10年間のせんくら、、、
出演したコンサートはどれも思い出深いですが、
なかでも忘れられないのは、やはり2011年のせんくらです。
僕はその年の3月いっぱいで仙台フィルを退団することになっていました。退団後の4月に記念のリサイタルを仙台フィルハーモニークラブの皆様のご協力により、開催する予定にしていましたが、震災により中止となってしまい、楽しみにしていた久しぶりの國谷さんとのデュオin仙台は残念ながら幻となってしまいました。
しかし「音楽とともに前へ」の力強い標語を掲げて開催されたせんくら2011。主催者の方々の温かい計らいで、リサイタルでメインに演奏する筈だったブラームスのソナタ等を演奏する機会をいただきました。その時駆けつけてきてくれたのも勿論國谷さんでした。
まだまだ大変な状況下での出演でしたが、とても積極的に協力してくださり、相変わらずの素晴らしいピアノで、満場のお客様を魅了してくださいました。
今回僕自身も彼との共演は久しぶりなので、とても楽しみです。
きっと彼の美しい音色と繊細な音楽は皆様の心に大きな感動と癒しを届けてくれる事でしょう。
どうぞお楽しみに。
3日間お読み頂きました、有難うございました。
10月に会場でお会い出来ますのを、楽しみにしています。
ゴッドファーザー「愛のテーマ」等で知られる、イタリアの作曲家のニーノ・ロータ。
彼は映画音楽の作曲家というイメージが強いですが、実はクラシック音楽の作曲家でした。
本人も映画音楽は趣味と言っていたようです。近年、彼の純音楽の業績を見直す動きもあり、リッカルドムーティ―や、今井信子など、著名な音楽家が彼の作品を取り上げていて、その真価が見直されつつあります。ヴィオラとピアノのための「間奏曲」も、演奏される機会は少ないですが、ニーノ・ロータらしいやや陰のある、しかし何とも魅力ある美しい旋律に彩られた傑作です。
ヴォーンウィリアムズは、イギリスの作曲家です。
ヴィオラのために、多くの美しい作品を残してくれました。「ロマンス」はヴィオラの音域をフルに用いた美しい小品です。
ほかに、ドッビュシー、ヘンデル、ブラームスの愛らしい小品を、ヴィオラの暖かい音色にのせてお届けします。
今回せんくらの場で、この名曲たちを皆様と一緒に楽しむ事を、今からとても楽しみにしています。
10月2日金曜日の午後1時30分、太白区文化センター展示ホールでお会いしましょう。
皆様こんにちは。ヴィオラ奏者の佐々木真史です。
せんくら10周年ですね。本当におめでとうございます。
仙台に生まれたクラシックのお祭りがここまで根付いたことを、第1回目から濃密に関わってきた者の1人として心から嬉しく思います。
これも聴きにいらして下さる皆様のおかげと感謝いたしております。
10周年の今年は、久しぶりのセレーノ弦楽四重奏団、恒例のヴィヴァルディの「四季」
そして、「ヴィオラの優しさに包まれる午後のひととき」と題されたヴィオラリサイタルに出演します。こちらは、ピアノの國谷尊之氏と、金曜日の午後をゆったりと過ごしていただけるような珠玉の音楽達をお届けします。
30代を丸々過ごした懐かしの土地仙台。そこで生まれ育ったフェスティバルの10歳の誕生会。皆様と一緒に祝えるのを今からとても楽しみにしております。