ベートーヴェン 3

2014.10.02| 横山幸雄

僕にとってベートーヴェンとショパンは重要な作曲家であり、活動の2つの柱といえる。ショパンが友人のような親しみを感じる作曲家であれば、ベートーヴェンは神のような存在であり、強靭なエネルギーを感じる。ベートーヴェンの旅は2020年まで、「ベートーヴェンプラス」シリーズで毎年テーマを持って取り組んでゆく。そして今や5月の連休の恒例ショパンは、ショパン生誕200年の2010年からスタートさせて、来年は6回目となるが、この企画の発想のもととなったのは、そもそも、2005年にジャパンチェンバーオーケストラと演奏したベートーヴェンの5つのピアノ協奏曲を一気に演奏したことにあるから、やはり、ベートーヴェンとショパンは僕にとっては、幼い頃からどこかで繋がっていたのだろう。

今回のせんくらでは、昨年までのショパンに引き続き、ベートーヴェンのピアノソナタをプログラムにした。「悲愴」と「月光」と「テンペスト」は子どものころから演奏し、デビューしてからこれまで数え切れないほどリサイタルのプログラムに取り上げて、その都度作品の奥深さを感じている。「ワルトシュタイン」も長年弾き続けている作品で、小学5年生のときに第1楽章を演奏したが、弾いていてただただ楽しくてしかたなかった。そして、「熱情」はパリに留学してから学んだが、CDに2度の録音で取り上げた思い入れのある作品だ。

ベートーヴェンが好きな方にはもちろんのこと、僕のショパンを気にいってくれた方には是非とも、せんくらで僕のベートーヴェンを聴いて、音楽のもつエネルギーを感じてもらえれば嬉しい。

横山幸雄

ベートーヴェン 2

2014.10.01| 横山幸雄

ベートーヴェンの作品は、1998年~99年に作品番号のある全ピアノ曲に1年かけて取り組んだ。昨年からスタートした「ベートーヴェンプラス」では、それ以来取り出す作品も多い。今回の「初期のソナタの諸相」でも時間をかけて作品に寄り添うべく練習の日々を重ねた。ベートーヴェンの若い、まだ耳の病にかかる前に書かれた作品はそれぞれに、異なる個性を持ち、異なる輝きを放っていて、確かにこれから華となる熱情ソナタや悲愴ソナタなどの大作を生み出してゆくひたむきさがある。スタンディングオーベーションにこたえてアンコールには、悲愴ソナタの第二楽章をえらんだ。ベートーヴェンが耳の病に不安を持ちはじめる葛藤の時代に書かれた作品であり、来年のシリーズのプログラムの中心に置かれる作品のひとつとして。あとのプログラム構成はこれからのお楽しみだ。

横山幸雄

 

ベートーヴェン 1

2014.09.30| 横山幸雄

ベートーヴェン生誕250年の2020年にむけた企画「ベートーヴェン・プラス」を東京オペラシティコンサートホールで昨年からスタートさせた。Vol.2の今年は9月23日に「初期のソナタの諸相」と副題をつけて行われたばかり。「ソナタ」をキーワードにして、ベートーヴェンの1番、2番、3番、4番のソナタに、2つのロンド(Op.51)、失われた小銭への怒りの愛称で知られる(ベートーヴェンがつけたわけではないが)ロンド・ア・カプリッチョ、それに、ソナタ19番、20番を演奏。そして、コンサートの後半部分にプログラムした「プラス」部分には、いずれも最初のソナタである、ショパンの第2番、ブラームスの第2番、そしてコンサートの最後には、シューマンの第1番のソナタを演奏した。もちろん、普通の2時間の演奏会におさまるはずもなく、開演11:00 終演は17:00近くになった。ショパンもブラームスも2番であるが、最初に書いた作品はこの2番のほうである。

僕はプログラムの構成を考えている時がとても楽しい。ベートーヴェンプラスの今回の演奏を聴いて、皆さんが音楽の素晴らしさや面白さを感じたり、思いもよらない発見をしてくれたら嬉しいのだ。

横山幸雄

 

お祭り

2014.09.26| 仙台フィルスペシャルカルテット

さて、私の担当は今日が最終日。少しPRをして終わりましょう。せんくらのPRイベントがいろいろ行われている中でも、かなり最後の方の催し物になるのではないでしょうか。

9/28(日)ぶらんどーむ一番町(Forus前のあたり)で、「ばんぶらぁぁとふぇすた」というお祭りがあるそうで、そこで特設ステージによる、せんくらPRのミニコンサートがあり、ヴァイオリンの曲をご披露致します!

