仙台は晴れの日もありますが、梅雨真っ只中です。
高い気温と湿度に、体が悲鳴をあげそうです。皆さまもご自愛くださいませ。
さて、「せんくら事務局」が「仙台国際音楽コンクール事務局」を兼ねているお話は以前しましたが、皆さん覚えておいででしょうか?(え、知らないよ、という方、6月13日のブログを読んでね。)
コンクール入賞者は、コンクールが終わると、「さようなら、今後の活躍を祈っているよ」と言って別れるのではなく、その後も仙台とお付き合いいただきます。
例えば…
先日、7月3日に開催された、仙台市の「市制施行128周年記念コンサート」では、第6回仙台国際音楽コンクール ピアノ部門第2位のエヴァン・ウォンさんがソリストとして出演されました。こちらのコンサートには、毎年定員を大きく上回るお申込みをいただきます。ありがとうございます。(ぺこり)
そして、市制施行記念コンサートを終えたエヴァンさんには、学校訪問ミニ・コンサートにもご出演いただきました。
仙台市内の小中学校を訪問し、生のクラシック音楽に触れていただく。
児童の皆さんには喜んでいただき、エヴァンさんもこの機会を楽しんでいただけました。
写真は、コンサート終了後、サインをもらいに控え室を訪ねてきた子ども達と交流するエヴァンさん。
せんくら事務局
皆さまこんにちは、3週間ぶりのせんくら事務局です。
せんくらブログはお楽しみいただけているでしょうか。
今日は七夕ですね。仙台の「仙台七夕祭り」は、8月6日~8日です。5日は前夜祭として花火大会もあります。ぜひ、仙台まで足をのばしてくださいね。
さて、先月末、6月6日のブログ記事でお伝えした友人が、私を訪ねて来てくれました。彼女と最後にあったのは約6年前。彼女と会って、そんなに年数経ったのね、としみじみ思いました。
彼女とは仙台(宮城)観光をしてきました。せんくらには他県からおいでいただくお客さまも多いです。来仙の折は、仙台(宮城)観光も一緒にいかがでしょうか。
定番ですが、友人とは松島に行ってきました。日本三景のひとつですね。
当日は生憎の曇り空でした。
彼女が仙台を訪ねてきたのは6月末、皆さんがいらっしゃるのは9月末。季節が違うので、ご覧になる風景は違ってきますが、それもまた楽しみのひとつ。
仙台大観音、せんだいメディアテークにも行きました。
せんだいメディアテークの存在は、世界でも知られているそうです。友人も知っていました。びっくり。
こちらの写真は「せんだいメディアテーク」HPから拝借いたしました。
せんくらだけでなく、ぜひ仙台(宮城)も楽しんでくださいね。
せんくら事務局
最後のブログです。
今回のせんくらではDUO PRIMAの公演の他にも2公演に出演しますよ〜。
9月30日(土)
一夜だけのドリームチーム名曲で聴く弦楽アンサンブルの極致!
19:00〜20:00
日立システムズホール仙台 コンサートホール
http://sencla.com/program/5417
にせんくら・フェスティバル・ソロイスツ として出演します。
出演者は昔から知っている方、初めましての方両方いらっしゃるので
果たしてどうなるのか?!今からとてもワクワクしています。
『アンサンブル』にも色々なタイプがあります。
美しい花束のように寄り添うのか、それぞれが火花を散らすビッグバンなのか?!?!
それはこの時この場所にいらした方と分かち合いたいと思います。
どうぞお楽しみに!
そして最終日の10月1日(日)は
0歳児からのコンサート
ファースト・クラシックは美しきメロディで!
10:30〜11:15
太白区文化センター 展示ホール
礒絵里子(ヴァイオリン) 中川賢一(ピアノ)
http://sencla.com/program/5536
ピアノの中川さんは仙台でもお馴染みのアーティストですね。
彼ともとても長いお付き合いになりました。
そういえば10年前に仙台で行ったチャリティーコンサートのピアノも中川さんでした。
その時の写真・・・・は無かったのですが、次の年のコンサートの写真が出てきました!
