皆さまこんにちは!
今年もせんくらで、ピアノデュオ・リブラとして連弾の魅力をお届けできること、とても嬉しく思っています。
スペイン人じゃなくてもカルメンを聴いたら心が沸き立つように、ロシア人じゃなくてもあのどんどん加速するカリンカを聴いたら興奮してくるように、その土地に根付いて脈々と受け継がれてきた音楽、というのは無条件に人の心を動かしますよね。
作曲家たちもそうだったのでしょう。自分の国の民謡やリズムをとことん追求した人もいるし、異国の文化と音楽に新鮮な魅力を感じて取り入れた人もいます。今回は作曲家たちの故郷への想いと異郷への憧れ、どちらのサイドも味わえるプログラムになっています。
そしてプログラムのラストを飾る曲は、新進気鋭の作曲家木村裕さんに、このテーマに沿った作品を何とせんくらのために書きおろしていただきました。つまり10月2日のこの公演が世界初演の新曲になります。
プログラムの最後ということで、ここ日本の名曲”ふるさと“を主題に、世界中の音楽の要素を取り入れていく変奏曲になっています。出来立てほやほやの曲を合わせていくのは、いつもたまらなく刺激的な経験です。
あの国の音楽もこの国の音楽も、そして自分たちが生きている日本の音楽も、やっぱりいいな、て噛み締められる、そんな公演にできたら、と思っています。
いつもの通りお話と、弾いている4つの手を映し出すスクリーンと共にお楽しみいただきます。
今回は真上からのアングルにするため、このようにお家でいろいろと実験しながらわいわい準備しています。三脚も巨大になるのでどこにもぶつけないように組み立てるだけでも四苦八苦(笑)
でもこのような、自分たちでもめったに見れないアングルを、お客様にたっぷりお楽しみいただけることになりそうです。
ぜひ会場にお越しください。お待ちしています!