出演アーティスト 西沢澄博さんからのメッセージ

2024.09.01| 西沢澄博

みなさんこんにちは。仙台フィルでオーボエを吹いています西沢澄博(にしざわきよひろ)と申します。

今年も秋の風物詩とも言える「せんくら」の季節が近づいて来ました。このフェスティバルは何といっても沢山の公演をハシゴ出来るのも魅力の一つですよね。

公演のために来仙している多くのアーティストがこの仙台の街や各会場間を行き来しているため、思いがけないところで様々な方に会えると…いうのも裏の楽しみ方?かもしれませんね。

さて今年は仙台フィルの5つのオーケストラ公演以外には公演番号48の「こんなにいたのか!東北ゆかりの名演奏家」で管楽器のアンサンブルで皆様とお会いできる予定です。

その中でも今回取り上げるR.シュトラウスの「13管楽器のためのセレナーデ」は、本当に美しい曲なのでぜひ皆様に聴いていただきたいと思っております。そんなに長い曲ではないのですがR.シュトラウスのエッセンスが詰まった、若い頃の作品です。

実は、編成が大きい割に演奏時間が短いため「コスパが悪い!」(涙)となり、いつも室内楽のコンサートの選曲では上がるものの、実際に演奏会で取り上げにくい曲の一つかも知れません。

こういった大きな編成の室内楽の曲を取り上げられるのもフェスティバルならでは、という感じではないかと思います。

また今回はN響首席クラリネットの伊藤圭さん(大崎出身)を始め、宮城にゆかりのある管楽器のメンバー、そしておなじみ?仙台フィルのメンバーという特別編成のアンサンブルとなっております。

このフェスティバルでしか味わえない、まさに一期一会の音色・音楽を演奏者である僕自身も今から非常に楽しみにしております。皆さま是非聴きにいらして下さい。

仙台フィル オーボエ奏者 西沢澄博

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