パリではオランジュリー美術館の他に、ノートルダム大聖堂も観光してきました。
パリのシテ島にあるカトリックの大聖堂で、その荘厳さ、スケールの大きさには圧倒されました。
またステンドグラスの美しさも印象に残りました。
思いがけずミサがはじまり、パイプオルガンの音を聴く事が出来たのも幸運でした。心洗われるような気持ちで大聖堂を後にしました。
津田裕也(ピアノ)
うさぎさんは、恥ずかしがり屋で狭いところが落ち着くようです。
ベッドの奥なんて最も居心地のいいところらしいです。
時には、スピーカーの裏側の配線スパゲッティの中に隠れてしまったり、マッサージ椅子の下に潜り込んで一度入っちゃうとなかなか出てこないし、配線をかじられたら大変と抱き上げたいのですが、手も届かない(困)。
まさに知恵比べです。
さて、せんくら【公演番号21】は、バッハをキーワードにヴァイオリンの漆原啓子さんとそれぞれの無伴奏、そして二人のデュオ(デュオでは今回初共演です!)です。
私は無伴奏ではバッハの1番を弾くのですが、そもそも無伴奏チェロ組曲第1番は全6曲の中では最もささやかで慈しむような温もりに満ちた組曲だと思います。
曲のイメージを言葉にするのはとても抽象的で難しいのですが、この有名な一番のプレリュードを弾く時はいつも世界中の色々な国の人たちの笑顔がふわっふわっと入れ替わり立ち替わり出てきます。
私的には、最も人類愛を感じる一曲です。
漆原啓子さんとは同じマネージャーさんなのですが、不思議と接点がなく今日まできました。
10月1日の当日をとても楽しみにしているところです。
長谷川陽子(チェロ)
2日目の講師コンサート会場はウィーンの街の中心にある、シュテファン寺院の裏道を入った小さな建物の中でした。
バロックザールという名にふさわしく、天井に描かれた絵、壁から下がっているランプ、そして古いベーゼンドルファーのピアノは絵の中の部屋のようです。ウィーンの街の伝統の重みを感じます。
今年はウィーンにしては珍しい暑さだそうで、連日35度を超える猛暑でした。
(私が着いた前の日まではまるでもうこのまま冬になるのかと思ったくらい寒く、ヒーターをつけていたそうです)
この暑さに耐えられず、窓を開けてのコンサートということになりました。
私はモーツアルトを弾かせて頂きましたが、窓からは馬車が走る馬の蹄の音が聞こえ、その中でゆったりと音楽が流れていきます。
そんな素敵なコンサート会場です。
その中で弾いているのは何とも言えない気持ちでした。
(本当は、初めはこの暑さと馬のにおいにうんざりだったのですが、、、。モーツアルトと一緒になるとこれも許せるのでしょうか)
日本ではコンサートホールは最善の環境を整えましょうとか、演奏家も何となく身構えてしまいますが、馬の走り去る音を聞きながら、みんな音楽に浸っています。
私たちには知りえない文化があるのですね。
そしてこの講習会に集まった学生さんや講師の先生方はみなさん、私が仙台出身とわかるとすぐに「ああ、あの難しいコンクールをやっている街ですね?」と聞かれ、あれこれとコンクールの話に花がさきました。
そういえばこのウィーン音楽大学で仙台国際コンクールのオーディションが行われたのだなあと思いながら感慨深く歩きました。
庄司美知子(ピアノ)
みなさん、こんにちは。吉田彩です。
今日は仙台の中でも私の地元をご紹介します。
仙台駅から霊屋橋経由八木山方面行きのバスにのり、4つ目「片平丁小学校前」で降ります。
左に東北大学、右に広瀬川があるレンガ通り。お散歩には絶好の場所です。
そこに2軒、隣り合わせで私の大好きなカフェがあります。
一つは、カフェ モーツァルト アトリエ。
もう一つは 自家焙煎 珈琲 まめ坊。
どちらもコーヒーがおいしいのですが、味も雰囲気もまったく違うタイプのお店なので、ぜひ両方訪れてみてほしいです。
ちなみに上の写真はカフェ モーツァルト アトリエのお庭からの眺めです。
「東北大正門前」のバス停を過ぎたら次の信号で右折しましょう。
坂をおりたら左方向へ、米ケ袋の河原に向かいます。
河原の入口の緑のトンネルが素敵です。
つい深呼吸したくなるところです。
手入れされすぎていないところがまたいいんです。
松島も青葉城もケヤキ並木もいいけれど、私にとっての
「仙台」はこの風景。
いい街だな、仙台。
まだまだ元気になれるはず!
