ミヤケ担当最終日の今日は、音楽サプリで共演する加藤昌則さんについて書いてみたいと思いますよ。
彼と初めて会ってから、既に10数年経つでしょうか。今や時代の寵児の感もある売れっ子のかとちゃんですが、当時は名前も知られておらず。でもたまたま僕が引き受けてたオーケストラの仕事で彼の新作を演奏する機会があったのです。
そのとき、心の底のどこかで「またアタマでっかちのつまらない曲を弾かされるのか?」って思った僕がいたことを告白いたします。。
ところがその予想は見事に裏切られました。なんと美しい音楽!
リハーサルの後、すぐに僕は「君、いい曲書くね!」って言いに来たと、かとちゃんは主張するのですが、どうだったかな?
かとちゃんは「なかなかわかってるチェリストだな」と思ったとか。なんという上から目線!(笑)
それから彼が持っている銀座の王子ホールのコンサートシリーズにゲストで呼んでくれたり、僕の仙台でのリサイタルでピアノを弾いてくれたり、よい関係が続いています。
今だから言えますが、僕のリサイタルでは、なんと僕自身が開演時間を1時間間違えるというスゴい事件があったのです。
開演10分前に僕はまだホールに到着していなかったのですが、加藤くん一切焦らず客席に座布団敷いて落語のひとつもやろうという体だったようで(笑)
昨年はこの音楽サプリで、僕が持参した白衣がきつくて、急きょ代わりに着せられたのにもかかわらず、むしろ大喜びでピアノ弾いておりました。
今年は、この企画どんなことになりますやら。
音楽サプリのリクエストお待ちしてますよー。
クラシックを専門に勉強してた我々プロフェッショナルの音楽家はやはり普段聴く音楽はクラシックに決まって。。。るわけないじゃないですか!(笑)
小学生時代はビートルズから洋楽を聴き、音楽の授業でギターが必修だった中学からはフォークも楽しくなってきました。
さだまさしさんや、あのアリスの弾き語りなんてよくやっていました。
チェロの練習に飽きると、チェロを横にしてギターみたいにしてみたり(なにやってんだか)
高校時代は、バンドごっこもやり、TOTOの武道館公演を聞きにいって、そこがアリーナ席で巨大なスピーカーの真ん前。翌日まで耳鳴りがしてソルフェージュの授業をお休みしたこともありました。
音楽大学に入っても、チック・コリアのコンサートを聴きに行って興奮して鼻血を出したり、学園祭でディスコ(古い❗)バンドをやったりというわけで、ポップスは大丈夫というか大好きです。
クルマの中で聴く音楽もグレン・グールドから、クイーン、荒井由美、GONTITI、ビル・エバンスまで多種多様。
プロになってからも、内職でいろんな音楽のレコーディングに参加しています。最近ではあのF山さんの。。。
というわけでいろんな音楽大好きですが、クラシックはやはり最高です!
せんくらのステージでそんなトークしたいのですが、
なにせ時間が短いですからね。。。
こんにちは、チェロの三宅 進です。
仙台フィルと契約して5年目になり、すっかりせんくらが年間のリズムの一部になってきました。新年度になってすこしすると、もうせんくらプロジェクトの詳細が我々にも伝わってきます。
それをきいてすぐにプログラムの検討にはいります。とくに今年で3年目になるチェロカルテットは、学生時代からのつきあいの長谷川陽子さんと相談して、曲目やらシーティングを決めるのでけっこう大変。なにせ主張があるので、彼女(笑)
ピアノの加藤昌則くんとの音楽サプリは、やりたいアイディアがどんどん出てきて、楽しいのですが、下手すると非常に暴走するので、これまたたいへん(笑)今年はお客さんにリクエストをしてもらい、そのお題?をもとに選曲するので、楽しみな反面、アイディアマン加藤くんが突飛なことを言いだしそうな予感・・・
今年は上記の2つに加えてフェスティバルソロイスツと仙台フィルの公演というのが三宅進2017せんくら予定です。
ほかの公演、面白そうなものをみにいきたいなとおもうのですが、実現むずかしいな。