演奏は、①13:20~13:50、②14:20~14:50 の二回で、サラサーテのカルメン幻想曲や、アルベニスのタンゴなど、せんくらの今年のテーマ、スペインの作曲家を集めました。

しかも、ピアノと打楽器が入っちゃう(^O^)/
カスタネットや他の小物もコラボレーション出来るかも…と、計画中です。

ふらっといらっしゃいませんか?ワイン試飲とかあれば最高なんですが(^-^;

せんくらでも、コンサートの合間はロビーなどでお客さんに混ざってコーヒー飲んでいたりします。お気軽にお声がけください。
今年も会場でお待ちしています。

仙台フィルハーモニー管弦楽団

ヴァイオリン奏者 小川有紀子

コンチェルトの愉しみ

2014.09.26| 山田和樹

一公演目:
・ショパン/ピアノ協奏曲第1番(牛田智大さん)
ピアノの詩人と言われたショパンの協奏曲だけあって、ピアノの超絶技巧が光る曲になっています。オーケストラは控えめに書かれているのですが、それでも演奏には繊細な神経が要求されます。若さ溢れる牛田さんの瑞々しいショパンに期待大です。

ニ公演目:
・シューマン/チェロ協奏曲(山崎伸子さん)
今回、僕のたっての希望が叶い、山崎さんと仙台で共演できることになりました。山崎さんの奏でる音楽はどこまでも深く、独特の温かさがあります。僕はすっかり山崎さんのファンになってしまい、今回の共演に繋がりました。
決して派手な曲ではないのですが、ソロもオーケストラもその内面性が問われる名作です。

三公演目:
・モーツァルト/クラリネット協奏曲(ダヴィット・ヤジンスキーさん)
モーツァルト晩年の傑作。一音一音が宝石のようで、いつも演奏中には時間が過ぎ去っていくのをもったいなく思う曲です。僕が震災後に初めて日本で演奏した曲目でもあるので、特別な想いもあります。仙台フィルの誇る名手、ヤジンスキーさんの妙技に注目です。
・ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」(小山実稚恵さん)
言わずと知れた名曲「皇帝」。オーケストラが冒頭に奏でる和音で、いかに風格を出せるかが指揮者の腕になってきます(自分へのプレッシャーになってしまいますが)。小山さんとは過去に2度共演させていただきましたが、ベートーヴェンでご一緒するのは初めてになります。「皇帝」という名曲にどのようにアプローチなさるのかとても楽しみです。

四公演目:
・モーツァルト/ピアノ協奏曲第25番(ヴァディム・ホロデンコさん)
ホロデンコさんとは仙台フィルの定期演奏会でもご一緒して、その模様はCDでも発売されています。彼独特の音楽観と世界観がどのようにモーツァルトの音楽と化学反応を起こすのか、一ファンとして楽しみで仕方がありません。彼ならではの繊細なピアニズムが聴かれるでしょう。
・メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲(松山冴花さん)
名曲中の名曲。魅力溢れる冒頭を「窓を開けたら闇が入り込んできた」と形容した友人がいました。華麗さから物悲しさまで、叙情性がたっぷり詰まった作品です。松山さんとは初共演。ホロデンコさんも松山さんも、仙台国際音楽コンクールの慧眼を証明する存在と言えるでしょう。

五公演目:
・サラサーテ/カルメン幻想曲、ツィゴイネルワイゼン(大江馨さん)
両曲共に、ヴァイオリンの超絶技巧が要求されます。お馴染みのメロディーがどのように展開されていくのか、若きヴィルトゥオーゾ・大江さんの姿から目が離せなくなるでしょう。
”第九”と共に「せんくら」フィナーレを飾るのにふさわしいプログラムです。

素晴らしいソリストの方々とお送りする”協奏曲づくし”とも言える「せんくら」公演、皆さまに会場でお会いできるのを楽しみにしています!!

