今年の仙台国際音楽コンクールの熱気も冷めやらぬままの今、人生初のブログを書いています。
私にとっての仙台は、チャイコフスキーコンクール・ジュニアの時からの記憶も相まって、絶えず音楽がある街というイメージがありますが、何十年経った今もこのように続いている国際コンクール、フェスティバルなどのイベントの数々に、きっと音楽家にはアットホームに感じられる場所で、同時に何かが起こりそうとワクワクする場所でもあります。
嬉しいことに今年は、再び仙台に戻ります!今から待ち遠しいです!!
早速、今年のせんくらでは何を弾こうかしら…とプログラムについて思い巡らせていました。
皆さんに聴いて頂きたい曲のリスト(たくさんあり悩みました…)の中から、こちらに決定しました…!
第一日目(公演番号18)はフランクのソナタ。
同郷のヴァイオリニスト/ウジェーヌ・イザイの結婚式に捧げた愛に溢れる、時に甘酸っぱいこのソナタをメインにしたプログラム。他、イザイが作曲したヴァイオリン1丁のみで表現する世界、ソロソナタから1楽章をピックアップ。「妄執」というタイトルから皆さんはどんな曲を想像しますか?
その他には皆さんご存知のクライスラーの愛らしい小品も演奏します。…100年程前にタイムスリップです。
ピアノは2015年頃から機会があるごとに共演を重ねています、菊池洋子さんです♪
菊池さんとのフランク、どうぞお見逃しなく!
そして、
ヴィヴァルディ:四季(公演番号27)はこのコンサート限りの豪華メンバーでエキサイティングな空間となりそうです。私は夏を担当しますが、四季の移り変わりがどのようになっていくのか…?私自身興味津々です。
最終日(公演番号63)は、モーツァルトプログラムです。
B-durの曲から始めます。Si♭の調は、私は森など自然を想像します。二曲目は開放弦のLaの音が基調のA-durの曲。ピアノが大活躍の曲です。息つく間もない長大な3楽章も要チェック。
2年という時間をかけてモーツァルトプロジェクトを遂行された菊池洋子さんとの完全デュオプログラムです。
菊池さんとの公演は、いずれも午後の早い時間の公演です。
昼下がりにまったりモーツァルト、フランク、いかがですか?
最後に、この写真は、私がチャイコフスキー国際コンクールに出場したとき。懐かしい・・・

米元 響子(ヴァイオリン)