二人とも若い!のかあまり変わっていない?のか、自分では判断出来ません。彼との息のあった(とまた自分で言いますよ〜)演奏とトーク、ぜひ聴きにいらしてくださいね。
それでは3日間ブログにお付き合いいただきましてありがとうございました。
秋にお会いいたしましょう〜。
2017年はせんくら再登場で嬉しい!という他に、私がリサイタルデビューをして20年目にあたります。
あれから20年・・・・。とつぶやくといつも脳裏に某売れっ子芸人さん(綾小路きみまろさん)が浮かんでしまうのですが、あちらは「あれから40年・・・・。」なんと倍の年月をネタにしていらっしゃるので、私もまだまだひよっこですね。
20年前のリサイタルがついこないだのことのようにも思えますし、随分前のことのようにも感じます。
なんとも不思議な感覚です。
20年を記念して11月に自主リサイタルをすることになりました。
なんと自主は5年ぶり。張り切ってアーティスト写真も5年ぶりに撮りました!
『11月13日(月)19時開演
デビュー20周年記念
礒絵里子ヴァイオリンリサイタル第4回
〜ブラームス・ヴァイオリンソナタ全曲〜
礒絵里子(ヴァイオリン) 練木繁夫(ピアノ)
上野文化会館・小ホール 』
他の職業と比べてクラシック音楽家の「良いなあ」と感じるところは、健康であれば70代、80代、90代でも現役で素晴らしい音楽を奏でている方が大勢いらっしゃるところだと思います。
まるで最高級ワインのように、まろやかで極上の音楽を無心で奏でる、そんな巨匠たちの演奏に触れるとき、そこに身を委ねてじっくり聴く自分と、目指したい!と足掻く両方の自分がいます。
そうやってこれからもずっと音楽を続けていくのでしょうね。
20年はひとつの通過点ではありますが、今後の自分を作っていく大事な指針でもあるなあ、と強く思うこの頃です。
みなさま、こんにちは!
ヴァイオリニストの礒絵里子です。
なんと!
なんと!!
なんと!!!
従妹で仙台フィルコンサートマスターとしても仙台の皆様にはお馴染みの神谷未穂とのヴァイオリンデュオ、「DUO PRIMA」で第1回目のせんくらに出演して以来の今回!
11年ぶりになるのですね。また呼んでいただけてとても嬉しいです!
せんくら以外でも仙台にはコンサートで何度も訪れていますが、この秋に大勢の音楽家のみなさん、音楽を愛するお客様にお会いできるのは今からとても楽しみです。もちろん仙台グルメ&お酒も!
今年のせんくらではDUO PRIMAの公演もあります。
3日間のせんくら初日の9月29日(金)
『コンサート・デビュー!
小さなプリンスとプリンセスのための音楽会
エル・パーク仙台 ギャラリーホール
10:30〜11:15
http://sencla.com/program/5384 』
従姉妹同士だからこそのアンサンブルや、軽快なトーク(と自分で言います。11年も経つと図々しくなりますね 笑)をお楽しみいただけますので、
プリンス&プリンセスのコンサートデビューにどうぞお越しくださいね!
