皆さん、こんにちは!
仙台フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスターの西本幸弘です。
昨年は新型コロナウィルスの影響でせんくらとして皆様にはお会いできませんでしたが、今年はせんくらでお会いできますね😊
皆様はstayホームなどどんな時間をお過ごしだったのでしょうか?僕は普段ゆっくりと時間の取れない趣味の料理やギターの時間を増やしつつ、今後のアーティストキャリアを考えたりの日々でした。料理では初めてカワハギを捌いたりと、少し腕を上げられた気がします。(笑)
そしてそんな時間の中で、登山という、もう一つ趣味の様な、自分と向き合う貴重な時間を作ることが出来ました。父がワンダーフォーゲル部だったこともあり幼い頃は山登りに行ったこともあったので、昔も思い出せる時間です。登山中は少しの間だけ完全に音楽と離れて足元に気を付けながら一歩一歩頂を目指し、一つ一つ色々なことを考えられます。貴重な時間です。登山に向けては、数日前から気温や天気を調査しながら、色々なリスクを想定して荷造りをする。そして地図を読みながら目の前の景色を見ながら進んでいく。数時間かけて行き着いた先には絶景も待っています😆その達成感足るや快感です!そして、遠足と一緒で家に帰るまでが登山。実は危険は下り道の方が多くて、集中力を要します。ある意味音楽から完全に離れるけど音楽とも似ている気がしています。一つのコンサートを制作して演奏して終演後にフィードバックしてのような。
そんなわけで、これからも登山は時間の許すときに続けていこうと思います。
さて、肝心の今年のせんくらの出演公演についてです。仙台フィルの公演はもちろん、個人では、今年は久々のフェスティバルソロイスツと、どしゃ降りバンドでの出演です♪
毎回ソロイスツでは素晴らしいメンバーと限られた時間で最大限の化学反応を目指す時間です。きっと今年もお楽しみいただけること間違いなしです!
もう一つのどしゃ降りバンドは、大学時代の同級生と結成した何でもありのボーダーレスバンドで、僕が雨男であることも理由で、音のどしゃ降りをも起こしたい「どしゃ降りミュージックアワー」というのをスローガンに活動しています。メンバーの健ちゃん(髙杉健人さん)は、ここまで行くか!といつも思う超絶アグレッシブなコントラバシストです。クラシックはもちろん、どんなジャンルでも活躍していて、特に今ではタンゴのスペシャリストでマルチなアーティストです。そして今回はピアニストのポチ(髙橋翔吾さん)が諸般の事情で参加できないこともあり、スペシャルゲストとして信頼しているピアニスト山中さんとのコラボをします。作曲家でありピアニストでもある山中さんとどんな音楽が出来るのかは、僕ら自身も未知数で今から楽しみです。
きっと、レンジが広くてクラシックもこんな表現にチャレンジできるんだということをお伝えできるのではないかなと思いますし、純粋にライブ感のある「ライブコンサート」を目指していきます。ぜひ心よりお待ちしております🙇
最後になりますが、せんくらではこんなときだからこそ心が柔らかくなり豊かになるようなコンサートが沢山あると思います。ぜひ楽都仙台の音楽祭楽しんでいただけると幸いです🙏
Ciao!!
本日も西本からお届けするブログです!
昨日のシュランメルにも少し関わる内容です👌
今年3月頃、久々にウィーンやザルツブルグの空気を感じたく、プライベートでオーストリアに行ってきました。
特にプランも立てずに、心の赴くままに過ごしてみました。
美味しいものを食べ、美味しいお酒を飲んでは寝る!!☺
、、、、というだけでは決してなく😅
ウィーンフィルやウィーンシンフォニーのコンサートなども聴いてきました。それはそれは刺激に充ち溢れた時間でした。
ただそれ以上に感じるものや刺激をもらえたのが、ホイリゲで生演奏の『ウィーンはいつもウィーン』、路上で聴こえてきたワルツやポルカでした。
最近ではニューイヤーコンサートなどでもだいぶ馴染みが出てきたウィーン音楽ですが、我々生粋のウィーンっ子ではない僕らにとっては、楽しいけれどちょっと掴みきれない部分もある音楽です。
ワルツのいわゆる「ズン・チャッ・チャッ」においても、シンプルがゆえに、
どんな「ズン」がいい?