山田和樹

 

3日目

2014.09.26| 松坂優希

皆様、こんにちは。

松坂優希です。

 

先週末、仙台にてピアノフォーラムという音楽祭が開かれ、受講してきました。

オリヴィエ・ガルドン先生、菅野潤先生、ヨハン・シュミット先生、庄司美知子先生……と国内外で活躍する4人のピアニストの方々からそれぞれ素晴らしい講義を受けることが出来、また常に豊かな音楽溢れる環境に身を置く事で、非常に充実した4日間を過ごすことができました。

指先や腕の使い方を工夫し使い分けることで音色に幅を持たせる方法や、細かなペダリングの技術。また、表現方法によってより適切な指遣いを使用する重要性についてなど、一人で練習していると見落としがちな問題点に気づくことができ、目から鱗の発見の連続でした。

改めて、大人になってからも常に刺激を受け、自分の演奏を客観的に捉えることの必要性、そして、学びの姿勢を持ち続けることの大切さを実感しました。

フォーラムコンサートの様子

 

せんくら本番まで、いよいよ残り1週間。

注目の公演が目白押しですが、私が出演させていただく「宮沢賢治の聴いたクラシック」も、音楽ファンの方にも文学ファンの方にもお楽しみいただける、大変興味深い内容になっているかと思います。

神田将さんの素晴らしいエレクトーンと萩谷さんのお話も見逃せません。

公演出演者3人

 

ちなみに余談ですが。

萩谷「ゆきこ」さんも神田「ゆき」さんも私(松坂「ゆき」)も、名前にみんな「ゆき」が!偶然の一致にびっくり!

 

台風のシーズンではありますが、雨ニモマケズ、風ニモマケズ、ユキトリオで頑張りたいと思います。

松坂優希

尊敬する指揮者・山田さん

2014.09.25| 仙台フィルスペシャルカルテット

仙台フィルの公演は全部で五回。そのすべてを山田和樹さんが振ります。今日は彼の話をしましょう。

尊敬する指揮者…簡単に言えば、その方が新しくオーケストラを作るぞ~なんて話になったら、しっぽ振ってついていきます的な気持ちにさせてくれる方。ワタシには三人ほどいらっしゃいます。
山田さんは歳はかなり下ですが、日本のみならず世界でも評価されています。その理由は、音や音楽の創造力が凄いからではないでしょうか。

仙台フィルにも持ち音がありますが、彼が振ると音色や流れが変わっていきます。そして、出来上がってきたものにプレーヤーも賛同共感でき、お客さまにもそれが伝わっていくというしくみ。

才能を感じてワクワクo(^-^)oもしますし、負けていられない、要求されるものをいつでも応えられるようにしなくては!と思わせてくださるのです。

今回はたくさんの素敵なソリストと共演も多く、絶妙な相方ぶりを披露してくれるでしょうね。

貴重な一枚…とある学校に復興コンサートとして一緒に音楽の授業をさせていただいた時の、事前打ち合わせのショットです。ピアノ弾いてくださいました。

仙台フィルハーモニー管弦楽団

ヴァイオリン奏者 小川有紀子

スペシャルプログラム

2014.09.25| 山田和樹

今回の「せんくら」二日目の10月4日は、三善晃先生が逝去されてからちょうど一年になります。

思えば昨年9月に仙台フィルと、三善先生作曲のヴァイオリン協奏曲を演奏(ソロは神谷未穂さん)したのですが、その直後にお亡くなりになってしまったのです。
僕が初めて三善先生の音楽に接したのは、高校の入学式で。校歌演奏で流れてきた前奏に、頭を殴られたような衝撃を受けたのを今も鮮やかに覚えています。それは完全に「校歌」という概念を越えた芸術性溢れるもので、それこそ三善先生が作曲されたものでした。

三善先生とお会いできたのは数回だけでしたが、毎回お釈迦様のような笑顔を浮かべられ、後光が射しているかのようなオーラを前に、僕は全く言葉を発せなくなってしまったものです。
三善先生の一周忌の日に、改めて追悼の想いを胸に、先生の合唱作品を演奏するスペシャルプログラムを組ませていただくことができました。
http://sencla.com/schedule/detail.php?id=58

この公演では大人だけでなく中学生にも演奏してもらうのですが、最後の「夕焼小焼」ではその全員で合唱をします。

戦争という明日生きられるかどうか分からない極限の時節を送られた先生にとって、真っ赤に沈む夕焼けは、生と死とに直結するものだったと思います。実際に三善先生は、夕焼けを目にすると一歩も動けなくなってしまう、ということがあったそうです。その先生の編曲された「夕焼小焼」は、時代を越え空間を越え、生と死をも越えて、宇宙的な広がりさえ感じさせる作品になっています。