こんにちは、近藤嘉宏です。
さて、先日はクラリネットの板倉康明さん、チェロの上森祥平さんとのブラームスのクラリネット三重奏曲の合わせがありました。
合わせの様子。練習室がそれほど広くないのでピアノの蓋の開きは少しだけにしました。
実は全くの初顔合わせ。ブラームスはテンポや表現について様々な選択肢や可能性があり演奏家冥利に尽きますが、その分相性も大きく関係してきます。今回のメンバーは音楽の流れがスッと腑に落ちて、かつ自分のやりたい方向性もきちんと出せる、とても居心地の良いトリオです。
さて…話は変わって…
ピアノの演奏会は大ホール、中ホール、小ホール、サロンと様々な空間で行われます。勿論音響も違ってきますが、コンサートの意味合いというか、聴衆との関わり合い方もそれぞれ変わってきます。
大ホールは雰囲気がゴージャスですね。聴き手は場のスケール感を楽しみ、豊かな残響の中で音楽の全容を大きく掴むという感じになります。中ホールはピアノにとってちょうど良い大きさで残響感も程よく、聴き手がピアノの音の質感や音場を楽しみ、表現と響きの相乗効果から作り出される音楽そのものの立体感や空気感を楽しめます。小ホールは演奏者が近いことによる迫力と細やかさが魅力。繊細な表現が聴き手にハッキリ聴こえます。ですから小ホールで音響の素晴らしいところは実は最高かもしれませんね。
そしてサロン。サロンはホールとは根本的に意味合いが違うように感じます。演奏者と聴衆とのコミュニケーション、親密感、そして音と音楽のダイレクトさ、細やかな表現が手に取るように分かる面白さ。音楽における様々な要素の原点はサロンにありますね。個人的にサロンの雰囲気は大好きです。
ヨーロッパではお城などもコンサート会場になりますが、残響が独特です。豊かな響きというだけでなく、金粉が降ってくるかのように神々しく音が降り注いでくる感覚が気持ち良いですね。シャンデリアや彫刻などの複雑な凹凸も音に大きく関係していると思います。
ちなみにこの写真はミュンヘンのレジデンツ
こんにちは。近藤嘉宏です。
演奏会の本番前をどう過ごすか。これは恐らく演奏家によってまちまちではないでしょうか。
僕の場合は…
マチネで13時半開演だと10時半、夜公演で19時の開演だと15時くらいにまずホール入り。そしてまずピアノの状態をチェックします。調律のリクエストを具体的に記したものを事前に調律師さんの手に渡るようにしているのですが、それでも人の感覚というのは一人一人違います。その微妙な違いは音や演奏に関わってきます。楽器の調整を絞り込めば絞り込むほど自分の持ち音がより個性を持って響きますし、思う音楽の再現性も高まります。ですからとにかく楽器優先。リハの残り時間と楽器の状態をみながら少しでも希望する方向に近付けて頂きます。時間は限られていますから、無駄な時間はなるべく省きたい。自分の思う音に少しでも近付けるためにもピアニスト自身が楽器について知っておかなければならないと感じます。
コンサート前のピアノ調整。
そんな訳でどうしても時間のないときは本番前に練習しないこともあります。けれども自分に合う調整と音が絞り込めたことにより、昔よりはリハでの練習時間は増えてきたかな…ただ、練習で良い演奏が出来てしまうと本番で最高のものが出せない気がして嫌なので、そもそも本番前に決して曲を通したりはしませんし、確認に留める感じですね。
キタラ大ホールでのリハの様子。
ただコンチェルトの時はオーケストラのこともありますからGPで全体を通すことの方が多いです。本番のことを考えて抑え気味にしようと思っても自然と本番のテンションに近くなります。オケを前にしてコンチェルトのソロをテンション低く弾く方が難しいですね。実際のところ、本番は聴衆がいることでさらにテンションが上がり、かなりの高確率で本番の方が良い演奏になります。
金沢の楽都音楽祭にて。
今日から3日間せんくらブログを担当する、ピアニストの近藤嘉宏です。
どうぞよろしくお願いします。
今回初めて「せんくら」に出演させていただくのですが、東北地方はなぜかこれまでそう多くは訪れていないので、とても楽しみにしています!
さて、早速ですが…
ピアノは練習がとても大事。長時間練習しますから体力と持久力が要ります。けれど体以上に疲れるのが脳。ピアノは音数が多くそれらが複雑に絡み合っていますので、それら全てを整理しバランスよく構築していくために脳をすごく使うわけです。
というわけで練習していると頭がボーッとして朦朧としてきたりします。こういう時はやはり甘いもの。そしてチョコ!色々試しましたが、チョコが一番良いな。短時間で回復する気がします。
Yoshihiro KONDO
【助川ブラザーズ】せんくらblog最終日です。
今日は私、龍が、兄弟の秘密に迫ります。
仲が良いですねー、似てますねー、とか言われますが、確かに仲は良いし音楽の趣味嗜好も合いますが性格はだいぶ違います。
まず兄太郎は勉強が出来ます…
大学では英文学科(の後アメリカへ留学)。
幼少期から現在までとにかく良く本を読みます。また幼少期に習っていた水泳も得意で今でも週に1〜2回はプールに通う程。身体のケアが入念で朝から入浴→時間をかけてストレッチ!
