出産が終えたら夫が両家の親に連絡。終わるなり滞在する別室へ移動。
朝の9時頃、一旦家に帰った夫から電話。
夫:さえか、ごめん。僕知らなかった。来たらしい。
私:はい?
夫:僕の親。
私:え?どこに?家に?
夫:病院のロビー…
夫の親御さんはNYから3時間程離れた所にお住まい。連絡後寝付けなくそれでも待って朝5時
ごろ家を出たらしい。
別に何もしていなく暇を持て成していたのでどうぞどうぞ。娘と面会、即メロメロ。娘が入っている車付きバシネットで少しフロアを歩きたいというので了解。ただフロアのドアから出た
らセンサーが働いて病院ごとシャットダウン(!)するので絶対に出ないでと忠告。
フロアはそんなに広くないので10分ぐらいで帰ってくるのかなと私は留守番。
…
…帰ってこないよ…
1時間近くのお散歩 (何処いってたの?)。意気揚々と ‵皆がかわいいーって言ってたわよ!
…いや、間違っても面と向かってブサイクーッて言わないと思うよ…
夫が飛んで帰って来て親たちをランチに強制連行。そのまさに2分後、今度は私の母と兄家族が突然到来。
何?今流行ってんの、アポなし訪問。
両家族にびっくりした朝でした。でも2家族帰った後、部屋に残された娘と私。
…娘よ…暇だね…
私が出産した病院では子供が生まれるまでその部屋で全部行います。部屋に入ったらすぐ麻酔科医の先生が来られ薬どうすると聞かれました。
即OK。
背中に注射。私軽く悲鳴。
先生:あ、ごめーん。消毒冷たいからね。
…わかっとるわ!今経験したわ!メッチャ冷たかったわ!
でも麻酔薬って最高。段々痛みが和らぐどころか私の世の中への不満も一緒に彼方へ。
人生バラ色。
固形物は禁止されてたのですが液状はマル。看護師にアイスキャンディー欲しい?と聞かれたので一本調達。もう一本頂いたので夫にドヤ顔でお裾分け。
お産始まったら大変だから出来るだけ休んだ方がいいと言われたのでテレビ鑑賞、お昼寝鑑賞、インターネット鑑賞の繰り返し。
…暇だわ…
夜、映画の途中で先生が部屋に入って来られチェックしたらいきなり出産青信号。
コマーシャルまで待ってといいそうになるのを我慢。あっという間に部屋が道具であふれる。
先生が夫にへその緒きりたい?と聞くと夫はダイナミックなジェスチャー付きでヤダヤダ。
…アナタ、確か医学部でてるからへその緒よりもっと凄い物絶対切ってるよね…なにがそこまでイヤなのさ。
先生:今から10数えるからその間力んでね。目一杯よ。
アイヨ。
先生:いーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーち
………………
………………
にーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい
………………
………………
さーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん
ちょっと待ってよ。先生、10数えんの激遅!それに次に行く数字までの時間、長!
出産そのものより息保つほうが大変。酸欠寸前。
それより一大事なのがお腹ペコペコ。早く夕飯に辿り着くには押すしかない。テイクアウトのメニューを横目で拝みながら気張る。そのおかげ(?)か約15分で娘っ子とご対面。先生たちは
早く帰れると大はしゃぎ。その中ヌルヌル娘を体の上に置かれた私が放ったアホウドリの一声:
えっ?! これ どうしたらいいの?!
松山 冴花(ヴァイオリン)
皆様、ご無沙汰しております。ヴァイオリニストの松山冴花です。今日から3日間、私のバカブログにお付き合いお願いいたします。
写真はちゃっかりバシネットで大きな腹出して寝てた家の猫です。
去年の春、娘が産まれました。
予定日の朝, 違和感があったので夫に病院へ車を出してもらいました。
一言: 恐怖。
ラッシュアワー = 地獄2丁目交差点。夫は日常なので慣れているものの私はど素人。運転してる皆様(夫含めて)、圧倒的なアグレッシブさ。
助手席の私は怖くて目を閉じたいけど目もビックリしてショートサーケット。
凄いわ…
そのせいか病院へ着いても子供も巣に引っ込み出産するには早すぎ。出直して来いと追い返されました。
でもその日のお昼にはドクターの予約があったのでその辺でぶらぶら。
映画を見に行こうと思っても観たい物なし。お昼食べてもまだ時間あり。辺りを歩いても私の亀ペースではなかなか進まない。
…暇だわ…
やっと予約の時間になってドクターに診てもらったら分娩室へ直行と命令。
夫は車を駐車場に入れていたので一人で離れた別棟までガニ股で移動。
ロビーで夫に会い、分娩室へ移動と告げたら彼に陣痛はと聞かれた。
あぁ、そういえばなんか重い痛みが時々あるよ。陣痛だったんだね。
…鈍…
松山 冴花(ヴァイオリン)