せんくらファンの皆さま、こんにちは!
エレクトーンの神田将(かんだゆき)です。今年もご縁あって皆さまとお会いするチャンスをいただきましたこと、心より感謝いたします。
早速ですが、もうパンフレットは手に取ってご覧になりましたか?
今年も豪華な顔ぶれが仙台に集結しますね。おおいに盛り上がりそうですし、仙台ゆかりのアーティストが多いことにも期待が膨らみます。どんな演奏を聞かせてくれるのか、開幕が待ち遠しいですね。
私も気がつけば図々しくも古株顔で居座るようになって久しいわけですが、せんくらならではの雰囲気というものがとても気に入っています。
演奏は同じ曲なら場所が変わっても同じ? いえいえ、実はまったく違うんです。生演奏というのは、会場の響きや自身のコンディションはもちろんのこと、その日の天気やお客様の雰囲気など、あらゆることに影響を受けます。土地柄やイベントのカラーというのも大切な要素で、むしろそれを取り入れないなんてもったいないと思って弾いています。
仙台は大都会でありながら、ゆるっとしたところもあって、適度にリラックスさせてくれる理想の土地です。そして、せんくらのお客様はとても乗せ上手で聞き上手。ちょっと緊張しちゃうなぁという気分でステージに出ても、あっという間に和ませてくれるのがせんくらのお客様。なので、どんな弾き手もサービス精神旺盛になるんですね。
そんな目には見えない「つながり」が心地よいせんくらも、ここ数年は弾き手と聞き手のコミュニケーションという点では控えめにせざるを得ませんでしたので、今年はもっとフラットに、もっとフランクに、距離を縮める工夫をしたいなと思っています。
さて、今年、神田将のエレクトーンは3公演でお楽しみいただけます。ソロがふたつと、津軽三味線の浅野祥さんとのコラボをやります。コラボでは、三味線とオーケストラの協奏曲をイメージした新作を浅野さんと一緒に鋭意創作中。浅野さんには、いずれ自作の管弦楽曲でオーケストラとともに海外公演などを実現して、世界中の人に三味線と浅野流の音楽を届けて欲しくて、今回の新作がその足がかりになればとの思いで取り組んでいますので、応援よろしくお願いします。
もうひとつ、せんくらの秘かな私の楽しみは、豪華アーティストとの遭遇です。ふだん出会いの場がないので、憧れの人と会話したり、こっそり袖から演奏聞けたりするのがたまりません。昨年も初めてお会いしたアーティストに牛タン食べに誘ってもらったりして、大きな刺激をいただきました。今年もそんな出会いを求めつつ、せんくら唯一のエレクトーン奏者として張り切ってまいります!
神田将