大震災を乗り越えていこうとしている今、未来を担う若者達とこの曲で共演できることを特別に思っています。

山田和樹

 

2日目

2014.09.25| 松坂優希

皆様、こんにちは。

松坂優希です。

 

10月5日に行われる「宮沢賢治の聴いたクラシック」。

今回私は、ナビゲーターの萩谷由喜子さんからのリクエストで、ベートーヴェンの月光ソナタより第1楽章、シューマンの子供の情景よりトロイメライ、そしてリストのパガニーニによる大練習曲よりラ・カンパネラを演奏させていただきます。

 

私は、2002年から2006年まで、オランダのロッテルダム音楽院に留学していたのですが、リストのエチュードというと、師事していた恩師、アキレス・デッレヴィーネ先生から聞いた逸話をいつも思い出します。

アキレス先生は南米のご出身で、かの有名なピアニスト、クラウディオ・アラウの元でピアノを学ばれた方です。

アラウはベートーヴェンなどのドイツ音楽を得意とするイメージの強い演奏家ですが、自身がリストの高弟であるクラウゼに師事していたこともあり、リストの演奏においてもまた、一筋縄ではいかぬこだわりを持ったスペシャリストでした。

 

さてさて、時は遡り1960年代。

初めてアラウの家の門を叩いた若き10代のアキレス先生は、レッスン室に通され、まずリストの超絶技巧練習曲を弾くよう言われたそうです。

緊張しつつも1曲を無事に弾き終え、アラウの顔を伺うも、無言。

違うエチュードをもう1曲弾くも、まだアラウは黙ったまま。

仕方なくそのまま数曲弾いていると、おもむろにアラウが立ち上がりピアノの前に腰掛けると、エチュード全曲をさーっと一息に、あたかも息をしているかのように自然に、それでいて信じがたいほどに素晴らしい指さばきと音色でもって弾き切ったんだそうです。

 

「つまりね」にっこり笑うアキレス先生。

「彼にとっては、12曲全て通したものが、ひとつの作品としての”超絶技巧練習曲”だったんだよ」

 

はぁーっと感嘆の息を漏らした私に次の瞬間、予期せぬ一言が。

「じゃあ、ユキの次の宿題はエチュードにしようかな。まずはショパンね」

「ええと……どれをやったらいいでしょうか?」

嫌な予感が胸をよぎる私に、にやりと楽しそうな先生。

「どちらでもいいよ。op.10でもop.25でも、好きな方全曲で!」

 

(ショパンのエチュードは、op.10とop.25に、それぞれ12曲ずつおさめられていて、通常は1~2曲ずつ抜粋して順に勉強します)

留学一年目の秋。忘れられない思い出です。

アキレス先生と一緒に

松坂優希

ケーキバイキングみたいなカルテット

2014.09.24| 仙台フィルスペシャルカルテット

みなさんこんにちは!仙台フィルの小川有紀子です。またせんくらが迫ってきました。すでにいくつかの公演が完売だとか。嬉しいですね!やはり演奏家は、お客さまが自分達を聴きたいと集まってくださると思えた時、アドレナリン、イマジネーション共にアップします。

ちなみに、これまでの演奏経験で体験した最小観客数は二名。暖炉のある素敵なお部屋で、バッハのシャコンヌなどを弾きました。もっといらっしゃるはずでしたので最初は驚き戸惑いましたが、でもこれはこれでまた特別な空気がありました。

今回のせんくらで楽しみなことといえば、まず仙台フィルの公演では指揮が山田和樹さん(≧▼≦)この話は次回に。

そしてもうひとつの目玉はキム・ボムソリちゃん(^^)とのカルテットです。
【公演番号46】
10/4(土)11時00分~11時45分
イズミティ21 小ホール

ボムソリちゃん!なんて書いてしまいましたが、そりゃもう可愛いのです。仙台国際コンクールで私達はお馴染み。可愛い、そして誰にでもその愛らしさで微笑んでくれる。でも演奏は、一本筋の通ったしっかりしたものを感じます。

その彼女とカップリングされたのが、セレーノで一緒、元同僚のヴィオラの佐々木真史と、ずっと知り合いだったのにひょんなことから同僚になってくれた?チェロの首席ソロ奏者、三宅進。

みなさんセレーノはご存知ですね?!西江辰郎、ワタシ、佐々木真史、原田哲男で組んでいるカルテットです。けっこういいものやってたんですよ!

