昨日に引き続き、ロンドン生活のお話です。
先月は、ヨーロッパ全体が異常気象になりロンドンも5日連続30度超え、最高気温34度を記録した日もありました。最近はまた例年の気温に戻り爽やかな毎日です。
私が今住んでいる自宅は、世界遺産にもなっているキューガーデンの目の前にあり、都心からは少し離れているせいか空気も澄んでいて治安も良く、とても気に入っています。キューガーデンは広大なので未だに全て周れていないのですが、お花の色がとても鮮やかでセンスよく配置されていて、たまに訪れると本当に良い息抜きになります。ピクニックもできるので、週末は家族連れで賑わっています。
少し前のキューガーデンで綺麗に咲き誇っていたチューリップ
今は目下来週(7月15日)にあるフランスでのリサイタルに向けて練習していますが、それ以外は語学の勉強をしたり、読書をしたり、生徒さんのレッスンをしたり、とのんびり過ごしています。
日本はそろそろ梅雨明けで夏本番ですね。「スーパー猛暑」と聞いていますので、夏バテなさらないようにしてくださいね。
3日間ブログを読んで下さり、ありがとうございました。
今年に入ってイギリスは様々なことが起こり少し不安な毎日ですが、7月3日からウィンブルドンが始まり、BBCは連日テニスの話題で盛り上がっています。
今ではニュースも問題なく聞けますが、大学に入学した当初は、英会話もできないほどのレベル(とにかくネイティヴのスピードと発音に付いて行けない・・・)でどうなるのかと思いましたが、気付けばロンドンでの留学生活も残す所あと僅かとなっています。
本当に数えきれない程の思い出がありますが、特に1番印象に残っている事は2015年に英国王立音楽大学の学部を卒業した際に”Tagore Gold Medal”(タゴールゴールドメダル)を受賞したことです。
裏には名前も彫ってあります
この賞は全卒業生の中から最も優れた学生、男女各1名ずつに贈られる賞で名前を呼ばれたときは本当に驚きましたが、いつも応援してくれる家族や先生方に少し恩返しができた瞬間でもあり、とても嬉しかったです。
そのメダルの授与式が翌年の3月に行われ、チャールズ皇太子から直々に賜り、その後、御前演奏もさせて頂きました。会場には作曲家のスティーブ・ライヒ氏や、指揮者のロジャー・ノリントン氏もいらしていました。チャールズ皇太子とはお話もさせていただき、とても気さくな方で綺麗な英語(Queen’s Englishと呼ばれるもの)を話しておられました。
チャールズ皇太子と。
ちなみに、通っていた学校はケンジントン宮殿から歩いて20分程の所にあるのですが、残念ながらウィリアム王子とキャサリン妃は一度もお見かけできませんでした・・。
ブログをご覧の皆様こんにちは。ヴァイオリニストの青木尚佳です。
せんくらには初めて参加させて頂きますが、昨年の仙台国際音楽コンクールで沢山の思い出が出来た場所で再び演奏できることを、とても嬉しく思っています。
魅力的な公演が目白押しですが、私は公演番号25番と80番に出演致します。
1つ目のコンサートは第一線で活躍されている皆様との弦楽アンサンブル。どんな『音』が奏でられるのか、今からとても楽しみにしています。そして2つ目はピアニストの中川賢一さんとのリサイタル。クライスラーの小品とシュトラウスのソナタ、と言う華やかなプログラムですので、きっと皆様に楽しんで頂けると思います。
昨年のコンクール期間中は、仙台の皆様の優しさに心温まる日々でした。ファイナル終了後には聴衆の皆様からたくさんのお手紙を頂きましたが、どれもご丁寧に書いて下さっていてとても嬉しかったです。今でも大切に保管していて、たまに読み返しています。
皆様との再会を心待ちにしています!
明日はロンドン生活のお話をしたいと思っています。