どんな「チャッ・チャッ」がウィーン?
と、迷いが出てくるのです。
さて、話は戻りますが、聞きなれた『ウィーンはいつもウィーン』をホイリゲで聞いていると、いつものテンポより2倍以上ゆっくりだったり、裏打ちのタイミングが4角形のように均等なリズムだったり、、、意外でした👀
そして、ウィーン旅行中盤戦には、ある方の薦めでヨハン・シュトラウス縁のカフェに行ってきました。
【カフェ・ドン・マイヤー】
昔はカジノを設けた社交場で、ヨハンシュトラウスのデビュー場所と言われている場所です。ブラームスなども通っていたという音楽家縁の場所だそうです。
店内にはシュトラウスが店に贈った『ドン・マイヤー・ポルカ』の自筆譜が飾ってあったりと、色々と面白かったのです。
そこのカフェでは常に9割以上が地元民で一杯の人気カフェ。常連のお客様は毎日同じ時間に同じお席で新聞を読む、というような方々も多く居ました。
お店のBGMにはシュトラウスや、ライバルでもあったヨゼフ・ランナーの曲がたくさん流れていました。
その後には、シュトラウスのお墓で、今年もせんくらでウィーン音楽の演奏してきますとお伝えしてきました🙇
こんな経験を通して、自分なりのウィーン音楽像がゆったりと変わっていくのを感じました。
なんだろう、、、様式感や形式感も大事だけど、音楽を楽しむ気持ちを大事に生活に溶け込ませることに重きをおいている感じがしました。
きっともっともっと勉強すれば、より深く核心を学べるのだとは思いますが、今の答えは以上のようになりました!!!
何が言いたいかというと、、、
せんくらでは、仙台をはじめ聴きに来てくださる皆様の空気を感じながら、その空気に溶け込む、そこでしかないウィーン音楽をお届けしたいと思います!!
ぜひ一緒に楽しみましょう❤️
お待ちしてまーす!!
see you soon
皆さん、こんにちは!
仙台フィル・コンサートマスター西本幸弘です。
今年もこの季節がやって来ましたね~、食欲の秋、芸術の秋、せんくらの秋!!☺
今年のせんくらでは、仙台フィル3公演とせんくらフェスティバルソロイスツ、そして昨年に続く西本企画のシュランメルンと、クロスオーバー4楽士に出演します!どの公演も今から楽しみで~す!!
まずは西本企画の2公演について簡単にご紹介したいと思います。
シュランメルン!🎻🎻🎻🎻
昨年に引き続きウィーンワルツや、民俗音楽を中心とした、ノリと味わいが勝負のプログラムをお届けします。昨年は仙台フィルメンバーだけでしたが、今年は山形交響楽団より山中さんをお招きして仙山シュランメルン公です。
ヨハン・シュトラウスやヨゼフ・ランナー、クライスラーの名曲をオリジナル編成に近い、〔ヴァイオリン・ヴァイオリン・ヴィオラ・コントラバス〕のカルテットでお贈りします✨
昨年はゲリラライブをイズミティのラウンジで行いましたが、今年もあるのかな!?😏
もうひとつはクロスオーバー三楽士の続編でメンバー加入で四楽士でお届けします!!
昨年に引き続きバンドネオンの三浦さん、ピアノの山中さん、そして新加入でもあり同じバンドの盟友でもあるベースの高杉さんとのカルテットで!!🎹🎻🎹🎻
今回はジャズとタンゴとアイリッシュ音楽のプログラム!!このメンバーだから実現できる特別プログラムです。メンバー同士や音楽同士のクロスオーバーでどんな化学反応が起こるのか僕自身も楽しみです😆
好奇心旺盛なのか、やりたがりなのか、お祭り好きなのか、欲張りなのか、はたまた、全部なのか。西本が大好きな音楽をいろんな形でお届けすることが出来る“せんくら”最高です❤️
ではまた明日~、ciao