ブログ担当の最終日となりました。
私は現在ピアニストとして活動しながら
2015年の4月から京都市立芸術大学で専任講師も務めています。
初日のブログで大阪に2年住んだと書きましたが、大学院としての生活が終わるタイミングで大学からお声をかけていただきました。
まさか大学に専任で入るとは考えてもいませんでしたし、個人的に京都に何か関係しているわけでもなかったのでとても驚きましたが、悩まず即答でお引き受けさせていただきました。
時間や体力的に大変になることは当然ですが、「指導を通してもっと成長しなさい」と神様が私に与えた道なのだと感じました。

(嵐山)
今までの人生を振り返ると、自分で選択したことが多くありません。
ピアノの先生が変わる時、音楽高校に入る時、留学先を決める時、大阪の大学院に入る時、そして大学講師になる時・・・
どの環境の中でも、自分自身の本当の成長と発展を目指していれば、よきタイミングで新しい道に導かれると信じています。
辛い苦い経験や、それに伴う感情までもがその時の自分に必要で起こっていると思います。
そのように捉えて全てに意味を見出し前向きに進むようにしています。
今回の《せんくら》への出演も、新たな経験や感情を運んでくれる神様からの贈り物だと思っています。
音楽を通して様々な世界観やエネルギーを体感し、また演奏を通していろいろな土地を訪れることができ、またその土地で人に触れ、文化や料理を味わうことができる・・・
本当に感謝です。
そのような経験が私自身を深く広くして音の香りとなって皆様にお届けできるよう、これからも一生懸命生きたいと思います。
堅苦しいブログになってしまいましたが、せんくらの全ての公演での音楽が街中を豊かに彩ることを祈っています!

(ザルツブルグ)
田村響