくもなんともないこの味噌汁が、外国では、感動を誘う食べ物になるのですから不思議です。そして、お母さんの独特の日本語。お母さんの口癖は、“確かにい〜”と“メイビー”。この言葉を聞くと、あー、ウィーンだなあ、と感じる私は変でしょうか?長く滞在していた事もありますが、ウィーンに着いた時は、家に着いたかのような安堵感があります。それはきっと、このいつも行くと笑顔で迎えてくれるウィーンのお母さんがいるからでしょうね。

高山圭子(アルト)

伝田正秀
2006.06.04

2006年06月04日 

皆さまこんにちは(^-^)

仙台に引越しをして早くも6ヶ月目ですが、仙フィルでの毎日は活気があり、充実しているのもあって、すっかり仙台が好きになりました。

この素晴らしい音楽祭が催されることを大変嬉しく思い感謝しています。

演奏会で皆さんにお会いできること、多くの素晴らしいアーティストを聴き歩けるのが待ち遠しいのですが、今回せんくらブログに載せて頂けるということで、現在ストラディヴァリウスを貸与してくださっている中澤宗幸さん(アルテ工房)のコラムをご紹介したいと思います。ウィーンに日帰りで行ってしまうような活力のあるユニークな方で、先日モーツァルト協奏曲全集のCDを発売されたヴァイオリニストの中澤きみ子さん(師匠)と共に、私にとって中澤ご夫妻は親の様な存在です。ヴァイオリン弾きには心が満たされる楽器を持つことは非常に難しく、知れば知るほど魅力的で奥が深い世界ですので、このコラムを楽しんで頂ければ嬉しいです。

伝田正秀

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私のヴァイオリン・メモ(1)『楽器のロールス・ロイス』

ストラディヴァリ作のヴァイオリンをたとえて言えば、———
車なら『ロールス・ロイス』、宝石なら何十カラットもするような『ダイヤモンド』、近代絵画で言えば『ゴッホ』とでもいうしかありませんが、ともかく楽器の分野における『帝王』といっても過言ではありません。

ストラディヴァリは、一六六四年に生まれ、十三歳で当時の名工といわれたニコラ・アマティに入門し、二十三歳で独立。この時ストラディヴァリは、すでに彼の師であるニコラ・アマティをも凌ぐ力量をもつにおよび、九十三歳で没するまで、名器を作り続けた名工中の名工で、まさしく『ザ・キング・オブ・ヴァイオリン』の名に恥じない人物でした。

現在、世界的に高名なヴァイオリニストは、ほとんどがストラディヴァリを愛奏し、持つことを夢見ております。さらに、ストラディヴァリは、年々価格が跳ね上がるので、インフレ・ヘッジとしてコレクターの興味を引きつけております。

ストラディヴァリの作品にニック・ネームがついているのは、その多くが十九世紀のヴァイオリン・ディーラーが名付けたか、あるいは過去の持ち主の名を取ったものであります。

ストラディヴァリの同時代の名工をもう一人あげるとすれば、グァルネリ・デル・ジェスという製作家がおります。『ストラド』か『デル・ジェス』か、ということになれば、その音質は対照的であり、優劣つけ難く、個人の好みということになりましょう。

ヴァイオリン製作家 中澤 宗幸

高山圭子
2006.06.04

2006年06月04日 

初めまして、アルトの高山圭子と申します。

この度仙台クラシックフェスティバルに出演させていただくことになりまして、本当に嬉しく、楽しみにしています。これを機会に是非高山圭子の名前を覚えていただきたいな、と思います。

今回はバヤン奏者のアレクサンダー・シェブチェンコさんとピアニストの石川祐介さんと共演させていただくリーダーアーベントと、第九でのアルトソロを担当させていただきます。素晴らしい共演者の皆さんとご一緒できる事を本当に感謝しています。

ウクライナ出身のバヤン奏者、アレクサンダーさんとは今回で4回目の共演となります。彼との出会いは、留学先のウィーンで、たまたま私がアレクサンダーさんの演奏を聴く機会がありまして、そのときに、「なんてすごい楽器なんだろう!!!」と感激したところから始まります。そのとき私はアレクサンダーさんの”手”にオーラを見たのです。それまで、聴いたことも見たこともなかったその楽器に魅了されたのです!

