今回のLagacy~“ 一つ先を聴きたいお客さまへ” には、NHK交響楽団でご一緒した大先輩の銅銀久弥さんと臼木麻弥さんのお二人を、仙台フィルの信頼する二人と共にお迎えします !
お二人に出会ったのは遡ること30余年..
銅銀さんは、入団以来NHKホールでの定期業務はもとより、N響メンバーによる全国での室内楽、富山県魚津市の常設カルテットなど、数えきれないほどの本番をご一緒した、言うに及ばぬ大先輩 ‼︎
臼木さんもまた、私が新人楽員だった当時によくN響常エキストラとしてご一緒したのみならず、彼女がゲスト首席として通っていた広島交響楽団の仲間達との室内楽に誘ってもらったり、近年では仙台フィル定期のゲスト首席としても来仙の、信頼するプレイヤー♪
今回メインのBeethoven 8番の交響曲室内楽版の楽譜は、初演から2年たらずで出版されたものを使います。これはオーケストラスコアとパート譜出版を手がけたシュタイナー社のもの。もちろん彼も存命中!9つの交響曲のうち、この曲のみ誰にも献呈されずにいた為、出版権が取りやすかったのか、はたまた..
昨年できなくなってしまったプログラムを満を持して! お届けする為、お客様へのプレゼントとして、別にご用意したもう一つの名曲、これを現代の我われに遺してくれた作曲家の命日が昨年から一日ずれてしまったことだけが悔やまれますが、こちらもどうぞお楽しみに‼︎
さてこちら、この原稿を編む直前にお詣りに行った際の写真を2枚。
洛南から京都市望む 左端に愛宕山麓?
御神木ゆえ全体を写すことは憚られたので下の方の一部分ですが、本殿脇の御神木で樹齢は約700年!! なんと建武元年に植えられたものだそうです。そして本殿をぐるりと囲む手前の塀は、本能寺に斃れる武将の手に依るもの。塀普請工事の最中、樹齢200年に達しようとするこの樹を見上げて、天皇を支え続けた武将一族に思いを馳せていたのかもしれません。
次の参詣目標は、仙台藩祖伊達政宗公が大坂の陣の際、外交や軍事を執った右腕、片倉小十郎さんに戦勝祈願詣りに行ってもらった、京都市最高峰に鎮座する愛宕権現です。
その昔は鉄道とケーブルカーで途中まで上がれたらしいですが、今は徒歩で片道約2時間との由… なんと往復で5時間はみておいた方が良いという知人。
仙台にもこの愛宕権現の分社、愛宕神社があるので、ご興味のある方は是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか♪