餃子が好きで、餃子にライスは嫌い。
私龍は何せ音大…勉強は…
兄と習い始めた水泳は速攻で辞め剣道をやっていました。中高とバスケ部。高校二年との時バスケットボールを置き、弓を持ちましたw
餃子は大好きですが左手にライスは欠かせません。
しかし、生活のリズムは違えど音楽の話しだけはいつも盛り上がってきました。
のめり込んだのは中学に上がる頃。
ピストルズに始まり、ディープパープル、レインボー、ホワイトスネイク、ヴァンヘイレン、Mr.Big、メタリカ、と来て、
徐々に、渡辺香津美、ブレッカーブラザーズ、ウェザーリポート、マイクスターン、パットメセニー、ジョンスコフィールド、ジャコパストリアス、
そしてもちろん、マイルス、ロリンズ、サッチモ、エラ、サラ、ハービー、チック、キースジャレット!。。。とても書ききれません。
ですが、その辺りから僕はクラシック、兄はブラジル音楽へと専門分野が別れて行きます。
この2人が違うフィールドにいるという事が僕達のアンサンブルの武器になりました。
僕はベースでメロディーをとる事に抵抗が無かったですし、また兄は沢山のリズムと音色を持っていました。ブラジル音楽においてギターはアンサンブルの要。リズムの宝庫なのです。
そんな2人のアンサンブル、是非皆さまとご一緒出来たら本当に嬉しいです。
そしてそして、せんくらには日本中、世界各地からも素晴らしい演奏家が集います。
何より演奏家が「帰って来たよ!ただいま!」という気持ちを持って来てくれています。皆さん、仙台にせんくらに愛情を持っている事が伝わって来ます。
愛情のある演奏は必ず心に響くものがあります。
是非、沢山のコンサートに足をお運び下されば幸いです。
そしてもちろん、”皆さんの仙台フィル”にも是非!
それでは会場でお会いしましょう!
助川龍(3日目)
せんくらファンの皆さま、こんにちは!
【助川ブラザーズ】兄でギタリストの助川太郎です。今年もせんくらのステージに出演出来る事を大変光栄に思っております。
さて、今年も【助川ブラザーズ】は全曲書き下ろしアレンジで臨みます。それがいかに大変な作業かを、前回のブログで龍さんが書いていましたね。
あれを読むと兄弟2人の共同作業のようですが、それは違います!実質的な編曲、アレンジはほとんど私の作業なのです。彼の仕事はそれを弾いて、ダメ出しする事。厳しいです。
春に行われたせんくらのための初回リハーサルでも書き上げた2曲のアレンジが両方ボツ。とんでもない事です。
では、そんなに難航している素材とは何なのか? そう、今年の【助川ブラザーズ】のテーマはあのサン=サーンスの名曲「動物の謝肉祭」からの抜粋なのです。
既に今までのステージで、白鳥はパットメセニー風、象はアフロポップ風のアレンジでお届けしていますが、今後は化石、水族館など料理しづらい難曲が控えています。
私は純クラシック奏者ではないので、自分の良さを出すために素材を思い切り得意な方向に引き寄せます。それは主にボサノバ、タンゴ、フォルクローレのような南米音楽のリズミカルな方向性です。もちろんジャズの即興的要素もたくさん入ってくるでしょう。
原曲の良さを活かしつつ、いかに今の自分のやりたい事が盛り込めるか。いかにして、その楽曲の集まりを1つの大きな作品として提示するのか。
明るく楽しいステージの裏側に、地道な仕込み作業が続きます。
明日は再び龍さんの登場です!
「謝肉祭を終えた動物たちはフェスティバルへ!白鳥は大空高く飛び立ち燕と恋に落ち、象はサンバを踊りだす!化石は宇宙飛行士と博物館を抜け出し、水族館には鮫がいた!?
ブラザーズ流アニマルズフェスティバル!」
助川太郎(2日目)