通常カルテットはある程度組んでいるグループのことを指しますが、今回はボムソリちゃんを迎えて、新しいカルテットの結成になりますね。
曲目も、有名どころつかみ取り…といった贅沢なプログラム。普段はお目にかかることはないでしょう。

初めてのカルテットデビューにもぴったりです。
みなさんでケーキバイキングに行くような気分で、どうぞ!!
仙台フィルハーモニー管弦楽団
ヴァイオリン奏者 小川有紀子

いよいよ「せんくら」!

2014.09.24| 山田和樹

「せんくら」ブログリレーのバトンを引き継ぎました山田和樹です。
いよいよ「せんくら」が近づいてきました。僕は29日から仙台入りして準備に励む予定になっています。

ミュージック・パートナーを務めています仙台フィルは今週、下野竜也さんの指揮のもとで定期演奏会をします。こちらにも是非足をお運びいただけたら幸いです。
https://www.sendaiphil.jp/concerts

仙台フィルとの共演にはいつも独特の感動が走っています。現在の仙台フィルのコンディションの良さ、音楽的充実度を一人でも多くの方にお伝えしたいと思っています。

「せんくら」の3日間で、仙台フィルと5公演を共にします。
今回のコンサートマスターのおひとりは我らが神谷未穂さん。
つい先日、東京にて神谷さんのリサイタルにお伺いしてきたのですが、奏でる音楽の素晴らしさはもちろんのこと、トークも交えた楽しい演奏会で「神谷ワールド」を堪能させていただきました。彼女のバイタリティーには僕も敵いません。
「せんくら」最終日には、私と神谷さん、ピアニスト・仲道郁代さんとのトークコーナーもありますので、そちらも併せてお楽しみいただければと思います。

それではまた明日に。
山田和樹

1日目

2014.09.24| 松坂優希

皆様、はじめまして。
ピアノの松坂優希です。
この度、初めてせんくらに出演させていただくことになりました。
なんとも豪華な顔ぶれの中恐縮しつつも、こうして素晴らしい音楽の祭典に参加させていただけることを、大変嬉しく光栄に思っています。

今回私が出演させていただくのは10月5日に楽楽楽ホールにて行われる、「宮沢賢治が聴いたクラシック」という公演です。

私は幼少時代、ピアノを弾くのと同じくらい、本を読むことが好きでした。
宮沢賢治も大好きな作家のひとりで、注文の多い料理店やセロ弾きのゴーシュ、猫の事務所やよだかの星……などなどお気に入りの物語は特に、何度も何度も読み返しては、独特のユーモアが随所に光る幻想的な世界観にどっぷり酔いしれたものでした。

文字はなくとも、五線譜の中にもまた、様々な物語が限りなく広がっています。それはたとえば異国の情景であったり、軽やかに飛び回る鳥の描写であったり、はたまた悲嘆や歓喜といった感情であったり。
まだ経験したことのない未知なる世界に遭遇し、それをいざ音で表現してみようとなった時、幼い私の知識と想像力を補い、扉の中へいざなってくれたのは、いつでも「本」であり「文学」でした。

大人になってからも、曲の解釈の上で、また人間としての思想の上でも、文学から得る刺激やインスピレーションが私の音楽人生に与えた影響は計り知れません。
そんな私にとって、尊敬する作家のひとりである宮沢賢治が実はクラシック音楽を愛聴し、それを創作の糧としていたというのは、なんとも感慨深いことなのです。

さて、明日はコンサートにて実際に演奏させていただく作品について、留学中の小話などもまじえながらご紹介したいと思います。
是非、お読み頂けたら幸いです!
松坂優希

3日目

2014.09.23| 菊池洋子

せんくらブログをご覧の皆様、こんにちは。
私のせんくらブログ最終日の今日は、第2の故郷イタリアでの様子を少しご覧頂きたいと思います。

高校卒業後、イタリアのイモラ音楽院で勉強してイタリアには10数年住みましたが、数年前ドイツのベルリンに引越しました。
引越した後もイタリアには年に数回行きますが、毎年夏の楽しみはトスカーナの室内楽音楽祭です。

