せんくらblog,三宅担当最終日です。
今年もたくさんの公演が目白押し。お客さんもどのコンサートにいこうか悩ましいところですよね。
というところで、今日はチェリストミヤケがもしお客さんだったら。。
ということで自分が興味のあるコンサートを個人的にピックアップしてご紹介。
まずは川久保賜紀さんと上原彩子さんのベートーヴェンプログラムを聴きたいなー。
昨年このお二人とチャイコフスキーのトリオを演奏させてもらい、本当に楽しくワクワクしました。
上原さんのピアノはどんどん進化してますよね。川久保さんの魅力あるヴァイオリンにも僕はクラクラ(笑)
これはまだチケット買えるかな??
シルク・ドゥ・ソレイユのパフォーマーのフィリップ・エマールさんとピアノの三舩優子さんのコラボも見たいですね。
パントマイムと音楽のコラボ、すごく興味あります。
僕だったらドビュッシーのチェロソナタをやってみたいな。自分のイメージを膨らませるためにも出かけたい。。
ルセフの無伴奏ソロも聴きたいし、9月の仙台フィル定期で素晴らしいブラームスを聴かせてくれた若林さんのリサイタルも気になる。カウンターテナーの藤木さんの「詩人の恋」ものぞいてみたいな。
ま、いくらこんな妄想抱いても、かなわぬ夢です。
みなさん、僕のかわりにたくさんのコンサートを楽しんでくださいね。
あなたの心に処方します!音楽サプリメント これも聴きたいなー
9月30日の15時15分から日立システムズの交流ホールか。
ピアノはいったい誰? あ、あの弾いて書けて踊れるピアニスト加藤昌則さん!
チェロは?忘れ物大王の三宅さんね!
ちょっと行ってみようか。。。
さて、ブログ二日目の今日は何を書こうか・・・(笑)
せんくらというお祭り期間は僕たち音楽家はてんてこまい。
とくに仙台フィルメンバーは基本的にオーケストラ本体の公演が複数ありますので(今年は4公演)、それプラス室内楽やソロリサイタルの公演があるとこれはもう大変。
大変なのは準備だけじゃないのです。
なにせ複数会場にまたがるビッグイベントですので、リアルに移動がなかなか。。
事前にここの移動は電車?自家用車?タクシー?といった移動計画まで相談するくらいなんですよ。
たとえばメインのイズミティで午前中10時30分から12時30分までオケのリハーサル後、太白区の楽楽楽ホールで13時30分から室内楽の本番があり、14時15分に終了、再びイズミティにもどってオケの本番2回といったことが日常茶飯事におこるのです。
こうなると、車移動より地下鉄のほうが安全だけれど、その場合は着替えなきゃいけないけれど、その時間はあるのか?とかいったことまで心配になってきます。
僕は昨年だったか、移動は楽でしたけれど、イズミティの小ホールで室内楽の本番が終わった15分後に隣の大ホールでオケのリハーサルがはじまるという事態も体験しました。
日本のプロオーケストラのリハーサルは不文律でオーボエのチューニングのAの音がなった瞬間がはじまりということになっています。
ですから万が一リハーサルにギリギリの奏者がいる場合はチューニング前にインスペクターが事務的なことを話す時間を意図的に調整しながら奏者の到着を待つことになります。
段取りの説明などしながら内心で「ミヤケさん、遅いよ、早く来てよ。これ以上引っ張れるかな」などの葛藤があるのです。
仙台フィルのインスペクターのW氏は他の団体から羨ましがられる日本一の腕利きなので、チェリストミヤケ、何回助けられたことか。。。(笑)
いやいや、冗談ですよ、チェリストミヤケはノー遅刻です。 ちょっと忘れ物が多いだけで。。
話がおもわぬ方向にいってしまいましたが、今日はこれまで!