音楽とともに、前へ 仙台♪
吉田彩(ピアノ)
講習会の後、パリに立ち寄り観光をしてきました。
オランジュリー美術館でモネの睡蓮の絵を見る事が出来て幸せでした。
「睡蓮」の絵は、第一次世界大戦終結後、描かれた無限の自然の前で人々が安らげる場を造りたいとの考えから、モネによってフランスに寄贈されたものだそうです。
展示されている部屋や壁も彼自身によって考えられたもので、水、空気、光、土、空が美しく混ざり合う睡蓮の絵と一体となって素晴らしい空間でした。
いつかまた訪れたい場所です。
津田裕也(ピアノ)
このブログを書いている今、9月18日に東京文化会館小ホールで行われるリサイタルの用意で、熱い毎日を過ごしています。
毎回プログラムを考えるときは、悩みます。今でこそPCで曲順を入れ替えて聴いてみたり出来るから便利です。
プログラム組みは演奏家の個性が出るようで、前菜、スープ、魚料理に、時にお口直しがあって、メイン、そしてデザート・・・
といったコース仕立ての流れにしている人もいれば、ドンドンドンとメイン尽しというゴージャス系もあったり、プログラムの中に知的ななぞなぞが仕掛けられていたり・・・
色々な演奏家のプログラムを見るはなかなか楽しいものです。
9月18日の私のリサイタルのプログラムも我ながらけっこう悪くないプログラミングが出来たと思うのですが、いかがでしょう。
お時間ある方は是非是非聴きにいらして下さい!
詳細は http://yoko-hasegawa.com
お申込みは himawari@yoko-hasegawa.com までどうぞ。
長谷川陽子(チェロ)
ワタクシ、ただいま『妊娠8か月』の体です。
10月1日の♪せんくら当日には『9か月』になっており、一体、どれだけお腹が出るんだろう?とちょっと不安です。
体重も、日々着々と憎らしい位に増え続け、検診に行くたびに、「あなたは元々太ってるんだから、太り過ぎないでね!」と、厳しいお灸を据えられる始末。
仕事の合間を縫っては、旦那さんや母を誘って「ウォーキング」をしてはいますが、毎日、体重計と睨めっこです。
「赤ちゃん」を授かれたことは、本当に嬉しくて神様に感謝!
ですが、色々と大変だなぁ、と初めての経験に驚きの連続です。
♪せんくら当日には、たくさんの先輩ママの皆様にお会い出来るのを、楽しみにしております。
今は、とにかく10月1日に無事に皆様の前に立って、演奏させていただけるよう、不測の事態が起きないよう祈る日々です。
でも、絶対元気に!皆様にお会いできるようにしますからね!!!
丹野富美子(マリンバ)
今年も光栄にもせんくらに参加させて頂く事となりました住田怜美です。
今年、2011年は宮城、東北の人たち、そして日本にとってもつらい年となってしまいましたね。
あの時は街が、世界が、時が止まってしまったかのように感じられましたが、仙台の街も大分元気になってきたように思います。
辛かった震災。
まだまだたくさんの方が様々な傷を抱えていると思いますが…
私はたくさんの大切な事に気付く事ができました。
お医者様だからできる事、政治家だからできる事、自衛隊員だからできる事、八百屋さんだからできる事、お母さんだからできる事、音楽家だからできる事…
だからできる事って本当にたくさんあるんですよね。
美しい言葉、美しい笑顔、美しい心、慈しみの心、綺麗事のようだけれど、そういうものこそが本当はとても大切だということ。
そして今を精一杯生きるということ。
まだまだ仙台のホールは使えないところも多いですが、それでもせんくらを開催すると伺った時は本当に嬉しかったです。
支えてくださっているスタッフの方々、聴きに来てくださるお客様、全てに感謝をしてたくさんのhappyと元気をおすそわけできるよう私も笑顔で頑張ります。
どうぞ楽しみにいらしてくださいね。
それでは会場で。
写真は今年1月に伊勢神宮に行った時のもの。
澄み切った空に龍雲が出ていました。
住田怜美(ピアノ)
8月上旬にフランスのクールシュヴェールという標高1850mの街で行われている講習会に参加してきました。
冬はスキーリゾートとして有名な風光明媚な場所です。
美しい山々に囲まれた中、充実した時を過ごす事が出来ました。
学んだ成果をせんくらで発揮出来るよう、演奏会まで頑張ります!
津田裕也(ピアノ)
時々我が家では姉夫婦を呼んで実家で餃子パーティをするのですが、刻みは母、包みは私と息子と甥っ子、焼きは姉。
ちょうどよくお互い得意分野が重なっていないので、なかなかのベストチームワークです。
ひたすら黙々と具を包むと心が無になってあっという間に時間が流れ、ちょっと落ち込んでるなんて時も皆で食べる頃にはいつも元気復活、「長谷川陽子流リフレッシュ法」です。ぜひお試しあれ!!
いやいや実は餃子は単なるネタでして、言いたいのは「やはり家族っていい」ですね!
長谷川陽子(チェロ)