「せんくら」ブログ読者の皆様、こんにちは!
宮城学院女子大学音楽科の松山 裕美子です。
本日から3日間、宮城学院女子大学音楽科のこと、それに9月30日に開催されるコンサート「及川浩治と宮城学院女子大学の仲間達」について書かせていただきます。
まずは大学音楽科特任教授であり、本公演では全曲にご出演いただく及川 浩治先生に、コンサートのテーマについて、お話をうかがうことにしましょう。
−今回のテーマ「魅惑のメロディ」について。
「前回(2017年)は「踊り」をテーマに、いろいろな国の舞曲や3拍子の曲をお聞かせしましたが、今回はメロディが綺麗な作品を集めようと思いました。まずはチャイコフスキーのバレエ音楽《白鳥の湖》《眠りの森の美女》の中から、メロディが印象的なもの。ラフマニノフの《ヴォカリーズ》。それに《アヴェ・マリア》も加えました。この《アヴェ・マリア》はカッチーニ(1556-1618)が書いた作品とも言われているようですが、実際にはウラディーミル・ヴァヴィロフ(1925-1973)が書いたことが明らかになっています。」

音楽科のスタッフ
−副島 謙二先生、井坂 惠先生との共演について。
「副島先生は仙台フィルハーモニー管弦楽団で吹いてこられた方で、宮城学院女子大学に特任教授として着任されてからずっと親しくさせていただいています。温厚な方で、一緒に仕事をしていて楽しいです。もちろん、クラリネットの演奏も素晴らしいので、共演できることを楽しみにしています。
井坂先生との共演は3度目になります。ロシア音楽ということで、今回はチャイコフスキーの歌曲から、《ただあこがれを知る者だけが》(作品6)を取り上げてくださいました。学生の頃は歌の伴奏をたくさんやりましたが、プロになってからはあまりやっていません。女性の歌を伴奏する機会というのも、そんなに多くはありませんので、今回もまた、新鮮な気持ちで臨めそうです。」
−最後に、ブログをお読みになる皆さまに向けて、メッセージをお願いします。
「今回のプログラムは《眠りの森の美女》のイントロダクションで始まり、《白鳥の湖》の終曲で終わる構成になっています。美しいメロディが皆様の心に届くように、心を込めて弾きたいと思います!」
−どうもありがとうございました。
ということで、今回の「及川浩治と宮城学院女子大学の仲間達」のテーマは「魅惑のメロディ」です。曲ごとに美しい情景が浮かび上がってくるようなプログラムですので、皆さま、ぜひご来場ください!
2日目の明日は、クラリネットの副島 謙二先生にお話をうかがってみたいと思います。
宮城学院女子大学