皆様こんにちは、
今年も早いもので季節は秋。
初日の今日は、お約束通り(?)僕の出演するコンサートを軽く、
一押しは新企画「音楽サプリ」です。
チェロの三宅進と、いまをときめく時代の寵児、
悲しいとき、元気になりたいとき、
次にご紹介するのは昨年に引き続き、
ご存知ソリスト長谷川陽子、
個人的には長谷川陽子ちゃんとパガニーニDuoがさらわなくちゃ
ま、
僕が出演するもうひとつの企画はフェスティバルソロイスツ。
ルセフ、川久保さん、
実は僕はこういう小編成オーケストラで日々のご飯を食べていた時
ほかにも仙台フィルの公演にはほとんど出ております。
各公演のチケット販売状況を確認の上、
クラシック音楽は伝統芸術ですが、「伝統=教え伝える」ということの重みを、私自身の受けて来た教育を軸にお話ししたいと思います。
私が幼少の頃習っていたジェローム・ローエンタール先生は、教会でオルガンを弾いていた、のちの名指揮者ストコフスキーを発掘し最初の妻となったオルガ・サマロフ、その弟子のウィリアム・カペル、そしてフランスではあのコルトーに習っていました。無名だったストコフスキーの才能を見つけ出して結婚までしたオルガは凄いですね。
6年生でアメリカより帰国後についたのが、アイザック・スターン氏にご紹介して頂いた井口秋子先生です。秋子先生は、レオニード・コハンスキ、レオニード・クロイツァーの両氏に師事されています。
高校、大学でお世話になった安川加寿子先生の師はフランスのラザール・レヴィ。そのレヴィ氏を育てたのが、ルイ・ディエメという先生で、コルトー、カサドシュらを育てています。
ジュリアード時代から今も時々レッスンに伺うマーティン・キャニン先生の師はロジーナ・レヴィーン。ヴァン・クライバーンや作曲家のジョン・ウィリアムスまで多数の名音楽家を輩出し、あの中村紘子先生もレヴィーン門下でした。ちなみに紘子先生は秋子先生同様、レオニード・コハンスキにも師事されていらっしゃいます。
ここまで来てキーワードとなっているのが、ロシア、フランス、そしてもちろんユダヤ。そこにドイツやアメリカが関わり、優秀な教育がどのように継承されて来たかがわかりとてもおもしろいです。
自分の受けて来た教育がコルトーやその更に先生と繋がっているなんて!改めて見てみると、演奏スタイルやレパートリーにもやはりどこかで影響している気がします。
このことを強く認識したのは、桐朋学園で長年教えていらしたミハイル・ヴォスクレセンスキー先生のレッスン室にいた時でした。
もう20年も前のことですが、モスクワ音楽院の先生のお部屋に入ると、肖像画がいくつか飾ってあり、「これは僕の先生のレフ・オボーリン(アシュケナージらを輩出)をはじめ、代々この部屋でレッスンをしたピアノの巨匠たちなんだよ」と伺い、校舎の古さにも驚きましたが(笑)、歴史の重み、そして今ここで自分がピアノを弾いている、ということに感激したのを思い出します。
どのような教育を受けて来たかによって、歴史上でしか耳にしたことのない名演奏家たちの指使い、解釈、その他細部を再現することが出来るとは、なんて素晴らしいことなのでしょう。
責任をもって真摯に学び、表現せねば、と改めて思います。
さて、3日間、読んでいただきどうもありがとうございました。
続きは・・・せんくらで!
