いよいよ西本担当のブログも最終回でございます!
まずは、まだ紹介していない2公演(66、83)についてご紹介いたします。
両公演とも最終日10月1日です。
ひとつは『one spoon of orchestra』
タイトルの通り、オーケストラの魅力をほんのスプーンのひと掬いくらいお届けしちゃうという企画です。
今年の企画を色々考えているうちに、現在コンサートマスターとして活動しているからこその企画を考えてみたかったのが、今回のコンサートに結び付きました。
西本が一人のコンサートマスターと一人のヴァイオリニストとして、両方からの視点でオーケストラの名曲をお届けします。オーケストラが好きな方にはヴァイオリンの魅力を、ヴァイオリンが好きな方にはオーケストラの魅力をお伝えできればこの企画は大成功かもしれません。
オーケストラにも名曲というのは星の数ほど存在していると思いますが、ヴァイオリニストとしてオーケストラでその曲を演奏できる機会というのは意外とそこまで多くはなく、運とタイミングにゆだねられる部分も多くあります。
名だたる大巨匠のヴァイオリニストたちも、その昔、オーケストラの名曲の旋律をこよなく愛し、ヴァイオリンとピアノ用に編曲をして、演奏しては悦び、それを聴いたお客様も、きっとオーケストラの魅力に惹かれたのではないかと僕は思っています。
様々な国と様々な時代のオーケストラの名曲をお届けする予定ですので、どうぞお楽しみに!
共演していただくピアニストは、リサイタルシリーズなどでもとてもお世話になっている山中さん。作曲家としても素晴らしく、ピアニストとしても個性あふれる音のきれいなピアニストです。彼とのアンサンブルにはいつも発見と喜びがあります!
さて、もう1つの公演は『Crossover 三楽士~戯れる音・あふれる音』。
こちらも、とても特徴的な公演になっています。
日頃から様々なジャンルに取り組む3人が、せんくらで一緒に演奏したらどうなっちゃうんだろうっていう企画です。
こちらのピアニストも同じく山中さんです!
そして、もう一人の共演者はバンドネオン奏者の三浦さん!!
彼とは昨年の11月に初めて共演させていただきました。ピアソラ『ブエノスアイレスの四季』をバンドネオンとヴァイオリンがコンチェルトソリストとなって、仙台フィルと演奏しました。それはそれは有意義な時間で、音楽に対しての情熱が心から溢れてくるのがわかる時間でした。
今回はそのご縁で、また共演のチャンスをいただきました。
内容としては、タンゴを中心に様々な音楽をお贈りします。
僕にとってタンゴの演奏はクラシックの演奏と感覚的にはそう離れておらず、同じ音楽としてとても親近感のある音楽ですが。三浦さんというタンゴのエキスパートにどのような刺激にふれられるのか、どのようなサウンドになるのかが楽しみでなりません。
さぁ、構成も考えず、ひたすらに思い付いたことや考えていることをマシンガンのように書き綴った3回のブログでした。(笑)
間もなく今年のせんくらもスタート!!
いつもふとした瞬間に思うこと、
コンサートは【作る人】【演じる人】【聴く人】それぞれの想いがどこかに集合して三位一体となれた時、ミラクルが起きる。
沢山の方々と音楽を介して沢山の喜びに満ち溢れた時間になりますように!!!!

(photobyosamu_sugihara)
many thanks,
以上、西本でした。
西本幸弘