10月4日のスペイン名曲ガラ・コンサートと同日エルパーク・ギャラリーホールでのプログラムにフェデリコ・モンポウという作曲家の作品を演奏します。
スペインのピアノの詩人と言われた作曲家です。
私が24歳の時に初めてバルセロナにあるモンポウのご自宅を訪ねました。
この写真はその時、モンポウ夫人のカルメン・ブラボと一緒に撮らせて頂きました。
彼女は、潔義よくちょっと男性的でかっこいい女性でした。
モンポウの弟子でもあり、彼をずっと支えてこられ、モンポウの作品を広めるために自らの演奏活動にも力を入れられていました。
また、この写真のピアノは、バルセロナの自宅に置いてあるモンポウが作曲に使ったピアノです。
モンポウの音楽は、神秘的で、東洋の香りも漂う音楽です。心を癒したい時に、是非とも聴いて頂きたい!丁度 お香を楽しむように。
聴けば聴くほど奥深さを感じていただけると思います。
そしてモンポウの作品の中には、ピアノの初心者でも弾ける曲もあります。
皆さん、挑戦してみては如何ですか?
熊本マリ
皆様、こんにちは。
熊本マリです。
今回初めて仙台クラシックフェスティバルに参加できること、とても嬉しく思っています。
今日から三日間、せんくらブログを担当しますので、よろしくお願いします。
さて、私はスペインの作曲家や南米の作曲家を中心にプログラムを組みました。
特に南米の音楽は、メロディーが美しく、リズミカルで、踊りたくなるような曲が沢山あります。
昨年ブエノスアイレスで演奏する機会に恵まれ、まさに南米のタンゴ・カルテットEsteban Morgadoと共演し、本場の南米のリズムを実感してきました。
写真はその時のポスターです。
まだまだ日本では、演奏される機会が少なく、ポピュラーではありませんが、一度聴くと心に残る素敵な曲が沢山あります!
是非、新しい食べ物を試食する感覚で、気楽に聴いてみてください。
熊本マリ
せんくらブログも今日で最後になりました。
こんにちは、花井悠希です。
今回のコンサートも、1966カルテットの江頭美保ちゃんと一緒に演奏させて頂きます!
いつも穏やかで優しい美保ちゃん。
カフェオレと読書が好きな彼女の持つ、温かく柔らかな雰囲気はその演奏している姿からも伝わってくると思います。
お互いカフェ好きなので、よくお仕事の帰りとかにこうして一緒にお茶したり、お話したりしています。
普段1966カルテットで一緒に演奏していますが、2人で演奏する事はあまりないので、私たちもその日がくるのがとても楽しみです。
皆さまに 心地良い 幸せな時間をお届け出来るよう、2人で精一杯頑張って参ります!
私たちのコンサートは、10月4日(土)19:45~20:30
場所は、日立システムズホール仙台(青年文化センター)パフォーマンス広場になります。
たくさんの皆さまと会場でお会い出来ますように☆☆
3日間ブログにお付き合いくださりありがとうございました。
花井悠希
こんにちは、花井悠希です。
今日は、せんくらのコンサートが終わった後などにどうやって仙台を満喫しているのかここで少し明かしてみようかと思います!笑
仙台といったら、ずんだもちに、牛タンに、お寿司に、、、
美味しい食べ物の宝庫ですよね!
『美味しい食べ物のためならどこまでも!』が隠れモットーなくらい(!?)食べることが大好きな私。
仙台でも、一食一食を大切にたくさん食べました!笑
美味しいと前から聞いていた喜久福の抹茶クリーム大福は、初めてせんくらにお邪魔した2年前についに食することが出来、噂に違わぬ美味しさに感激して三重の実家にも送ったほど。
去年ももちろんお土産に買って帰りました!
そして外せない、牛タンとお寿司。
あまり遠くには行けないので、仙台駅の近くのお店で頂いたのですが、どちらもとーーーーっても美味しかったです
あぁ、思い出すだけで幸せ!笑
駅の構内の売店でふと出会った、笹かまぼこの大漁小町も美味しかったなぁ。
そういえば去年は、全部のコンサートが終わり、さぁ仙台から東京へ帰ろうとした時に予想だにしていなかった事がおこったのです!
私、仙台駅までの道すがらに見つけてしまったのです。
アンパンマンミュージアムを!!!笑
ずっと行ってみたかったアンパンマンミュージアムのジャムおじさんのパン工場。
見つけてしまったのも一つのタイミングだし、行ってみよう!ということで、行ってきました!
キャラクターたちが、手のひらサイズのパンになってたくさん並んでいる姿は想像よりもずっとずっと可愛くて癒されました。
仙台でアンパンマンミュージアムに行けるとは思ってもみなかったですが、最後になんだか嬉しいご褒美になりました。
今年も、いい演奏をお届けし、お客様と楽しく充実した時間を過ごして、合間に美味しいものも食べられたら、なんて幸せでしょう。
今から10月が楽しみでなりません!!
