皆さん、こんにちは!
ピアニストの福間洸太朗です。
この度、「せんくら」音楽祭に初参加し、3公演で演奏させていただきます !
以前お声がけいただいた時は他の公演と重なり出演が叶わなかったので、喜びもひとしおです!
こちらの「せんくらブログ」では、私の出演する各公演の聴きどころをご紹介しますね。
初日のリサイタルでは、ショパンとラフマニノフの作品を取り上げます。
この二人は、ピアノ音楽史には欠かせない大天才のピアニスト兼作曲家でありましたが、後に生まれたラフマニノフはショパンに対し多大なリスペクトを持ち、自身のピアノリサイタルでも作品をよく取り上げていました。
この公演では、二人の作曲家の『前奏曲嬰ハ短調』、そしてロマンティックなメロディと超絶技巧が映える名作をお聴きいただけます。二日目のガラコンサートでも同じショパンとラフマニノフを弾きますが、私の中で『楽興の時第4番』と『革命のエチュード』は、左手の疾走感漂う無窮動のモチーフだけでなく、メロディにも何か共通するものを感じます。
二日続けて聴かれる方は是非ご注目ください!
また、このコンサートでは3人のお若いスターピアニストさんも出演され、ワタクシが司会進行も務めますので、彼らの演奏は勿論、楽しいトークもお楽しみに。(^^♪
そして最終日グランドフィナーレでは、超名曲ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を演奏します。
この作品はフィギュアスケートでも有名ですよね☆
実は私、「スケオタ」とも言えるほどフィギュアスケートが大好きなんです!
偶然にも、アルベールビル五輪でこのラフマのピアノ協奏曲第2番で演技され、見事銀メダルに輝いた伊藤みどりさんとつい先日オンラインで対談しましたよ。
また仙台と言えば、日本のフィギュアスケート発祥の地、そして羽生結弦さん、荒川静香さんという二人の五輪金メダリストを輩出した地…そのお二人とも私は以前アイスショーでご一緒したこともあり、ラフマニノフ生誕150年に仙台で彼のピアノ協奏曲を弾けることに、とても特別なご縁を感じています。
また、東日本大震災後、私は宮城県石巻市の湊小学校と多賀城市の東豊(とうほう)中学校を訪れて演奏したことがあります。
皆さん様々なご苦労がありながらも、とても素直で、懸命に前を向いて頑張っていらっしゃる姿を見て、涙がでるほど勇気づけられたことを昨日のことのように思い出します。その時に会った子供たちは今どうしているのかなぁ、とよく想ったりします。
今回、再会できたら嬉しいですね!それでは、暑い日が続きますが、「せんくら」まで皆さんお元気でいらしてください。
会場にてお目にかかれるのを楽しみにしています!
福間洸太朗