今回、2公演をご一緒するのは、フランスご出身のフィリップ・エマールさんです。
フィリップさんはあの、シルク・ド・ソレイユの「ドラリオン」「ZED」のクラウン役として世界中をまわられた、すごい方なのですが、現在は日本に在住していらっしゃいます。
さすが世界を舞台にされていた方なので、その素晴らしさには圧倒されます。
今年生誕150年を迎えたサティを中心に、パントマイム、朗読、踊り、歌など、あらゆる表現でもって私のピアノとコラボして頂きます。
サティと言えばジムノペディ、アンニュイな柔らかいイメージがなんとなくするかと思いますが、フィリップさんの解釈を伺うと、今まで想像していたのと全く違う人物が見えてきました。自己嫌悪の塊、宇宙を描く夢想家、日本にとても傾倒していて俳句や墨絵の世界を音にしていた…などなど、限りなく壮大なイメージが広がります。今回はあまり演奏されることのない珍しい曲もたくさんあるので、楽しみにして頂きたいと思います。
「ジュ・トゥ・ヴ」で考えている特別な歌の演出、情熱的な「愛の賛歌」も、皆さんに聴いて頂くのが待ち遠しいです。
現在あらゆる舞台、イベントに大活躍のフィリップさんですが、この秋公開の映画にも重要な役で出演されています。
クラシック好きな方必見、その名も「オケ老人」。この中で、フランスの有名マエストロとして登場されるそうです。
映画を見る前にまずはせんくらで生のパフォーマンスが見られるなんて本当にラッキー!
私もパントマイムとのコラボはずいぶん前から切望していたことなので、それが世界のフィリップさんとせんくらで実現して幸せです。
ピアノの三舩優子です。
今年もせんくらの季節がやってきました。
参加させて頂けますこと、また皆さんとお会い出来ますことに
心から感謝し、楽しみにしています。
今年は3公演です。
まずはギターの巨匠、福田進一さんと初共演させて頂きます!
ギターとピアノはなかなか機会が少ないのですが、せんくらでアランフェス、ヴィラ=ロボスのコンチェルトなどをご一緒させて頂けることに、今からとても興奮しています。
以前せんくらブログにも書いたことがありますが、私の音楽のルーツを作ってくれた人と言っても過言ではない叔父は、ギタリストの故芳志戸幹雄です。
ギターのみならず、ピアノ、チェンバロ、その他あらゆる楽器で様々なスタイルの曲(グレゴリオ聖歌やバロックから現代音楽まで)を幼い私に聴かせてくれていたことは、しっかりと現在の自分の根っことなっている気がします。
高校の頃は門下生のコンサートにも合奏で出演させてくれ、アランフェスもその頃初めて弾きました。
福田さんは叔父とは直接会われたことがないらしく、その代わり後年度々体調が悪くキャンセルになった叔父の代打を何回かやってくださっていたようです。
その恩返しも兼ねて、今回は同じステージに立たせて頂きたいと思います。
ご縁とは、本当に不思議で、有難いものです。
皆様こんにちは~。
マリンピア(マリンバ丹野富美子、ピアノ吉田彩)です。
今年のマリンピアは家族も増え(丹野に3女誕生!)、ベビー&キッズのためにコンサートをしたーい!
2人揃えばコンサートの企画の話ばかりしています。
そして11月、決まりました~。
マリンピア for ベビー&キッズ‼︎
~0才からコンサートホールへ~
ありがたいことに、初日に完売となったせんくらの公演!「今年も買えなかった…」と言ってくださる神様のようなお客様のために、開催します!
せんくらに育ててもらった私たち。
せんくらへの感謝もこめて。
せんくらのように愛される、45分のコンサートを、コンサートホールで!
この5年で積み上げたレパートリーと演出を駆使して、とびきりのステージを計画中です。
午前と午後ではテーマを変えて、皆様をお待ち申し上げております。
9月10日から絶賛発売中‼︎
1000円です♡
それでは皆々様。
3日間マリンピアのブログにお付き合いいただきありがとうございました。
会場でお会いしましょう!
