駅のホームで電車を待っていたり、買い出しに出た道すがら視線を遠くにした時..
そうした、ふとした瞬間、微かに聞こえる虫の音や高い雲に秋の気配を感じる様になった今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
さて今年、オーケストラ以外に私が楽しみにしている公演はこちら2公演 ♪
“ せんくら•フェスティバル•ソロイスツ “ では、長きに渡ってイ•ムジチ合奏団のリーダーを努めたフェデリコ•アゴスティーニ氏と、約20年振り!! にご一緒します。
もう一つの 【一つ先をお聴きになりたいお客さまへ】と銘打った室内楽公演では、今年はベルリンと大阪より、“ めっちゃ“素敵な女性アーティストをお迎えすることとなりました ♪
そうなのです、お二人ともに関西出身 !!
友滝 真由さんは、言わずと知れた前回の仙台国際音楽コンクール入賞者にして、作曲家とその遺してくれた楽譜に対して真摯なアプローチで、バルトークのコンチェルト擁する機微を掘り下げ、鮮烈に表現した演奏がいまだに耳に残ります。
大阪フィルの同僚である石原 優香さんは、実は同窓の後輩でもあります。入団間もないながら、大阪の現場では、ヴィオラサイドからヴァイオリンセクションとのアンサンブルの核になる様な、シビアな要求にも応えてくれる、信頼する同僚。
お互いともに面識は無いそうですが、そこはこの企画のコンセプトで繋がるお二人。
作曲家達が作品として遺してくれたスピリット、それは、その作品を演奏する為に集ったプレイヤーを介して連綿と次の世代へと受け継がれます。側からみると一期一会のフェスティバル的演し物に映れど、我々仙台組の若者たちとの縁(えにし)をも、そのスピリットが紡いでいってくれることでしょう。
そこにある作曲家を含めた人と人との繋がり、縁の伝承( Legacy )を何より大切にしたいと願う、我われの公演に是非お運びください☆
仙台の若者達と友滝さんは、皆さまは色々なシーンで目にされたり、聴いていると思うので、石原さんのスナップショットとこのブログに添えてくれたメッセージをご紹介します!
この原稿締め切り間近! 折りしも出番の重なった京都は舞鶴公演、ステージリハーサル後の様子より ♪
#右は同じく大阪フィル1st ヴァイオリン奏者 石塚 海斗氏
【今回、尊敬する井野邉さんをはじめ、友滝さんや仙台フィルの同年代の方々とご一緒させていただけること、本当にうれしくワクワクしています!
大フィルではいつも、音楽面や技術面など様々な視点からアドバイスや提案をしてくださる井野邉さん。(時々、無理難題が飛んでくることも…笑)
公演のたびに新しい「気付き」のためのヒントをくださるので、このせんくら期間中にもどんな発見があるのか、今からとっても楽しみです♪】
9月30日|金|
11:45-12:30 Legacy of Act
-受け継がれていくもの-
名曲は“有名曲”のみならず !
10月1日|土|
19:45-20:45 せんくら名物企画!
「せんくら・フェスティバル・ソロイスツ」
名曲で聴く弦楽アンサンブルの魅力!
仙台フィルハーモニー管弦楽団 ソロ首席 ヴィオラ奏者