せんくらブログをご覧のみなさん、こんにちは。
ヴァイオリンの小山あずさです。
仙台フィルに入団して2年目になりました。
初めの頃は、親戚も知り合いもいない中での初めての一人暮らしに、あたふたしていましたが、今ではようやく生活していくことに慣れ、友人も何人かできて、とても充実した毎日を過ごしています。
先日、「アフィニス夏の音楽祭in山形」に参加しました。
これは、アフィニス文化財団が主催する、国内プロオーケストラ・メンバーのためのセミナー音楽祭です。
全国のプロオーケストラからの“参加者”と世界の一流オーケストラなどで活躍している“招聘演奏家”が集い、室内楽を勉強したり、オーケストラ演奏会に参加したりし、さまざまな交流プログラムに取り組みました。
どれもとても有意義な内容でしたが、一番の思い出は、毎晩深夜まで行われた「ラップ・セッション」というイベントです。
これは、たくさんの室内楽の楽譜が並べられた宴会場で、弾きたい曲の楽譜を引っ張り出し、近くにいる人とそのまま初見大会をするのです。飲みながら、食べながら!
私は、ずっと憧れの曲だったメンオク(メンデルソゾーン:弦楽八重奏曲)とメントリ(メンデルスゾーン:ピアノ3重奏曲 第1番)を演奏して長年の夢を叶えてしまったり、ホルンやファゴットの入った弦楽合奏に腹を抱えて演奏したり、終始大興奮でした。
純粋に音楽を楽しめて、そんな気持ちを皆と共有できたことは、とても嬉しく、音楽をしていることに何にも代えがたい喜びを感じました。
たくさんのオケ仲間もでき、とても良い時間でした。
この素直な気持ちを大切に、日々音楽に向き合っていこうと思います。
皆さんこんにちは!
コントラバスの名和俊です。
今日のせんくらブログは、私名和が書かせていただきますm(__)m
どうぞよろしくお願いいたします!
私は去年の4月に仙台フィルに入団した新米のぺーぺーです 。
先輩方の背中をみて勉強しながら日々東北音楽ライフをエンジョイしております!
さて、今日は私の相棒であるコントラバスの悲しくも愛くるしい実態を皆さんに知っていただこうと思います‼
いまさらですが、皆さんはコントラバスという楽器をご存知でしょうか?
簡単に言ってしまえば、見た目は大きくてとにかく低い音が出る楽器です!
こんな感じの楽器ですね!
見た目はヴァイオリンと似ておりますが、実はコントラバスはギターの仲間なのです‼(詳細はウィキペディアで確認ください)
そのせいなのかギターと同じようにクラシックだけでなく、ジャズ、タンゴ、ポップスなど幅広いジャンルで使われている音楽界には欠かせないとても重要な楽器なのです!
コントラバスってすごいですね!(^-^)
しかし、
そんな素敵な面とは裏腹に我々コントラ
バス奏者の悲しい実態があります!
まず、
持ち運びが大変!!
みての通り体長が約2メートルあるので、ちょっとの移動でもとても疲れます(´・ω・`)
時には楽器をかついで電車やバスに乗ることも多々ありますのでとっても大変です。
さらに
知名度が低い!!!
私が楽器を持って仙台の街中を歩いている時、
仙台の方々はとてもあたたかい方ばかりなのでよく頻繁に「大丈夫ですか?」「大きいですね!」
等と声をかけてくださります!
仙台って素晴らしい町ですね‼
そして、そのような言葉の後にものすごい暖かな目でこう続きます
「これはチェロですか?」
「立派なチェロですねぇ」
「チェロって素敵ですね」
……いいんです。
声をかけてくださるだけでとっても励みになります。
主に間違われるものを表にするとこんな感じです。
チェロ・・・・・・・・70%
ギター・・・・・・・・20%
家具・・・・・・・・・・8%
サーフボード・・ 2%
このように知名度としてはまだまだな楽器ではございますが、これを機会に少しでも興味を持っていただけたら光栄です‼
長々と他愛のない話をしてしまいましたが、
この10/1の西本さんと仙台フィル若手の演奏会にてさまざまなジャンルのコントラバスを弾かせていただきます!
この弦楽四重奏という編成だといつも仲間外れになってしまうコントラバスが今回は珍しくメンバーに入っております!嬉しい💦‼
聴きどころはイタリアの作曲家ロッシーニさんが
2本のヴァイオリンとチェロとコントラバスのために書いた弦楽ソナタ3番です‼
この編成のために書かれた唯一の四重奏曲といっても過言ではない作品ですので必聴です‼
皆様と素敵な時間を過ごせることを心から楽しみにしております。
イズミティ小ホールにてお待ちしております‼
最後まで読んでくださりありがとうございました。
みなさん、こんにちは。
さぁ、今年もこの季節がやってきましたね。今年のせんくらは10周年の節目を迎え、新たなスタートを切る11回目です。
個人的には4回目の参加ですが、多くのコンサートに出演させていただき、たくさんの思い出が残っています。
今年は仙台フィルコンマスとしてはもちろん、『せんくらソロイスツ』、『若き弦楽器の俊英たち』の公演に出演いたします。
豪華なソリストたちとの共演『せんくらソロイスツ』は刺激も多く、こんな時でしか集まれないメンバーによるアンサンブルは化学反応の連続です。
特にバッハのシャコンヌ!!
ヴァイオリンソロの名曲であり、ヴァイオリンで無伴奏という機能的に満たされきれているものが、ソロイスツで演奏した時に、どんな味わいを持って、どんなふうに広がって、どう充実して、響くのかが楽しみでなりません。
きっと、他のプログラムも全員の個性が飛び出しながらお祭り感満載な公演になることでしょう!!お客様にも喜んでいただけること間違いなしです。
ご期待ください!!
さて、もうひとつの公演『若き弦楽器の俊英たち』。2014年以降に入団した仙台フィルの若き弦楽器メンバーを、西本なりにご紹介するプログラムになっております。
僕自身入団時は最年少団員として入団しましたが、あっという間に若いメンバーが増えました。それはとても嬉しいことです。
オーケストラでは、先輩たちが作り上げてきた【伝統】と【歴史】、若いメンバーが持ってくる【新鮮な風】と【流行】が大切だと思っています。
これが交ぜ合うことで、オーケストラは進化していきます。
そんな【新鮮な風】と【流行】を仙台フィルに持ってきてくれた弦楽器メンバーである吉岡知広さん、小山あずささん、名和俊さん。
入団以来、何度も共演し、プライベートでもコミュニケーションの多い2年間でしたが、それぞれみなさん本当に個性の際立つ素晴らしい音楽家です。
優しく真面目な吉岡さん、熱心で向上心の強い小山さん、溌溂さと和やかさをもった名和さん、詳しくは公演でもお話いたします(笑)。
プログラムでも、それぞれのメンバーとのデュオ、全員での演奏と充実した内容になっております。決して聴きやすいプログラムだけではありませんが、どんどん変化して進化していく、音楽にひたすら直向きな若きメンバーたちとのアンサンブルお楽しみいただけると幸いです。
そしてそんな個性を発見した後にはぜひオーケストラのコンサートにも遊びにいらしてください。きっと違う感覚でオーケストラの演奏を聴けることと思います。
せんくら、楽しみになってきたでしょ!?楽しいですよ!!
このブログに書く内容を考えながら、せんくらへの思いを馳せつつ、趣味でもある料理をしていると、料理名のわからない新しいおいしいものができましたとさ。
きっとコンサートでも新しいものお届けします。
写真は20代メンバー全員との交流会の一コマです。