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BLOG

せんくらブログ

2021
2021.09.09

出演アーティスト 西村悟さんからのメッセージ

Un Passo~一歩

 

イタリア語で「Passo」“パッソ”とは「歩み」、「歩幅」、「足跡」…時には「決断」などと訳される言葉です。

私はこの言葉をとても大切にしています。
なぜなら生きていく中で誰にでも一歩を踏み出す瞬間があると思います。歩幅は人それぞれ、どの道を歩くのかも

人それぞれです。

 

誰も想像していなかった世界のパンデミックに、音楽家も大きなダメージを受けました。
私も音楽をやる意味を自問自答し、この時期に音楽をやっていてよいものかと思う日々でした。

自宅に籠り、自分と向き合う膨大な時間が時にはつらく感じたこともありました。ただそんな時にでも、絶えず自宅には

音楽が流れていました。

クラシックに限らずポップスやミュージカル、映画音楽…様々なジャンルの音楽が流れていました。

ただそれだけなのに一日の終わりは気持ちが前向きになっていたことを覚えています。

無意識に音楽に支えられていました。

 

自粛期間が長引くにつれ、この音楽を決して絶やしてはいけないのではないかという思いが日に日に増し、

「今の私にできること」それは何なのかが点から線につながったのです。

自分には音楽しかないし、歌を歌うことしかない。それで周りに少しでも元気や勇気を与えられたら、こんなにうれしい

ことはない、前を向いて音楽を届けよう、そう心に決めました。

私の「一歩」は音楽家としての気持ちの変化だったのかもしれません。

それからの毎日はやりたいこと、やらなければならないものがあふれ出て、不謹慎かもしれませんが充実した自粛期間になりました。

この経験は、音楽家として成長させてくれたと今振り返って改めて感じました。

 

“せんくら”は昨年、感染予防の観点から縮小開催ということになり、出演は残念ながらお預けとなりました。

今年はどうなるのだろうとやきもきしていた頃、事務局から開催の朗報!

どんな時でも音楽を絶やさないという仙台の皆さんや、関係者の皆様の意気込みあるメールを受け取りました。

こんな時期だからこその開催、これは紛れもなくコロナに打ち勝つ「一歩」なのです。

クラシックは絶対に負けないという姿を、今年も仙台から世界に発信できると思っています。

 

そしてクラシックが今まで縁のなかった方々!これを機に会場へ「一歩」踏み出してみませんか?

どの演目でも構わないし、冷やかしでも構いません!きっと何かを会場で感じていただけると確信しています。

音楽は不要不急でありません、生きていくうえで必要不可欠なのです。我々も感染対策を徹底してお届けいたしますので、どうぞ安心していらしてください。

 

そして私の踏み出す「一歩」が作品となります。

その名も「Un Passo」“ウン・パッソ”!!

私のデビューアルバムがキングレコードより近日リリースされます。

大切に歌ってきた作品をこのアルバムいっぱいに詰め込みました。今年の“せんくら”でも演奏する作品も多数収録されています。

ぜひ会場で演奏をお聞きいただき、またCDでもお楽しいいただければうれしいです。

私の渾身の「一歩」をお手に取ってお聞きください。

 

 

 

 

最後に“せんくら”恒例のフィナーレでの第九演奏、今年は残念ながらかないませんでした。

またみんな笑顔で歓喜の歌を歌える日が必ず来ることを祈って。きっとそんな日はすぐ近くかもしれませんね!

一歩一歩少しづつ前に進もう!

