せんくらブログをご覧の皆さまこんにちは。チェロの原田哲男です。
二年ぶりの参加となる今年は、【30】セレーノ弦楽四重奏団と、【25】懐かしのメンバー大集合の二公演に出演させて頂きます。
これらの企画は仙台フィル創立50周年の記念に、かつて在籍していた奏者と現役の楽団員、懐かしいメンバーが集まってのアンサンブルという粋なもので、その方達とお会い出来るのが今からとても楽しみです。
お一人お一人の音の記憶は今でも鮮明に覚えているものですが、およそ10年の間を置いて、それぞれが新しい音を携えて集まると思いますし、一方でやはりその人ならではの音を聴いて、音でしか味わうことの出来ない懐かしさを感じるのだろうと思います。
先日、インターネットで、仙台フィルの東京公演に関する記事に「信頼と遊び心、陽の気を発するオーケストラ」と評されているのを見てとても嬉しく、また羨ましく感じました。
50年をかけてそのようなオーケストラになり得るのも、団員の努力に加えて街の人たちの応援があってこそ。「せんくら」がその街のムードを作る大きな存在であることは間違いありません。私自身今回その仲間に入れて頂けて幸せです。共演の方々はもちろん、仙台のお客様との再会を楽しみにしております。