昨日に引き続きこんにちは、中村愛です。
今日は、とにかく練習が嫌いだという話でもしましょうか。
でもそれを書き始めるととても残り2日間で語り尽くせる話ではないのでやめておきますね。
では、私がよく聞かれる質問について書こうと思います。
「どうしてハープ始めたの?」
私の母は、私が生まれる前から
「子供が生まれたらショパンコンクールに出して、ピアニストにする!」
という大きな目標を持っておりました。
そのため、生まれる前から胎教は当然、生まれてからも、音叉を手に「ちーん」と鳴らし、
「ほらめぐちゃん、これが442ヘルツのラよ」
とやっておりました。
そしてピアノの練習時はいつも側に立ち、「次同じ音間違えたら、後ろから私に刺されて殺されると思いな」という声援を送って来ました。
その結果!
私はピアノを弾くことが辛くなってしまい、小学校4年生の時にとうとうピアノを挫折しました。
遂に私にも平和な日々が訪れました。
こうして野に出て蝶々を追いかけたり、友人と缶蹴りをしたり、楽しい日々を送って迎えた小学校6年生の春。
突然母はこう言いました。
「あなた、ハープ科に行くから」
そうです、母は諦めてなどいなかったのです。
母は趣味でハープを習っていた過去があり、「ハープなら先生も優しいし、続けられるかもしれない」と思い、私にハープをあてがりました。
こうして私はハープ科のある中学校に入り、そのままハープを弾き続け、今日に至ります。
この話を人にしたことがバレると、母から
「私が怖い人みたくなるからやめてよね」
とクレームが来るので、どうぞここでお読みになったことは内密に!

中村愛