食への渇望

2017.09.07| 上村文乃

みなさまこんにちは。

まだまだ暑い日が続いていますがお元気ですか?

 

冬生まれの私にとって夏はこたえる季節ですが、演奏するのは体力勝負。

やっぱりパワーの源は食!

私は女性にしてはかなりよく食べる方なので気になるところ。

仙台は美味しいものがたくさんあると伺います。

 

牛たん

ずんだもち

笹かまぼこ

 

もう三大巨頭のごとくそびえるこの名物。私も時間の許す限りたくさん食べていきたいです。もちろん東京でもその3品は食べる事が出来ますが、仙台にいらっしゃる方のお話しではそのお味は本場とは全く違うとのこと!期待は高まるばかり。。。

 

本当に食べる事大好きなのですが、個人的に今ハマっているのは韓国料理。

 

ハマればハマるほど他にどんなお料理があるのか気になり韓国人の友達に、一番の韓国料理は何?ときいたら答えは

 

石焼ビビンパ

 

……えーっ!ビビンパなんて、ごはんにお野菜のせてコチュジャンかかってるだけなのにそれが一番なの??そんなに特別かなあ……なんて思ってしまいました。

 

ソウルへ弾丸で遊びに行ったときも、ビビンパには目もくれずきいたことのない名前のお料理ばかり頼んでましたが、あるとき時間が差し迫った状況でとりあえず注文したのが石焼ビビンパ。一応食べておくか、なんて軽い気持ちでしたが、口に入れるとこれが大当たり。

 

ごはんのやわらかさ、ナムルの絶妙な味付けに海苔から香るごま油の芳醇な香り、コチュジャンのコクのある甘辛さ、器に焼き付けるじゅう という音とともに食欲をかき立て、ハフハフしながらもあっという間に空っぽになってしまいました。これはここでしか食べられない、そう確信しました。

 

韓友よ、疑ってごめんなさい。笑

 

やっぱり現地でその土地の自然から生まれた生命をいただくことは、体に活力を与えてくれます。

 

仙台での滞在時間はちょっと短めですが、みなさまおすすめがありましたら是非お教えください!ちなみに好き嫌いはありません。

 

最近大ハマりの韓国フライドチキン。

 

さて、今日でせんくらブログ私の担当は最終日になります。

3日間お付き合いくださりありがとうございました。

 

実は私個人で毎週水曜日にのんびりとブログを更新しているので、そちらも是非遊びに来てください!留学先のバーゼルでの様子や演奏後記・今後の予定、また日常にいたるまで色んなことを掲載しています。

 

気まぐれぱんだの水曜日

https://ameblo.jp/ayapanda-vc

 

それでは仙台で皆さまにお会い出来ることを心から楽しみにしております!!

 

上村文乃

クラシックハプニング集

2017.09.06| 上村文乃

みなさまこんにちは。

せんくらブログ2日目!お読み下さりありがとうございます。

 

さて、クラシック音楽はぜひとも演奏会に足を運んでいただいて生で聴いていただきたいところ。それと同時にLiveであるということは思いもよらないハプニングも。

 

ということで最近の演奏会で起こったハプニングのお話を。

 

私たち弦楽器奏者が持つ楽器は、人間の一生を越え100年単位で時を重ねたご尊老さま。時の重みが音となり、若輩者の私に人生とはなんぞや、、と日々教えてくれるような気がします。がしかし、気になるところが体力。。

 

近頃は特に、お天気がどんどん様変わりしてしまい人間でもついていくのに大変ですよね。

 

ある日の昼下がりの演奏会

その日はとても暑く、本番前から会場も冷房を強めに入れていました。舞台で少し弾いてから、そのままケースにはいれずほんのわずかな時間、目の前に楽器を置いていました。共演者さまが弾いた後、もう少し私も弾こうかなと楽器を取った瞬間

 

ガタン!!!

 

ぶつけてしまったのかと思うほど物凄く大きな音がなり、確認しつつそのまま弾いてみるとなにやらやけに音が解放的。。そしてなぜか楽器を支えている膝のあたりがムニムニ。。そう、板と板の接着面が完全に剥がれてしまい、隙間が。

 

楽器を弾く事はずっと勉強していますが、修理についてはほぼなにもわからない素人なので、私もう壊してしまったのかと焦ってしまいました。

それが開演1時間前。

 

それからは共演者の方が取り次いでくれてバタバタと代替の楽器を手配して、その初めましてのチェロとともに本番へ。プログラムの順番を変えていただいたり、その場にいたみなさまが支えてくださって本番を終える事が出来ました。

 

その後私のマイチェロは、楽器屋さんに丁寧に貼り直していただき無事手元に戻ってきました。原因は気温や湿度の著しい変化についていけなかったようです。

 

本番前に起こってしまうと大変な事ですが、弦楽器を扱っていると楽器のトラブルは本当につきもの。気をつけていても起こってしまうときはどうにもならないので、一口に楽器といっても同じ生き物なんだなあと感じます。

 

しかしトラブルだけでなく演奏中面白かったり心に残る素晴らしい出来事が降り注ぐことも。それは公演にてお話ししようかな。楽器トラブルは勘弁ですが 笑、私の初せんくら!どんな時間になるか、どうぞみなさまあたたかく見守ってくださると幸いです。

演奏会をおたのしみに!!

 

写真は本文とは関係ないけれどいつかのご機嫌な瞬間。

上村文乃

自己紹介

2017.09.05| 上村文乃

せんくらブログをご覧の皆さま、はじめまして!
今回初めてせんくらに出演させていただくチェロの上村文乃(かみむらあやの)です。今日から3日間お付き合いいただけたら幸いです。

 

1日目は自己紹介を。

 

1990年生まれ、蠍座のA型。出身は千葉県、よく女の子なのに大きいねと言われますが身長は170センチちょうど。現在はヨーロッパに留学中で、スイスの時計市で有名なバーゼルという街に住んでチーズとサラミ漬けの毎日です。

 

チェロを始めたのは6歳のころ。

3歳からピアノを習っていましたが、音楽の道に進むなんて夢にも思わず。小さい時から指を動かす事によって、どんなことをするにしても身体能力が上がるのではないかという考えのもとピアノレッスンに通っていました。

 

そこから私が音楽が向いてそうな雰囲気?という事を感じたようで両親の好きな弦楽器をはじめることに。チェロに決めたのは、その頃まだまだチェロという楽器が知られていなかったから。珍しいものに触れるってなんだかわくわくしますよね。

 

そんなきっかけでしたが、チェロという楽器、のんびりマイペースな私にぴったりなパートナーとなりました。

 

チェロの音色、私だいすきなんです。

チェロ弾きなんだから当たり前といえばそれまでですが…

 

森のくまさんのようなほっこりしたおだやかな音から、ブランデー片手に葉巻を燻らせるおじいさんのような渋い音、かと思えば鋭い刃物でえぐられるような刺激的な音まで、一台何役も出来てしまうミラクルな楽器。

(あれ、テレビショッピングみたいになっちゃった、、笑)

 

人間関係で好きになった人の事をもっと知りたいと思うように、私ももっともっとチェロと仲良くなるべく留学しながら勉強中。

 

今回せんくらでは、チェロ無伴奏からピアノとの小品まで、数ある名作のなかからこの公演をきけばチェロ通になれる?!イチオシの作品を選びました。

 

みなさんもチェロに恋してみませんか?

 

上村文乃

カテゴリー