僕の趣味は珈琲です。
飲む事ももちろん好きですが淹れる事が特に好きなようです。
コーヒーじゃなくて「珈琲」!
旅先でお店を探す時、検索ワードにコーヒーと入れるのと珈琲と入れるのでは結果が違ってきます。
自家焙煎、ハンドドリップ、ベルベットのソファー、テーブルが麻雀ゲーム台!って感じのザ昭和な喫茶店が好きです。
珈琲の魅力は豆の種類や焙煎の具合、淹れ方(ネル、ペーパー、フレンチプレス、エアロプレスなどなど)お湯の温度、抽出スピード、飲むうつわ、その日の湿度などによって無限に広がる事です。
昔住んでいた札幌は珈琲偏差値のとても高い街で色々なお店と友達になりました。
仙台に移り住む事になった時、知り合いのマスターから仙台のとあるお店を紹介してもらいました。
行ってみるととても素敵なお店で、こういうお店やマスターがいる街なら住んでみよう!と一杯の珈琲から勇気をもらいました。今も毎朝ここの豆を挽いて飲んでいます。
淹れる行為はとても楽しく奥深い。
ある時期あまりにも毎日味が変わるのが不思議で珈琲のメモノートを付けていた時期がありました。
今日は89℃で3:10で抽出した。
今日は92℃で2:30、というように…
ある日マスターに山のように質問するとこんな答えが。
「あんまり意識すると豆も緊張しますよ。ただ美味しくなぁれ、と淹れたらいいんです」。
頭でっかちになっていた自分が恥ずかしかったのを覚えています。
音楽も同じように思う事があります。
豆は作曲家
焙煎して淹れるのは演奏家
うつわはホール
豆を選んでどの方法で淹れるか決めるのが指揮者かな。
でも、皆んなが美味しくなあれ!と思い奏でる事が一番大切ですね!
とはいえ、道具にこだわるのも楽しみの1つ!
僕のこだわりの仲間達を少しご紹介。
とにかく新鮮な豆が一番大切!
コーノのサーバーのぽってりした形が大好き!ウッドハンドル。でもドリッパーはハリオv60。ポットはユキワのM5で注ぎ口を特別に細く加工してます!
北海道忍路の大好きな作家さんの所で購入したカップ&ソーサー。持ち手が力強くてかっこいい!カタチと素材で驚くほど味が変わります。
しかし毎日毎日淹れてても同じ味にならないのは面白いです。
音楽も一緒ですね。皆さんもせんくらで”今日だけの”素敵な音楽と出逢って下さいね!
全国のせんくらファンの皆々さま、こんにちは。
仙台フィルコントラバス奏者の助川龍です。
今年もせんくらに出演させていただける事とても嬉しいです!ホストオケとして仙台フィルはもちろん、それ以外に2公演に出演致しますので今日はそちらのご案内をしたいと思います。
ギタリストの兄、助川太郎さんとのデュオユニットで、主にブラジル音楽とクラシックを掛け合わせた音楽をオリジナルアレンジで演奏しています。
今年のテーマは”うた”です。日本の唱歌や昭和歌謡には理屈抜きに僕たち日本人の心に直接響いてくるものがあります。
一方、遠い遠い国ブラジルの”ウタ”にも何故か懐かしいような心に語りかけてくるものがあります。
遠く離れた2つの国の歌が手を繋ぐ、そんなイメージで今回は「謡 -UTAI-」というタイトルを付けました。
兄と一緒に演奏して一番嬉しい事はリハーサルを気の済むまで続けられる事です。つまりリハーサルではなくそれ自体が目的な様な気もします。
そして#公演番号30では兄、太郎と彼のギターの師であり日本を代表するギタリスト尾尻雅弘さんをお迎えして3人でのステージです。
クラシックギタリストとして著名な尾尻さんですが、兄とは米ボストンにあるジャズの名門バークリー音楽大学で先輩後輩関係でもあります。
ブラザーズアレンジによる、禁じられた⁉︎「禁じられた遊び」(笑)尾尻さん全般編曲による「ニュー・シネマ・パラダイス」メドレー。そして僕と尾尻さんでマイヤーズの「カヴァティーナ」この曲は僕の師匠とそのまた師匠の十八番で初挑戦します!
ジャズスタンダードの”星影のステラ”からとったタイトルは大人の夜のコンサートをイメージして名付けました。こちらも是非ご期待下さい!
ソロ楽器としてコントラバスを弾く時、他の楽器との音量のバランスにいつも苦労しますが、ギターとのアンサンブルは音量も音色もとても自然に調和するので僕はとても好きです!
せんくらはどの公演もどのアーティストも沢山の思いを込めて演奏しています。
1つお目当てのコンサートを軸に、そのまま同じ会場の次の公演、もしくはお隣の会場とハシゴしてみるのもきっと新しいステキな出会いがあると思いますよ!
僕も空き時間にどの公演を聴きに行こうか楽しみにしています。皆さまともどこかの会場ですれ違うかも知れませんね!
ではまた明日!