こんにちは、ヴァイオリンの辻彩奈です。 「せんくら」には2022年以来2度目の出演となり、再び仙台の皆さんの前で演奏できることをとても嬉しく思っています!
ピアニストの小井土文哉さんと共に2回のリサイタルを演奏します。演奏するプログラムの1つは、シューマンの1番のソナタとブラームスの2番のソナタ。ブラームスのソナタは私自身大好きな作品の一つです。2024年6月に阪田知樹さんとブラームスソナタ全曲のCDをリリースしたこともあり、より特別で大切になったソナタです。前回の「せんくら」では1番を演奏しましたが、今回は明るく幸福感に満ち溢れた2番を演奏します。
もう1つのプログラムはショーソンの詩曲とフランクのソナタです。フランクは言わずと知れた名曲、私もこれまで何度も演奏してきました。特に思い出深いのは、2023年にマルタ・アルゲリッチさんとご一緒できたことです。彼女の音楽に入り込めたこと、本当に繊細な弱音に包まれたあの音楽体験は、生涯忘れることのない素晴らしい経験でした。今回、小井土さんと一緒にどんな音楽作りができるのか、今からとても楽しみにしています!
出演者もお客様もワクワクした活気あふれる音楽祭の雰囲気が私はとても好きです。出演者も他の音楽家の演奏を聴けたり、現場でたくさんの再会があったり、お客様もたくさんの公演をハシゴすることができたり。 秋の魅力がたっぷり詰まった仙台、私もたくさんの方とお目にかかれるのを楽しみにしています!
辻彩奈