アコーディオンというと、なんとなく民謡なんかには合う素朴な楽器というようなイメージがあったのですが、私が聴いたのは、それとは違うまるでパイプオルガンのような音色、そして時にはオーケストラのようにも聞えてくる、なんて不思議な楽器なんだ!と、そして聴いてるうちに、いつかこの人と一緒に演奏をしたいと思うようになりました。

それから数年が経ち、いろんな縁が重なって、夢が叶いました。それ以来何度か共演させて頂いて、今回このような素晴らしい機会を与えていたことに、目には見えない縁のようなものを感じます。

いつもはピアノで演奏している曲をバヤンの演奏で歌います。自分で言うのも何ですが、なかなか素敵だと思います。是非アルトとバヤンという異色コンビですが、遊びに来てみてください。もちろん素晴らしい石川さんのピアノもお楽しみに!!

高山圭子(アルト)

下山静香
2006.06.03

2006年06月03日 

先日、ある天才即興ピアニストのライヴに行ってきました。場所は、ギャラリー&ライヴカフェといったらよいのでしょうか。地下にでもあるのかな?と想像していたら、ごく普通の道路に面して、飛び込みでもふらっと気軽に入れそうな雰囲気。ちょっと遅れて入ったのですが、ライヴはまだ始まっておらず、お客様はすでにお酒を飲みながらリラックス。出演アーティスト本人も、そのなかに自然に混じって談笑しています。しばらくすると彼は、これまたごく自然にピアノの前に座り、弾き始めは音を探すように、それから気持ちのままに、音楽の糸を紡ぎだしました。

そのインプロヴィゼーションは素晴らしく、自分のなかから音楽を発しているようでいて、その場に流れる「気」とも常に交信している感じ、その交信によってまた音楽が触発され、満ちたり、ひいたり、またうねったり。そのグルーヴが、なんとも気持ちよいナチュラル・ハイを誘うのでした。
実は、クラシック音楽の舞台でも似たようなことがいえるんです。普段の何十倍も神経が敏感になっている状態のステージ上の奏者には、お客様からの「気」はびんびん届きます。自分が奏でている音楽に集中している状態にあっても、お客様と自分とのあいだに流れている「気」というのは、身体で(第六感で)感じられるものです。そしてこの“気のキャッチボール”がうまくいったとき、自分が意識して仕掛けたというのではない、なにかがのりうつったような演奏になることがあります。そんなことが起きるから、ステージはやめられないのですね。

彼の場合、なにしろ即興で音楽を誕生させて命を吹き込んでいくのだから、ものすごいエネルギーが放出されるわけです。そして生(なま)の音楽というのは、生まれたそばから消えていってしまうもの。そのとき居合わせた人間だけしか味わえない、まさに一期一会の音体験・・・刹那的かと思いきや、そんなたった一度きりの音が、一生、心のなかに刻まれたりする。不思議ですね。

この日のライヴは、私のモーツァルトにも何かのヒントを与えてくれそうです。思えばモーツァルトその人だって、よくこんな風に、即興で音楽していたに違いないのだもの!
楽器の状態、その日の天気、自分の心境、お客様の層などの様々な要素で、同じ曲でも二度と“同じ演奏”にはなり得ない、それがライヴの醍醐味。皆さんと「せんくら」で、ライヴの楽しさをともに感じることができたら、とても嬉しいです。

それではまた、仙台でお会いしましょう!一週間おつきあいくださり、どうもありがとうございました。〔今日の写真は、林喜代種さん撮影。〕

下山静香(ピアノ)

 

園城三花
2006.06.03

2006年06月03日 

あ〜とうとう7回目になっちゃいました。今後はもう仙台でお目にかかるしかございません!

私のホームページは毎月1回更新してますので、たま〜にのぞいていただけたら嬉しいです。
www.geocities.jp/mikaenjo/ 

10月7日に催す『名作と名曲“かえるの王様”』も、いろいろ趣向を凝らしますのでお楽しみに。

今年はモーツアルトイヤーでもあるので、フルートとハープのコンチェルトを2人でやってしまうという、ひょっとしたら無謀??な試みもございます。でもご心配なく。なかなかコンパクトにできていて、我ながら「元々こんな曲じゃなかったの〜?」と思う出来です。あとはモーツアルトが怒って出てこないように祈るばかり・・・。河合先生とのセッションも楽しみ。憧れの先生ですから、ドキドキしちゃうかも??

