映画を観た記憶って残るものです。あの空気感、あの胸の高鳴り…
僕が生まれて初めて観た映画は《南極物語》
タロ・ジロは生きていたってやつです!1983年。
てことは僕9歳くらい。兄と一緒だったな。しかも兄の名は太郎です(笑)音楽もすぐ出てくる。♩チャーーン、チャーンチャーン、チャーーン…(この音楽を担当していたギリシアの作曲家ヴァンゲリスさん、この5月に亡くなってしまいました。知らない方ぜひ聴いてみてください。合掌)
タロの剥製は、北海道大学植物園の中の博物館にあります。札幌に住んでいた頃、よく訪れていたお気に入りの場所です!
主演の高倉健さんの迫真の演技と犬たちは無事なの?というドキドキした気持ちを今でも覚えています。ちょっと怖かったんだよな。
次に観たのが、いやたぶん親の意向でみさせられたのが、《ビルマの立琴》
みずしまー!一緒にニッポンへ帰ろう!というあれです。これがまた怖かった。若かりし日の中井貴一さんが素晴らしい!今はダンディーで憧れます。
次がね、これまた親の教育的意向で観させられた《はだしのゲン》
。。。もう怖すぎて映画が大っ嫌いになりました。観終わって外の明るい光を浴びた時、子供ながら「平和って大事」と心から思いました。
その後も母にベトナム戦争を描いた《プラトーン》を観させられ…もう母とは映画に行くまいと誓った。。。子供には刺激強すぎだぞ、母!
そんな中、教育的指導方針の全く異なる父が「今日暇だし映画館でも行くか!」とふらっと観に行った沢口靖子さん主演《竹取物語》とか、ヤンキーブームで兄と観た《ビーバップハイスクール》とか!いやー空気感ごとタイムスリップしますね。
ちなみに、竹取物語には三船敏郎さんも出演されていますが、僕は彼の《羅生門》が最高に好きです!これまた素晴らしくマッチする音楽を担当した早坂文雄さんは、なんと仙台市出身!映画は常に音楽と共にあります。
最近はスマホ一つでなんでも観れちゃうし聴けちゃうから大助かりではあるんだけど、空気感ってのはやっぱりライブならではです。
今回のせんくらでは兄と《助川ブラザーズ》で映画音楽を特集します。
公演番号:6
公演日:9月30日(金)13:00~13:45
ギターとコントラバスで奏でる映画音楽
《助川ブラザーズ プレイズ シネマ・ストーリーズ》
会場:日立システムズホーム仙台|パフォーマンス広場
出演者:
助川 太郎(ギター)
助川 龍 (コントラバス)
あの日の事を想い出すもよし。またこのライブの空気感を持ち帰っていただけたら幸いです。
しかしデートで映画行くって人が多いのはわからねぇなぁ。だって観てる時は話せねぇもんなぁ。話してぇよなぁ。だったら美味しいモノ食べに行きてぇよなぁ。
あ、でもコンサート中もしゃべれないのは一緒ってか!
皆さん!デートでも是非いらしてね!
ではではー!
仙台フィルコントラバス奏者