お暑うございます。。いやはやの厳しい夏ですが皆様お元気でお過ごしでしょうか?
この暑い夏の中でも我々は日々の演奏活動、そして来る秋冬の音楽シーズンに向けて、準備をしております。いやはや因果な商売?
いえいえ、実はこの仕込みの季節は結構楽しいのです。
秋のせんくらに向けて、ヴァイオリンの森下幸路、ピアノの川畑陽子、そして私チェロの三宅進の桐朋学園同級生チームが仕込んでいるのは、ピアノトリオの名曲中の名曲、ブラームスの1番です。
数あるピアノトリオの中でも僕は個人的に1番気に入っている曲のひとつです。
構成の確かさ,歌の素晴らしさ、どれをとっても生涯かけて臨む価値のある作品です。
あと、実は気に入っている理由のもうひとうは
メロディーがいつもチェロから始まるところ!
そこかい!
あ、ここは森下くん読まないように!😛
森下くんは学生時代はあまりの個性の濃さに
一体この人は何なんだ?とよく思ったものですが、自分がアメリカに留学して帰ってから彼の信念の強さの価値に気づきました。
アプローチは僕とは全然違うのですが、高いブラームス山の手前側から僕が登り、彼は反対側から?という感じです。
山頂を目指している点はおそらく一緒なのだと思います。(信じたい)
この困った2人の弦楽器奏者をピアノの川畑陽子さんがうまーく手綱を引いてコントロールしております。
もしかしたらこのブラームス山自体が彼女の手のひらの上かもしれません!
せんくらのフレッシュアーティストの中で
よく言えばいぶし銀、ブルーチーズ?のような 異彩を放っているこのトリオに是非お出かけくださいませ。
三宅 進