こんにちは、オーボエの西沢です。気が付けば仙台生活ももうすぐ20年が迫ってきており、生まれ育った青森を追い抜き、仙台は「人生一番長く住んでいる街」になりました。
今回のせんくらでは本業である仙台フィルのオーケストラ公演(皆さんお待ちしておりま~す!!)のほかに、「こんなにいたのか!仙台ゆかりの名演奏家Ⅱ」(公演番号53)に登場する予定です。こちらの公演ではモーツァルトの名作、ピアノと管楽のための5重奏を演奏します。オーボエにおけるモーツァルトというと比較的若いころの作品が多く、ハ長調の協奏曲や弦楽器とのカルテットもいずれも元気いっぱい!!という雰囲気。それはそれで楽しいのですが、対するこの作品はこの先訪れるロマン派を予感させるような雰囲気を持ち、演奏者もどっぷりと室内楽を魅力を楽しめるというか、それぞれの楽器が「音で語り合える」という感じでしょうかね。この曲を演奏できるのは本当に毎回楽しみなわけです。
「仙台ゆかりの演奏者」ということですが、仙台出身で仙台フィルとも多数共演してその都度素晴らしい演奏を披露しているピアニストの津田裕也さんはもはや説明不要ですね。古川出身、クラリネットの伊藤圭さんはN響首席としてテレビを通して演奏に触れている方も多いのでは?藝大フィルに籍を置き今や大活躍のホルンの庄司雄大さんはなんと仙台ジュニアオーケストラ出身。この宮城出身のスーパーな三名に加えて仙台フィルからはファゴットの水野一英さん(新潟出身、電力は東北電力!?)、そしてワタクシ西沢とオール東北メンバーで皆様にモーツァルトの魅力をお届けできるよう努めてまいります。いまからこのメンバーで音を出すのが楽しみです!!