せんくらのホストオーケストラ、仙台フィルハーモニー管弦楽団は実はかなりの仲良しオーケストラです。
僕の音楽仲間の友人たちがゲスト首席やソリストで仙台フィルに来ると、口を揃えて
「みんな、仲良くていいな~」って言いますよ。
なかにいるとあまり実感しなくなっていますが、もしかするとそうかもなー。
少し前に大船渡に公演でいったときも宿が部屋が足らなくて、相部屋の人も結構いたんですよ。
たまたまそのときにゲストコンマスで来ていた女流ヴァイオリニスト、たった一言
「うちのオケではありえない。。」
たしかに忘年会もオケメンバーの出席率は7-8割はいくしなー。
某西のほうのオケのチェロの先輩は同じチェロのメンバーで8年話をしていない友人がいるって言っていたな。。
そういう話は当団では僕が知る限りないな~。
オケの演奏活動のほかにも、メンバーが集まる機会があります。その代表が僕がなぜだか部長に祭り上げられているフットサル部。長町のコートで月に1回は集まり、みんなで無心にボールを追いかけています。
定期演奏会の2時間後に15人ほどが着替えて集合しているのですから、みんな仲いいといえばそうですな。
常任指揮者のパスカル・ヴェロまで喜んで参加しています。
いまついにユニフォームを発注中です。 先日壮絶な?背番号争いがあり(笑)
僕は「8」に。
近日中に対外試合を計画中。
せんくらは素敵な室内楽のコンサート目白押しですが、こんなおもしろい面々の仙台フィルのオーケストラ公演もお忘れなく!!
せんくらに出てくる出演者の人たちって、幼い頃から一日何時間もの猛練習を重ね、今日に至る…というイメージを抱く人も多いと思います。
そのイメージ、当てはまる人とそうじゃない人がいますね!
僕ですか?
そりゃ、毎日4時間の練習を欠かしたことなんて。。
どころか、どうやってチェロを弾いたふりをして外に遊びにいこうかという方法を考える天才でしたな!
学校から帰ってきて、両親がいないときは弓に松ヤニ塗るだけ塗って、音なんて出さずにすぐに外に行き、野球やらザリガニ取りに出かけてました。
でも、なぜかばれるんだよな、これが。。
こんな調子ですから、中学まではチェロはてんでやる気なかったな~。
ところが中学2年で東京ユースシンフォニーというオーケストラに入団して、いきなり音楽が楽しくなりました。同級で渡邉辰紀(現東京フィル首席)というモンスター級によく弾ける友人もいてとても刺激を受けました。
それからはまあまあ頑張ったかな。
よく小学低学年で
「うちの息子はちっとも練習やる気がなくて」などと嘆くお母さんがいらっしゃいますが、僕はその子、むしろ健全です!と言いたいな。
とくに男の子はやめさせないことが大切、なんとか騙し騙し(笑)続けていれば、いいことありますよ。
いったん火がつけばね。
演奏家になんかなれなくても、その子の人生が必ず豊かになりますよ!
あれ、なんだかインチキ教育評論家みたいになっちゃった。。
みなさまこんにちは。
仙台フィルのチェロ・ソロ首席の三宅進です。
普段「チェリストの孤独」という変なタイトルのblogを書いているプロガーではありますが、このようなオフィシャルのblogを書くとなるとね~。なんだか緊張しますよ。
今年のせんくらはなんでも10回めのアニバーサリーだそうで、目玉企画が目白押し…
僕は、オケ以外のプログラムでは
violinの川久保賜紀さん、pianoの上原彩子さんというチャイコフスキー国際コンクールの1位2位コンビとチャイコフスキーの『偉大なる芸術家の思い出』を弾くコンサート、
チェロ4人、長谷川陽子、エマニュエル・ジラール、吉岡知広、そして僕でお送りするチェロカルテットのコンサートの二本に出演です。
まずはチャイコフスキートリオ、僕はチャイコフスキー国際コンクール受けてもないのになんだかねー、申し訳ない…
けれど弾くからには仙台のクラシックファンを喜ばせる演奏しますよ!
ちなみにチャイコフスキー国際コンクールの本選のホールでは弾いたことあるけどねー(笑)
チェロカルテットは久しぶりに長谷川陽子ちゃんと弾けるの楽しみです。
彼女とは桐朋学園で一緒に弾いてました。僕が大学3年で、彼女が高校生。グレード別のオーケストラの授業で彼女たちの新入生オケに僕がいわば教育係りで手伝いに行っていたのですが、
彼女のうまさにビックリ!!
それなのに先輩として、さんざんサーティワンのアイスクリームとかおごらされました。(笑)
どちらのコンサートも聴いてくださいね!