日々鍛錬 

2012.08.30| 荒川洋

相変わらずホールにこもりながら、訪れる次の公演のリハーサル、本番、リハーサル、本番の毎日です。
こうして最高の仲間とともに音楽を提供するのは、お店を持っている料理人とスタッフのようです。

来てくれるお客さんに最高の味を届けるよう鍛錬の日々。
ときにはトラブルも起こるけど、みんなで最高のものを作って、よかったと言ってもらえたときは、何にも変え難い時間ですね。

より素晴らしい物を目指して、毎日腕を磨いていこうと思います。
荒川洋(フルート)

新日本フィル 

2012.08.29| 荒川洋

八月の終わりは連日新日本フィルのオーケストラの仕事の毎日。
東京音楽コンクールの弦楽器部門本選の伴奏をしてきました。
こちらは四人分のコンチェルトを伴奏するので大変ですが、各々の人生がかかっている分、演奏会とは違う空気が流れています。

こちらも大変ですが、受験者の音楽になるべく協力したい一心で時間を共にしてきました。
荒川洋(フルート)

最後に 

2012.08.29| ゲルティンガー祥子

今日でリレーブログの担当も最終日となりました。
一週間おつき合い頂きまして有難うございました。

最後に改めてお知らせをさせていただきたいと思います。

今回太白区の楽楽楽ホールにて企画されているショパンのサロンの中で私はショパンのノクターンを担当させて頂くことになっています。

9月29日の土曜日、16:00より心を込めて演奏させて頂きます。

皆様に会場でお目にかかれますことを楽しみにしております!
ゲルティンガー祥子(ピアノ)

本を書く 

2012.08.28| 荒川洋

今年は演奏する、作曲するのほかに、「本を書く」ことに乗り組んでいます。

その中で、フルートを吹く上での音の成分や、方向性の話を書きたいと思ってますが、面白いことがかけそうです。
音は静止しないで動いてるとしたら、時間軸の未来へ突き進むようにいかに吹くか。
進むべき道がわかると、音は一人でに動き出す(鳴り出す)のです。

エネルギーの循環サイクルのようなものもそれでだんだんわかってくるようになってくるんですね。

面白いです。
いつか皆さんにそんな詳しい話をお届けできたらなと思ってます。
荒川洋(フルート)

ショパン 

2012.08.28| ゲルティンガー祥子

その昔“ヘクサメロン変奏曲”という、リストを中心に、タールベルク、ピクシス、ヘルツ、ツェルニー、ショパンという当時のピアニスト兼作曲家6人が、ベッリーニのオペラの素材からつくった変奏曲で腕を競い、ある慈善演奏会のために合作した作品のショパンを担当した事があるという理由だけで当時その曲を共演した恩師のペーター・レーゼル氏からはいまだにミスター・ショパンと呼ばれている私(苦笑)。
実は、今まで自分からプログラムとしてショパンを選んだ事は、ほとんどありません。

昔からなのですが面白い事にシューベルトの作品に取り組んでいるとショパンを弾く機会を呼ぶようなのです(笑)
実は今回せんくらでショパンをというお話を頂いたのもちょうど私がシューベルトの作品に取り組んでいた時で、ショパンという名前を聞いたときは思わずオッ!と小さく声がでてしまいました(笑)
どうやら神様は私を常に対極な方向へ連れて行きたいらしい・・・

性格の違う2人の楽曲を分析し対照的な部分を探すと数えきれない程でてくるわけですが、同じく興味があるのはやはり2人の人生においての様々な相違点。

例えば一つだけあげるとしたら・・・
人生の半分近くをパリで過ごし、外国から祖国ポーランドを想い続けたショパンと、ほとんど外国にでることなく、生涯オーストリア国内で生きたシューベルト。
まずそれだけでも十分な視点の違いがあると想定できますね。
シューベルト目線でショパンに入るのもなかなか面白いですがやはり実際弾いてみると・・・
ええ、もちろん気持ちは切り替えないと難しいです(笑)
ゲルティンガー祥子(ピアノ)

想像力 

2012.08.27| 荒川洋

生きていく上で、想像力ってとても大切ですね。

あのホールどのように響くかな。あの人どんな人なんだろう。。
この魚なに考えて泳いでるんだろう等々、次のステップの潤滑油になりますね。
たくさんの体験と好奇心が合わさって、その人の想像力が広がって行きます。

家族を連れて江ノ島水族館に行きました。
まるで空中に浮いているようなエイ、大きな魚やペンギンたちを見て、うちのもうすぐ二歳になる子は大興奮でした。
きっと自分も魚になって一緒に泳いでるような想像をしてるのかしら。
そして、こんなときどんな音楽が流れてるんだろう。
子供の頭の中にいろんな音や音楽も、映像と一緒に入ってくるんすよね。