それでは、仙台での美味しい夕食!!?と秋晴れの日々を願って—。

皆様方と会場にてお会いできますことを楽しみにしています (^-^)/  

園城三花(フルート)

下山静香
2006.06.02

2006年06月02日 

先週このブログに登場したギターの福田進一さんが、“ステージ衣装”について書かれていましたが、確かに衣装って悩みの種。持っていくのも大変だし、保管するにも場所をとる・・・。もちろん、「どれにしようかな」と選んだりするのは楽しい悩みなのですけれど。ちなみに、我が家の6畳和室の3畳分はステージ衣装で占領されています(この和室、お客様が泊まりにいらしたときのゲストルームにしているのですが・・・だんだん申し訳なくなってきました)。
女性の演奏家同士ではよく、「男性はとりあえずタキシードがあればいいんだから、楽でいいわよね〜ぇ」という話をしていたのですが、福田さん「タキシードってとっても演奏しづらい」と書かれていたので、なるほど〜、私ったら知りもしないで暴言をしてしまったのね、と反省しました。それに、長袖シャツの上に長袖上着という装いでスポットライトを浴び、しかも演奏するのだから、きっととっても暑くなってしまうのだろうなぁ。

私が初めてステージ衣装で新鮮な印象を受けた男性演奏家は、チェロのミーシャ・マイスキーさんでした(もちろん衣装だけではありませんが)。前半と後半で衣装替えもあって、今では特に珍しくなくなりましたけど、あの当時「おぉぉ〜!」という感じでしたよね。

実は私も、これまでいろいろ試してきました。ミニで弾いてみたり(座るとさらに上がってしまうので、ちょっと恥ずかしかった)、着物で弾いたり(驚くなかれ、なかなか弾きやすいのですよ)、それこそタキシードを着たこともあるんです(このときは、宝塚の方が作られたものをゲットしました。上の写真は、その本番後)!着物とタキシードというのは、主催側のご希望だったのですが、「“女性ピアニストといえばドレス!”に慣れたお客様は、どんな反応をなさるかしら・・・」と、ちょっぴり気になりながらの冒険でした。

普段の洋服でもステージドレスでも、私がとても大事にとらえているのは、「色」です。自分の気分と、その日の陽気と、そしてステージ衣装なら演奏するプログラム曲目や作曲家に、一番しっくりくる色。でもあまりにピッタリとはまりすぎると、面白みがなくなってダメなわけで、そのへんはもう、自分だけの微妙な直感の世界なのですが。
例えば10年ほど前だと、黒いドレスは選べなかったりしました。なぜかというと、その黒の世界に引き込まれて気分が下がってしまうような気がしたから。今は、多少なりとも成長した分、黒を着ても負けなくなっていると思いますが、それでも、心身が少々弱っているようなときには避けるほうがよさそう。赤を着ると、血が躍るというか、攻めのモードに入れる(闘牛みたい!?)ので、気分を高揚させたいときに登場するのはやはり赤ですね。黄色系は、ナチュラルな自分になれるような気がしています。

でもこれからも、「この色はこう」と決めすぎずに、いろいろ試していきたいと思っています。ちなみに今私が好きなのは、モーヴ色やキウィ色です?・・・キウィ色のドレスって、着るとどうなるのかな?

下山静香(ピアノ)

園城三花
2006.06.02

2006年06月02日 

イソップの北風と太陽は大概ご存知ですよね。今やちょっと政治の色さえ感じちゃいますものね。でも今回の演奏会はそんなことは全然ありません!厳しさよりもやさしさが人の心を動かすというストレートなメッセージだけを込めた内容です。

「名曲と名作」という催しは京都コンサートホールにて、子ども向けの演目として、頭をひねって練り上げ開催したものでしたが、蓋をあけてみるととても多くの大人の方々がおみえになり、楽しんで下さいました。そこで、これをさらにブラッシュアップして仙台のみなさんにお楽しみ頂きたく思っています。

