先日、ウィーンから電車を乗り継いで、指揮者のギュンター・ピヒラーさんご夫妻の郊外のお家に遊びに行ってきました。
近くに森があり、お天気が良かったので、ピヒラーさんとワンちゃんとでしっかり1時間森を散歩しました。森の中の静けさや香り、さまざまな鳥の声を聞くと、いろいろな情報が詰まった頭や心がリセットされ、リフレッシュの時間になりました。ピピラーさんは、私の日本デビューコンサートとなった金沢でのモーツァルトのピアノ協奏曲をご一緒して以来、日本、ドイツ、アルゼンチンなどいろいろな場所で共演させていただき、プライベートでもとてもお世話になっています。



ステキなお庭を眺めながら食事をご一緒するひとときが、毎回の楽しみです。

子供の頃からアルバン・ベルク弦楽四重奏団の演奏会やCDをたくさん聴き、ずっと憧れだったピピラーさんとの共演機会に恵まれ、それ以来、いつも気にかけてくださるピピラーさんに感謝の気持ちでいっぱいです。ピヒラーさんからは、ウィーン独特の音楽づくりや、カルテット時代の練習方法など教えていただき、私もそれらを取り入れて、少しでも体に染み込むようこれからも日々精進していきたいです。

菊池 洋子(ピアノ)