そんな時間に花を想像力を後押ししてあげられるような音楽もたくさん届けてあげたいなって思ってます。
荒川洋(フルート)

セ ラ ヴィ 

2012.08.27| ゲルティンガー祥子

つい先日シリア出身の友人に連絡をとりました。
シリアの状況をニュースで目にするたび心が痛んでいたので。

友人いわく家族も無事だし地元に関しては心配いらないとは話していましたが、遠くからみているとそれでも心配になってしまうものです。

戦争、内乱・・そういうものと常に隣り合わせに暮らしていますがどんなときも変わらず穏やかな人柄で、いつもその場に平和をもたらしてくれるような(!)そんな友人。
振り返るとこれまでに、その友人と一緒に行動していると世の中の不条理さについて考えさせられるような出来事がたまたまよく起こりました。

一緒に広島を訪れた際、原爆死没者慰霊碑の前で、“この過ちは二度とくりかえしませんから”という言葉を心に刻んでいたまさにその日に、皮肉にも海の向こうではイラク戦争が勃発したり、たまたまエジプトで入ったカフェテリアのテレビで私達共通の知人である映画監督が、たまたま結婚式に参列する為に訪れたヨルダンでテロに遭い亡くなってしまったというニュースを目の当たりにしたり。

3.11の震災後、気分の落ち込んでいた私を心配してかけてきてくれた電話で慰めの言葉の代わりにその友人が言ったのが
“C’est la vie“
色々な意味をもつこの言葉だけど、あのときほど心の奥に響いた“セラヴィ”はなかったかな。
ゲルティンガー祥子(ピアノ)

エッセンス 

2012.08.26| 荒川洋

暑い夏。

アツイーと言いながらクーラーの中で過ごす毎日。
仕事で仕方が無いとき以外はすご外へ飛び出して、青い空からのエッセンスを取り込みましょう。
先日の神奈川県の稲村ケ崎の写真。

海岸といえば、僕は仙台七ヶ浜がとても好きでした。
震災前、仙台いくと必ずと言っていい程海岸沿いに行き、マリンスポーツを楽しんでました。
6月に行ったときの現地の様子を見て悲しかったですし、稲村ヶ崎にきてもいろんなことを考えます。

でも、心のドアを開けて、あらためて深呼吸。
いる時間を最大利用して、生きるためのエッセンスを取り込みたいと思います。
荒川洋(フルート)

東京 

2012.08.26| ゲルティンガー祥子

今日は自分のプロフィールの裏側を少し。

これまでの私の住民票の主な移動は
石巻→東京→パリ→ベルリン→ドレスデン→ベルリン→東京
今の所このような感じになっています。

私が初めて留学した当時、10代で日本からヨーロッパへ留学する人の数は現在に比べればまだそんなに多くはなかったため “若くて右も左もわからない国へ一人でいくとは勇気がありましたね” と言われることは度々ありましたが、正直にいいますと、私にとっては、一番勇気をふりしぼったのは15の時石巻から高校進学のため上京し、過ごした東京での3年間でした。

あの時のカルチャーショックの激しさに勝ることはその後なかったと思います(笑)
親から離れ、初めて自分一人だけの視点でみたものというのはやはり印象が強くなるものなのでしょうか。

もちろん国が変わると文化の違いは明らかにあるわけで、何をカルチャーショックとするかですが、ここではあくまで日常生活の視点でと言う意味です。
今思えば田舎育ちの私にとって、全般的にヨーロッパのテンポは、東京のような都会よりは、案外とらえやすいテンポだったのかもしれません。
実際向こうに行ってやはり少し安心感がありました。

15歳から数えるとその倍以上も歳をとった今現在、東京暮らしに再挑戦中!
帰国して東京に住み始めてもう4年は経ちますが、歩いていても、車を運転していても常に若干緊張気味というのは未だ変わらず・・・(笑)
ゲルティンガー祥子(ピアノ)

走る 

2012.08.25| 荒川洋

最近快晴続きで、毎朝ジョギングをするのが日課になってます。

体を動かすことは楽しくて仕方がなくて、ジョギングのほかにも水泳、自転車、ジムとか様々なんですが、やはり天気の良い日は、景色を眺めながら、今日はどのルートにしようか迷いながら、平均5-6キロの道のりを走ります。

自分で動けば動くほどシアワセがまっている。
左に行っても右に行っても。直進しても。
人生赴くままに走って行きたいものです。

せんくらの演奏は、そんな時間の使い方を音楽で感じてもらおうと思って、ただいま吸収中。
荒川洋(フルート)

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