数カ所のワイナリーで行われるこの音楽祭は、ベルリン・フィルの奏者とその仲間が出演します。

2週間ほどシエナに滞在しながらリハーサルを重ねて演奏会に臨み、終演後はワイナリー自慢のワインとそれに合わせたイタリア料理で、星空の下で皆とゆっくりした時間を過ごします。

その期間中シエナで行われるパーリオ(競馬)もすごい迫力です。

音楽祭では、思いがけない嬉しい出会いや新たな出会いがあります。

せんくらでも仙台の皆様との出会いをとても楽しみにしています。

演奏会でお会い致しましょう!

菊池洋子

2日目

2014.09.22| 菊池洋子

せんくらブログをご覧の皆様、こんにちは。
先日、愛知県の豊田市コンサートホールで出演しました演奏会の様子をご覧頂きたと思います。

フィギュアスケートで使われたいろいろな音楽を演奏し、ゲストの伊藤みどりさんと山田満知子コーチの楽しいお話を交えた、とても華やかな時間でした。
伊藤みどりさんがアルベールビル・オリンピックのフリーで使用したラフマニノフのピアノ協奏曲(第1番と第2番のからのオリジナル・バージョン)を、作曲の鷹羽弘晃さんが2台ピアノに編曲。みどりさんと満知子さんの前で演奏させていただき、とても盛り上がりました!

左よりアナウンサーの相澤伸郎さん、伊藤みどりさん、山田満知子さん、私、鷹羽弘晃さん

フィギュアスケートの音楽は、数分の中にジャンプや盛り上げる場所など様々な要素を盛り込むため、それに合った音楽をつないで作られていて、実際に演奏するとなると、音楽の流れが突然切れる場所が出てくるので難しい部分もありました。
でも、何度もテレビで観て応援していたみどりさんの目の前で、思い出の曲を演奏できたのは感激でした!

演奏会の翌日は、とっても素敵な豊田市美術館に行ってきました。
私が行った数日後には改修工事で1年間閉館するとのこと、ラッキーでした!

ジャン・フォートリエ展や美術館所蔵作品のクリムトやシーレを観た後、美しいお庭の一角にあるお茶室にも立ち寄りました。
充実した楽しい時間でした。

菊池洋子

1日目

2014.09.21| 菊池洋子

せんくらブログをご覧の皆様、はじめまして、ピアノの菊池洋子です。
今年初めて、せんくらに出演させていただきます。

私にとって仙台での演奏は2010年8月に仙台フィルさんと共演して以来、4年ぶりになります。
今回演奏するプログラムは、トリオ、デュオ、そしてリサイタルと盛りだくさんです。
初共演のチェロの長谷川陽子さんとはベートーベンの大公トリオ1楽章、デュオで変奏曲を(18)、ヴァイオリンの川久保賜紀さんとは、大好きなモーツァルトのヴァイオリンソナタイ長調とピアノソナタイ長調 トルコ行進曲付きをあわせたプログラム(77)、クライスラーの小品など(41)を演奏します。

川久保さんとは、昨年淡路島でデュオ・リサイタルをご一緒して以来です。

そして、10/5のリサイタル(64)ではモーツァルトのきらきら星からショパン、アルベニスまで、さまざまな作曲家の名曲を、仙台の皆様にお楽しみいただきたいという想いで選曲しました。

まだ残席のある公演もありますので、ぜひお聴きいただけましたら嬉しく思います。
せんくらブログ、明日と明後日もどうぞご覧ください!
おまけに・・・私の好きな絵の一つ、ピカソ作「ピアノ」です。

菊池洋子

ウエストサイドストーリー!!そして…?

2014.09.17| ハマのJACK

皆さま、こんにちは。
ハマのJACKが担当するせんくらブログも、早いものでもう3日目。
最終日となります今日のブログでは、10/6に行われる
“家族で楽しもう!ハマのJACKのウエストサイドストーリー!”
についてご紹介したいと思います。

ウエストサイドストーリーとは、1950年代に初演された、ブロードウェイミュージカルです。音楽は、指揮者としても大変な名声を誇ったバーンスタインによって書かれました。(あの小澤征爾さんも、バーンスタインのお弟子さんです!)
ストーリーは、現代版“ロミオとジュリエット”ともいえるもので、映画化や小説化もされ、日本では劇団四季や宝塚歌劇団もたびたび上演しているので、お馴染みの方も多いのではないでしょうか?

