12月9日(水)にイズミティ21・小ホールで行われる「街かどガラ・コンサート」というものに出演させて頂きます。
私はラヴェルのツィガーヌを、音楽教室の先輩でもあるピアニスト、三又瑛子さんと演奏します。
仙台ゆかりの音楽家14名が集結するということらしいので、是非、足を運んでいただければと思います。
といっても、まずは「せんくら」。
おそらく最年少、そして初めてのせんくらですが、みなさんと一緒に楽しめるよう精一杯頑張ります!
三日間、どうもありがとうございました♥
驚いたこと。
それは、10月4日のせんくらで弾く曲が、昔習っていた先生のために書かれた曲だったということ。。
その曲とは、フランス人作曲家エリック・タンギ(1968-)による「二つのヴァイオリンのためのソナタ」です。
おそらく聴いたことのある方はいないでしょう。
私もありません。笑
共演するスヴェトリン・ルセフ氏は、第1回仙台国際音楽コンクールの優勝者なので、仙台でも良く知られていると思いますが、私が在籍するパリ国立高等音楽院での師匠でもあります。
ルセフ氏がヴァイオリニストとして素晴らしいのはもちろんですが、私が彼から一番学んだのは、音楽家としてのあり方だと思います。
音楽に対して、音楽家として、常にプロフェッショナルで在ること。
先生を見ているとそのことを深く考えさせられる上に、レッスンや普段のやり取りの中で、それはプロフェッショナルじゃないね。
と一言言われた日には…
悔しいのでその場では顔に出しませんが、帰宅してから落ち込みます。
それはさておき、二台ヴァイオリンをやると決まった時、プロコフィエフかイザイかタンギ、と聞いていましたが、それ以来、一度もせんくらの話はしていません。
(とても忙しく世界中を飛び回っているのでレッスン時間が貴重で、私が喋る隙を与えずに次から次と楽譜を出しては、コレ弾きます。と言って弾きだしてしまうため。ちなみに、タンギに決まったというのもサイトを見て初めて知りました。)
そんな先生は、東京などでリサイタルの際にはいつも、故郷のブルガリア人作曲家の作品を取り入れていたと記憶しています。
「せんくら」で現代作曲家の作品を聞くというのは、相当レアな機会かもしれません。
ちょっと難解な曲ですが楽しみにしていて下さいね。
こんにちは。ヴァイオリンの飯川直美です。
甲子園の決勝戦から早一週間が経ちましたね。
私は仙台出身ですが、現在パリに留学しているため、地元仙台でテレビの前で甲子園を応援するという人生初のシチュエーションに加え、仙台育英の決勝戦という最高の舞台。
日本の夏の素敵な思い出になりました。
甲子園が日本の夏の代名詞ならば、仙台の夏の代名詞は仙台七夕祭りですね。
最近は何かと帰国する機会が多いにも関わらず、ここ2年間仙台七夕は残念ながら見れず仕舞いですが、毎年8月初旬になると仙台にいなくとも懐かしい気持ちになります。
と同時に思い出してしまうエピソードが。
東京に住んでいた高校時代。
通学途中に二つの商店街があり、七夕の時期になると飾りつけの準備が始まったのですが、何日経っても大きなくす玉が吊るされる気配は無く…
いつになったら完成するんだろうと思いながら通学していたら、いつの間にか全て撤去されていました。
そして撤去されて初めて、あれは準備中ではなく完成形だったのだと気が付きました(笑)
日本中どこでも仙台のような七夕飾りがあるわけではないんだなあとなぜか感心(?)してしまった高校一年の夏でした。
明日は、師匠のスヴェトリン・ルセフ氏、共演するエリック・タンギの曲について書きたいと思います。