僕は仙台出身で、小さい頃から本当に仙台が大好きである。
小学生1年生の頃、東京に引っ越すことになり、泣きながら同級生をお別れしたことは今でもよく覚えている。
当時、南光台小学校の前にはヒヨコ売りのおじさんがいて、横にはゴルフ場もあった。
タイヤが山積みにされていた校庭にある山は、未だに探検しつくしていないことを悔やんでいるほど好きだった。
まだ埋め立てられてなかった台原の近辺には沼があり、まさかそこに地下鉄が走るとは思わなかった。
でもそんな時代から仙台が形は変わっても、みんなが共有する調度良い規模の街でいてくれてることが素晴らしいと思う。
以前も書いたことがあるけど、友人のガイジンさんはみんな仙台が好きだという。気候と都市の規模と緑があるところが良いと言う。
緑のある大通りを歩けば、西公園のSL機関車のある市民会館だっていけるし、買い物したいと思っても行きたいところにすぐ行ける。
そんなノリで、イベントがあってもすぐ辿りつける。友人に会えるし友人になれる。そんな素敵な街はなかなかない。
障害を持つリコーダー奏者の妹、荒川知子も、せんくらと同様、すっかり仙台の街に定着したイベント「とっておきの音楽祭」でお世話になった。
同じように、僕も「せんくら」も仙台の人たちとともにイベントを盛り上げていけたらと思う。
今年も何か提案できたらと思います。
よろしくお願いします!
荒川洋