そんな“ウエストサイドストーリー”、今回JACKがお届けするのは、おいしいところをぎゅっと詰め込んだメドレー版です!
編成も、JACKならではの室内楽編成。聞き覚えのあるメロディーや、ノリノリのダンスのリズム、そして熱い掛け声!?なんていうのも登場します。

私達も、演奏していて本当に楽しいのです。リハーサルから笑いが絶えません。
この素敵な世界、どうぞ体験しにいらしてください。

さて、今回のコンサートではほかにもいくつかのコーナーをご用意いたしました。
まず、楽器紹介♪
お話も交えながら、それぞれの楽器の音色をお楽しみいただけます。
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、そしてドラムが登場します。
ここにピアノ連弾が加わって、最後のウエストサイドストーリーではどんなサウンドが生まれるのか…?
乞うご期待♪

そしてそして一番最後には・・・
公演番号【75】で手作りした楽器で、ラデツキー行進曲の大合奏をします!
このコンサートのみにご来場の皆さまも、手拍子でご参加頂けます。
舞台と客席が一つになって、音楽を奏でます。
楽しいこと請け合いですよ(*^_^*)

最後になりましたが、
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。
10/5に皆さまにお目にかかれますのを心より楽しみにしております!

ハマのJACKメンバー一同

おんがく工作室

2014.09.16| ハマのJACK

ハマのJACKのブログ2日目は、「おんがく工作室」について、ご紹介したいと思います!

 

「楽器を作って音を出す」

古来より行われてきたこの作業はなんて楽しいのだろう・・・

これは手作り楽器を試作していた、講師たちの感想です。

苦労して作った楽器を使って、音を鳴らすことができた瞬間の喜びを

子どもたちに知ってもらいたい!

そして、一人ではなく、皆で一緒に音を出したとき、

その喜びが何倍にもなることを感じてほしい!

それが「おんがく工作室」、ハマのJACKの願いです。

 

私たちの数あるワークショップの中でも、大人気企画の「おんがく工作室」!小学生のお子さまを対象に、楽器を作ろうという企画です。

おかげさまで、毎回定員を上回る応募をいただき、抽選となってしまいます。

その「おんがく工作室」が、せんくらにお引越しします!今回はせんくら特別バージョン、小学生のお子さま以外にもご参加いただけることとなりました。

ただ作るだけではなく、どんなふうに音が出るのか、どうしたら良い音が出るか・・・そんなことも考えたりします。そして、楽器の一番のお仕事「演奏」は、大きな舞台でプロの演奏家たちとの共演!

音楽の楽しさや素晴らしさを、ぜひ体感していただきたいと思います。

 

せんくらでは、手作りするのは、叩く楽器・振る楽器・吹く楽器を予定していますよ!

苦労して改良を続け、試作を重ねてきた楽器作り、皆さまに楽しんでいただけたら嬉しいです。

ちなみに・・・

この「おんがく工作室」の時期がくると、様々な公演の合間に

頭にタオルを巻いたお兄さん(オジサン?)や、腕まくりしたお姉さん(オバサン?)がウロウロ・・・

トントントン・・・ガガガガガガ・・・ゴリゴリゴリ・・・

演奏家の楽屋とは思えない音が聴こえてくるため、ちょっとした噂になっているのだとか(笑)

そう、私たち、公演の合間にも楽器を工具にもちかえて作業しているのです!

開催回数を重ねるたび改良の成果が充実するのですが、なにせメンバーの歳も重なっていくわけで・・・・

いつまで体力がもつのだろうと毎年心配になりながらも、当日の子どもたちのキラキラした笑顔に会えると「本当にやってよかった!」と心からの声が漏れて、疲れもどこかへ飛んでいってしまいます。

ステージに上がった子どもたち、いっちょまえに小さな音楽家の顔をするんですよ♪

子どもたちの力って本当にすごいと、毎回感じています。

ここだけの話ですが、公演番号【72】のコンサートに出演するハマのJACKのメンバーも、この「おんがく工作室」の会場に遊びに来てくれます!ステージで共演する演奏家たちです。

いつもは客席からみる演奏家たちと直接ふれあえるのも、私たちハマのJACKの企画ならでは!