私が朗読を担当し、ハープのアイリンさんがクラシックの名曲といわれているものの中からお話しの内容に合わせて演奏して下さいます。私も話しながら時々効果音的なものやフルートの名曲をお話しの合間に挟んで進めていきます。

北風のテーマ、太陽のテーマは誰の曲なのか、はたまた「私なら太陽のテーマはあの曲にするワ」などなど、いろいろ想像して聞いて頂けたらよりおもしろいかと思います。自分で言うのもなんですが、音楽と言葉が一体となりお話がより胸に迫ってきます。是非体験しに来て下さいね。 

園城三花(フルート)

下山静香
2006.06.01

2006年06月01日 

昨日“冷え性話”をしましたが、そんなわけで私の生活にお風呂は必須。どんなことがあっても、入浴して温まらない限りは就寝に至りません。 ヨーロッパにいても、日本のものは、特にな〜んにも思い出したりしないのだけど(薄情ですか?)、唯一恋しくなるのが、そのお風呂。これはほんとに、「日本に生まれてよかった!」と思えますね。スペインやフランスの人に“お湯につかる”ことの心身への効能を説明してみたことがあるけど、あまりピンとこないみたいでした。しかも、温泉で、知らない人たちと水着もなしで同じ湯船に入るなんて考えられないという人も。う〜ん、実際に体験すればきっと、気に入ってもらえるんだけどなぁ。

さて、お友達の中には、全国津々浦々、名湯秘湯を訪ねている温泉マニアもいるんですが、私はもっとテキトーな温泉好き。そんなにたくさん行けるわけでもなくて、今年これまでに行ったのは、長崎の島原と雲仙、群馬の伊香保くらいです。

「温泉」といってもいろいろ、泉質と、体質や肌質との相性もあるからおもしろいですね。雲仙が硫黄質で、ちょっと強いかなという感じがしたもののそのときは気持ちよく楽しんだのですが、東京に帰ってきたら、足の肌がすごく赤くなって荒れてしまいました。「お肌に効く温泉に入ってきたのに何故?」と思ったら、弱っていた肌が硫黄でかぶれてしまったらしいです。ともあれ、自分の症状に合ったお湯に入っているだけで療養ができるなんて、すばらしい自然の恵みですよね。

実は今日、仙台に行くんですが、ついでに作並温泉に寄ってきます!温泉のある土地でコンサートがあるときは、必ず本番前に温泉に入るのですが(芯から温まって冷めないし、リラックスもできて最高!)、「せんくら」開催中は、きっとそんな時間はないので、今回先に味わってきます。仙台には作並のほか、秋保温泉もありますよね。仙台市民でない皆さんも、温泉つきで「せんくら」を楽しみにいらっしゃいませんか?

では、行ってまいりま〜す!

*写真は、28日まで大宮で開催されていた写真展「ボックリ博士の音楽仲間」にて。私の演奏写真もたくさん展示されていたんですよ*

下山静香(ピアノ)

園城三花
2006.06.01

2006年06月01日 

アトピーに苦しんでいた時は精神的に一杯一杯で、本を読もうとか人に相談しようなんていう余裕もありませんでした。自分の中でいかに病とつきあうか折り合いをつけ消化できて、しばらくしてからようやく臨床心理士の存在や臨床心理学の本を手にしました。

そこで出会った本の著者が河合隼雄さんでした。同じ京都ですし、河合先生はフルートも演奏されますから、どうして今まで知らなかったか自分でも不思議に感じました。もっと早くに手にしていたらあの辛い時期をもっと楽に過ごせたかもしれないのに・・・。

でもその先生と今回仙台でごいっしょできることになりました!! 著書は何冊も読んでますし(どこまで理解できているかは不安ですが)、育児にまつわる本なども生活の中でとても参考になります。先生がされるお話しに今からすでにワクワクしています。

それに今回、このフェスティバルのパンフレットをみたら自分も出演するのにおかしいかもしれませんが、足を運んでみたい演奏会や講演会がたくさんあります。

自らも出演するから忙しいだろうと想像していますが、「これはよその公演も見に行かなくちゃ。」とチェックを入れて楽しみにしています!!

 園城三花(フルート)

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