皆様こんにちは!
コロンえりかです。初めてせんくら2022で皆様にお会いできるのを今から楽しみにしております。
私は南米のベネズエラで生まれました。
早朝からラジオではサルサが流れ、音楽と踊りが生活の中に溶け込んだ空間で育ちました。
ベネズエラは、エルシステマという音楽教育プログラムの影響もあり、世界一オーケストラが多い国で、ここで学ぶ若者たちが音楽文化をさらに豊かなものにしています。
子どものオーケストラが駐車場でマーラーを弾いているのを、スーパーの買い物袋を持ったお客さんが聴いていたり、ロサンゼルス・フィルハーモニックの音楽監督のグスターボ・ドゥダメルがオーケストラと一緒にポップスターとコンサートをしたり「音楽が好き」という共通項だけでアーティストが出会い、複雑で多様なラテンの音楽からさらに新しいものが生まれています。
今回取り上げる楽曲は19世紀、20世紀にかけて、西洋音楽の技法で書かれた音楽で、生活と密着した喜びを描いた曲ばかりです。
ビラ=ロボス、モンサルバッチェ、レクオーナやラウロといった代表的な作曲家から、言霊の作品を選びました。
スペインとラテン・アメリカのクラシック音楽は、哀愁や、皮肉、爽快さや情熱といった感情から独特の香りを漂わせています。
そしてどんなに悲嘆に暮れていても「幸せ」のレシピが詰まった楽曲ばかりです。
10月1日はイベロ・アメリカの音楽をたっぷり長富彩さんと、そして、10月2日の魅惑のガラ・コンサートでは上野耕平さん、三浦一馬さん、山中惇史さんと一緒に踊る音楽をお届けします!
ぜひ日本の皆様に、地球の裏側の熱くて、美しい歌を聴いていただければ嬉しいです。