 

ぜひ、私たちに会いに来てください!会場でお待ちしています!

ハマのJACK

ハマのJACK

2014.09.15| ハマのJACK

せんくらブログ読者のみなさま、はじめまして!
せんくら初登場、ハマのJACKです。

何だか不思議な名前?ハマは横浜のハマ。ではJACKは?
港の街、横浜。その昔、船で入港する船員たちは港に見える3つの建物に「キング」「クイーン」「ジャック」とアダ名をつけて呼んでいました。
私たちは「ジャック」(横浜市開港記念会館)を拠点にし、「本格的なクラシック音楽を誰もが楽しめる」をコンセプトに活動を開始しました。
現在は拠点を横浜みなとみらいホールに移し、年4回のコンサートを開催するほか、楽器体験や子どもたちにも作れる楽器制作などのワークショップを通して、クラシック音楽を身近に感じてもらえるよう、さまざまな活動を続けています。

また、「未来の音楽家を発掘したい」という想いからうまれたハマのJACKコンチェルトソリストオーディション企画「金の卵をさがしています」を開催。
このオーディション合格者は、なんと!NHK交響楽団をはじめとする在京オーケストラ団員や、第一線で活躍する演奏家で構成された「JACKオーケストラ」との共演ができるんです!
質の高い演奏を、できるだけ多くの方に気軽にお聴きいただきたい。
そして、未来を担う子ども達に音楽の楽しさ、素晴らしさを体感してもらいたい。
ハマのJACKは、そのような想いを胸に、活動を続けている団体です。

さぁ、そのハマのJACKが横浜を飛び出して、ついに仙台にやってきます!
演奏会にワークショップ。どんな企画で仙台の皆さまに楽しんでいただこうか!
明日以降のブログにてワークショップ、演奏会の情報をお届けいたします。請うご期待!

また、ハマのJACK本拠地、横浜での活動の様子は ハマのJACKのブログにてお読みいただけます。
ameblo.jp/hamajack

横浜にも是非いらしてくださいね(*^o^*)
みなとみらいホール近辺は、赤レンガ倉庫や中華街などの観光スポットもいっぱい!
演奏会のあとに中華街、なんていうのも素敵ですよ(≧∇≦)

ハマのJACK

Greetings!

2014.09.08| ZAI-MASU

せんくらファンの皆さんこんにちは。

いよいよこの季節がやって来ましたね。今年もバラエティに飛んだ沢山のコンサートが行われるので、きっと皆さんに楽しんで頂けると思います。

ZAI-MASUがせんクラで演奏するのは今回で2回目となります。前回は素晴らしい時間を皆さんと過ごすことができましたが、またこうして演奏する機会を頂いて今からワクワクしています。

今回はクラシックを始め、ジャンルをミックスしたジャズなど幅広い音楽を用意しました。

今回のプログラムも皆さんに楽しんで頂けたら嬉しいです。

コンサート終了後は気軽にハローと声をかけて下さいね。

ZAI-MASU ピーター・リンク(テューバ)

ZAI-MASUでございます

2014.09.07| ZAI-MASU

暑いざいますね。
血糖値高めの私は生ビールの摂取量が気になる今日この頃。
皆様いかがお過ごしでしょうか?

今年のザイマスは年間4公演とかなり意欲的に活動して参りました。

例年通りのソロ、トリオに加えて、オペラ風ザイマスでお芝居を少々。そして初の東京公演を開催。そして今年最後を締めるのが、せんくらです。
ザイマス結成5年を迎える記念すべき年に、二度目のせんくら出演は私達にとって非常に重要な公演と考えております。
西洋音楽の基本形である四声を奏でることの出来ないトリオ形態での演奏はザイマスの長所であり短所でもあります。
奏者にかかる負担は重く、一曲への集中力や危険度は計り知れません。
スレスレのスリルが音楽の緊張感に繋がり、ブラスの輝かしい響きに磨きがかかります。
緊張と緩和の落差に皆さんも引き込まれること間違いなし!

皆さんも、5年の歳月をかけて成熟しつつあるザイマスサウンドを、この機会に是非とも味わいに来てください。
ZAI-MASU 菊池 公佑(トロンボーン)

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