もうい〜くつ寝ると♪、
もうすぐ《せんくら2016》が始まりますね。
実は仙台、お仕事で伺うのは初めてなのですが、プライベートでは何度か、仙台の老舗お酒屋さんが主催する《東北の日本酒を楽しむ会》に参加させていただいております。
ご主人はとてもクラシック好きでいらっしゃいまして、奥さまは日本酒を作る方々への愛情に溢れていらっしゃいます。
会ではいつも、たくさんの蔵元さんが、熱い想いと共に、とっておきのお酒を揃えてくださっていて…日本酒歴は浅いものの、わたしはすっかり東北のお酒のファンです。
澄んだ甘いお水としっかりしたお米があって、誠実で優しい方々が丹精込めて作るお酒、そりゃあ、美味しいにきまっています!!
せんくら期間、皆さまもぜひぜひ、たくさんのすてきな音楽と地元の美酒に酔いしれてくださいませ。
皆さまとお会い出来きますことを、心待ちにしております。
こんにちは。
マリンピアのマリンバ担当 丹野富美子です。
『0歳からのコンサート』をやらせていただいて、今回で4回目!
本当に嬉しい事です(*^^*)
今年も、しっかりネタを仕込んでいこうと思います(笑)。
乞うご期待‼️
さてさて、
今年の私のせんくらブログ…
じゃーん‼‼‼‼
我が家に新しい家族が増えました❤️
3番目の天使です(*^^*)。
産まれてくれて3週間ちょっと…
久しぶりの赤ちゃんの抱き心地、可愛いです。
でも…
このベビちゃんをじっくり眺めていられない、日々のバタバタ…>_<…
ごめんよ、コレが3番目の宿命(-_-)
だって我が家には、
こーんな、4歳児と2歳児のお姉ちゃん達がいるからさ!
そりゃ、毎日祭のようにドタバタ…>_<…
そうそう、
1番最初に『0歳からのコンサート』をやった時は、この4歳のお姉ちゃんが、お腹にいたんだった!
まさか、3人の子の母になるなんて、あの頃の私は想像出来なかったなぁ。
人生わからん。
そして、1人家族が増えるたび、私の『0歳からのコンサート』への思いが、ぐんぐんと強くなっています。
子どもを育てる経験を通し、自分のコンサートの在り方を、改めて考えるようになりました。
そして、
小さな頃から音楽に触れてもらいたい!
と思うのです。
せんくら出演をきっかけに、沢山の活動をさせていただいている、私達のキッズ向けコンサートシリーズ。
これからも、たくさんのキッズのみなさんに喜んで頂けるように、
また、我が家の天使達にも喜んでもらえるように、精進していきたいなと思っています。
まだまだ、やりたいネタは沢山あるんだー!
頑張らなきゃ‼️
先ずはせんくら!
お待ちしております。
拙いブログをお読み下さり、ありがとうございました。
今日は、中秋の名月ですね。
皆さま、どちらから、どのようなお月さまを眺めていらっしゃいますか?
2014年、2015年と、沼尻竜典さん作曲、オペラ《竹取物語》で
かぐや姫を演じさせていただきました。
お稽古中も、舞台上でも、いつもいつも月を眺めていたからでしょうか。お月さまはいつも特別で、見上げると心はより素直に、少し切なくなる気がします。
十五夜の晩、月からの迎えがやってきたかぐや姫が、帝に捧げるアリアの一節。
〜どうか空を見上げるたびに、わたしを思い出して。その時キラリと星が流れたら、それはわたしの微笑み。
イタリアの作曲家ベッリーニのオペラ《ノルマ》では巫女のノルマが月に祈りを捧げます。
〜銀色に輝く清き女神よ、あなたが天で創り出すその安らぎを、この地にもお与えください。
ドボルザークの《ルサルカ》では水の精のルサルカが人間の王子に焦がれ、
〜銀色のお月さま遠くの彼を照らして、どうぞわたしがここで待っていると伝えてください。
と切なく訴えます。
優しい白銀の月の光に包まれ、遠く離れた愛しい人を想う、古今東西、みんな同じなのだなあ、と全ての想いが愛おしいです。
今宵あなたにも、あなたが思い浮かべる方々にも、すてきな夜が訪れますように。