出演アーティスト 田崎尚美さんからのメッセージ

2021.08.21| 2021

はじめまして。このたび、「せんくら」に初出演させて頂きますソプラノの田崎尚美です。

 

福島県会津若松市出身の私にとって、仙台は憧れの大都会というイメージです。東北唯一の政令指定都市ですもんね。小学校の修学旅行も仙台でした♪ 全てのお小遣いを「笹かまぼこ」にして帰宅した私ですが、何故「萩の月」を買って こなかったのか?と家族に責められた記憶があります。

高校生の時は高速バスに乗って仙台に買い物に行ったこともありました。遊ぶ事ばかり考えて生活してましたね 笑。

 

仙台でお仕事をさせて頂いたのは、一昨年の仙台フィルさんでの第九が初でした。 あの頃はまだ未知のウイルスは流行っていなかったなぁ。まだ2年経っていないですが、とても昔の事のように感じてしまいますね。大きな看板の前ではしゃいで撮ってもらった写真を載せます(^^)

 

 

2年前と状況は違いますが、また仙台の地で歌わせて頂けるのはとても幸せな事です。

 

今回出演させて頂くのは、公演番号24番「コンサートホールが歌劇場に変わる!華麗なるオペラの世界!有名オペラ・アリア集」公演番号83番「グランド・フィナーレ華やかなるウィンナ・ワルツの世界へ!」の2ステージです。

 

共演者の皆様が非常に豪華で、今からウキウキしております。

メゾの谷口睦美さんは、皆さんご存知の通り超美貌のプリマドンナです。初めて現場でお会いしたのは10年近く前だと思いますが、歌唱はもちろん、その美しさに圧倒されました。今回、二重唱を歌わせて頂けるのが凄く楽しみです。

テノールの西村悟さんは言わずと知れたイケメンプリモテノールですが、私にとっては大学院時代のオペラ科での先輩なのです。あんまり敬った感じを出さない不出来な後輩ですが、本心は尊敬しておりますので。同じ舞台に立たせて頂けるのはとても嬉しいです。

そしてバリトンの今井俊輔さん、今や日本を代表するバリトンとなられておりますが、実は大学の同級生だったりします。彼の活躍を見るたびに、「今井ちゃん、、、」と胸を熱くして自分も頑張ろーと密かに思っております。「彼はうちの学年の首席だから!!」と色んなところで自慢しているのは私です。

さらにスペシャルなのは、ピアノが石野真穂さんだということです。ご縁があって、高校生の時に学生コンクールでの伴奏をして下さったのが真穂さんでした。初めて会ったプロのピアニスト、そして凄く美人、、心細いコンクール時を暖かく支えて下さったことは何年経っても忘れておりません。あれ?嘘でしょ、何十年か経っておりました。。。

 

マエストロの山下一史さんと御一緒させて頂くのは初めてですが、もちろん一方的に存じ上げている素晴らしいマエストロですから、今回御一緒出来るご縁を頂けたことに感謝し、楽しい「チャールダーシュ」を歌わせて頂ければと思っております。

そして、東北で育った私としては仙台フィルさんとの共演はめちゃくちゃに誇らしい事なので、今からとっても楽しみにしております!!

 

歌う曲はレパートリーとして沢山歌わせて頂いているものがほとんどです。特に『ルサルカ』の「月に寄せる歌」は2017年に日生劇場で全幕演奏の機会を頂いてからは1番歌っている曲だと思います。自分でプログラムに入れる事も多いですし、リクエストを頂いて歌うことも多い曲です。個人的に“月“が大好きなので、特に思い入れが強くなっているのかもしれません。チェコ語でお届け致します。写真は大宮からの月でございます。仙台といえば青葉城、青葉城といえば「荒城の月」ですよね。実は我が出身地の会津若松にも鶴ヶ城というお城がありまして、そこにも土井晩翠の碑があるので、子供のころから何度も歌ってきました。今回のプログラムでは荒城の月は歌いませんが、いつか仙台で歌いたいなぁと密かに思っている私です。

 

 

今回、仙台でする事は、青葉山公園に行く!美味しい牛タンを食べる!!牛タンと笹蒲鉾のお土産を買う!!!です。
そして何よりも、お客様方に心地良い音楽をお届け出来れば嬉しいです。

10月、皆様にお会い出来ますことを楽しみにしております♡

 

 

田崎尚美

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