 

 

公演番号:24

公演日:10月2日(土) 20:00~21:00

コンサートホールが歌劇場に変わる!
華麗なるオペラの世界!
有名オペラ・アリア集
会場:日立システムズホール仙台|コンサートホール
出演者:
田崎 尚美(ソプラノ)
谷口 睦美(メゾソプラノ)
西村 悟(テノール)
今井 俊輔(バリトン)
石野 真穂(ピアノ)

 

公演番号:30
公演日:10月2日(土) 15:15~16:00
西村悟&今井俊輔
男のデュオ「愛の歌」
会場:日立システムズホール仙台|シアターホール
出演者:
西村 悟(テノール)
今井 俊輔(バリトン)
石野 真穂(ピアノ)

 

公演番号:83
公演日:10月3日(日) 19:45~20:45
グランド・フィナーレ
華やかなるウィンナ・ワルツの世界へ!
会場:仙台銀行ホール イズミティ21|大ホール
出演者:
田崎 尚美(ソプラノ)
谷口 睦美(メゾソプラノ)
西村 悟(テノール)
今井 俊輔(バリトン)
山下 一史(指揮)
仙台フィルハーモニー管弦楽団

 

 

 

西村悟

2019
2019.07.17

歌の神様

唐突ですが、

私は歌の神様にいつも見守られています。

 

それは、

往年のテノール、ルチアーノ・パヴァロッティ氏。

 

私の自宅の練習室の特等席にはいつも彼がいます。

 

 

2007年パヴァロッティ氏の突然の訃報。そして葬儀の報道。

いてもたってもいられなかった私は、当時住んでいたボローニャから、

会場であるモデナの大聖堂へ向かいました。

そこは人々で埋め尽くされていました。

当然、葬儀の様子は大勢の一般市民に混じり教会の外のモニター越しで。

しかし私はそれだけでも、少しだけパヴァロッティを肌で感じれている気がしていました。

 

式も終わり町のベンチに座っていると、一人の老人が話かけてきました。

「君は何をしにイタリアに居るの?」

「僕はテノールで、ボローニャで勉強している。」

「そうか。。。ならばこれは君が持っていた方が良いね。」

と、差し出されたのがこのカード。

 

 

これは葬儀の際の式事カード、式に参列した方だけに配られるものでした。

しかも世界でたった1500部!!

 

はじめはなんだかよく分からなかったが、手にした瞬間の高揚感は今でも覚えています。

そう!スーパースターが私の中に入った瞬間でした。

 

今ではあの老人が、私と神様を結び付けてくれたのかもしれない、そう確信しています!

 

声楽を学んでいると、悩んだり立ち止まったりすることが沢山あります。

その時にこのカードを手に取ると、ふっと楽になる。

それに持っているだけで歌が少しだけうまくなる気がします(笑)。

きっと神様が、「頑張れ!ずっと見ているぞ!!」とささやいているのでしょうね。

 

そして今ではこのカードが我が家の家宝です。

これを持っている限り、私はきっと歌う事が好きでいるに違いない。

 

西村 悟(テノール)

2019
2019.07.16

クラシックなんかこわくない!

皆さんこんにちは!

この度せんくら2019に出演させて頂きます、テノールの西村悟です。

 

せんくらの魅力はなんといっても100名を超えるアーティストが勢ぞろい!

毎日いたるところでクラッシックが生で聴ける、しかも格安で!

こんなフェスティバル全国でもなかなかありません。

参加できることが毎年楽しみで仕方がありません。

 

皆さん!

 

クラシックは敷居が高いなんて言われていますが、決してそんなことはないのです。

楽しみ方は千差万別。

気軽にジーパンでふらっと寄ってみるもよし(赤ちょうちんで焼き鳥派)。

今日は着飾って、非日常を楽しむもよし(レストランでフレンチ派)。

一番大切なのは生で聞く事、ただこれだけ!

どお?簡単でしょw

ぜひぜひ参加してみては?ちなみに私は焼き鳥派!!

 

そんな私は今回、「イタリアの愛」をバリトンの加耒徹さんと歌います。

愛といってもさまざまな感情が存在します、幸福も失恋も嫉妬なんかも。

その感情をイタリアならではの情熱的な音楽と、ストレートな言葉の表現で皆様にお届けします。

私も4年間イタリアに住み、イタリアの風を肌で感じました。

 

 

そんな雰囲気を皆様におすそ分けいたします。

歌曲あり、カンツォーネあり、オペラあり、笑いあり。

ぜひふらっと寄ってみてください(笑) お待ちしております。

 

西村 悟(テノール)

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