明日でブログ担当するのはラストになります。
それではまた明日!
花井悠希
せんくらブログをご覧の皆様、ご無沙汰しております、
ヴァイオリニストの花井悠希です。
せんくらに参加させて頂くのは今回で3回目となります。
また今年も秋に仙台へ伺えると思うと今からとてもワクワクします!
どうぞよろしくお願いいたします!
私は1966カルテット(このせんくらブログにも6月に登場してます♪)というグループでも活動していて、1966カルテットとしてもせんくらで二回コンサートさせて頂きますので、そちらの会場でもお会い出来たら嬉しいです☆★
これまでの2回は、昼下がりの午後に、0歳のお子さまから一緒に楽しんでいただけるコンサートをさせて頂きました。
普段なかなかコンサートに行くことの出来ないお父さんお母さんにも、赤ちゃんやお子さまと一緒にリラックスして楽しんでもらえたらと、明るく楽しいプログラムを意識してお届けしてきました。
会場もこんな感じでとっても可愛く飾りつけられていました。
トトロの曲やディズニーの曲、クラシックでもリズミカルな曲などでは、みんな手拍子だったり体を揺らして聴いてくれていて、とても嬉しかったのを覚えています。
終演後のサイン会では、『ヴァイオリンやりたい!!!』って宣言しにきてくれる子たちもいて、キラキラな目をした未来のヴァイオリニストたちにとても元気をもらいました!!
そして今回はと言いますと、初めての夜公演!
今回は3歳のお子さまから一緒に楽しんで頂けるコンサートとなります。
ウキウキするような楽しい曲も入れつつ、今回は夜公演ということで、そのまま心地よい夜の余韻が夢見心地に続くような、そんな時間が一緒に過ごせるようなコンサートにしたいなと思っています。
寝ちゃってももちろんOK!!
夜ですもの!お子さまもお父さんお母さんもふぅっと一息、リラックスした音楽の時間になったらいいなと思っています。
そしてヴァイオリン好きになってもらえたらいいな。
今日から3日間、このせんくらブログ担当させていただきます。
それではまた明日☆★
花井悠希
ティンパニを全面に出すとともに、堀内和子のベリーダンス、吉田葵衣のフラメンコダンス、そして服部恵のパーカッションでお送りする今回のせんくら39番公演。
加えて何と、さとう宗幸さん率いるミヤギテレビ「OH!バンデス」の出演メンバーがティンパニや打楽器の演奏者としてゲスト出演してくださいます!
先日番組でも放送されましたが、皆さん打楽器の演奏は今回が初挑戦です。
活気溢れる秩父屋台囃子(埼玉)のリズムに乗せられて、マリンバ(木琴)のダイナミックな独奏が展開する「マリンバ・スピリチュアル」(作曲:三木稔)に全員でトライします。
譜面を渡されたOH!バンデスメンバーのみなさん、大変ドキドキしていらっしゃった様子でしたが、私もベストを尽くして行きます。
ポイントはどれだけ出演者全員が全身でビートを表し出せるかにかかっています。
舞台は誰かに合わせたり、従ったり、誰かにくっついていれば良いという世界では有りません。自然由来のリズム、それらひとつひとつがクッキリハッキリしているのと同じように、出演者一人ひとりが自立して、かつ有機的なアンサンブルをします。そうして初めて、ご来場のお客様と、ライヴでしか味わえない一体感が得られるのです。
ティンパニや祭り囃子の打楽器での演奏を通して、自然を賛美する。OH!バンデスのメンバーの皆さんが今回のプロジェクトに真摯に向き合うそのお姿こそが、仙台・宮城の多くの人々へ元気をふりまくに違いありません。
果たしてどのようなステージになるのか!?
皆様のご声援を宜しくお願いいたします!
そして、お客様にティンパニを体験していただける響きのワンダーランド(10/4・13:15~ 太白区文化センター)へもどうぞご来場ください! 会場でしか味わえない体験をお楽しみに!
仙台フィルハーモニー管弦楽団 首席ティンパニ奏者
竹内将也
リズムに対する感性を養うには、リズムをグループやかたち、全体での意味としてとらえる前に、中に含まれるひとつひとつの発音から、リズムそのものの息吹を感じることがとても大切に思います。
言葉にもリズムがあります。例えば「ティンパニ」という言葉を用いて説明しますと、ひとつの言葉「ティンパニ」をひとくくりの言葉としてとらえようとするのではなく、むしろ逆にその「くくり」から抜け出そうとする作業をします。
やりやすいのが、一文字ずつ順繰りにずらしていく方法です。
まず、「ティンパニ」を繰り返して唱える。あせらず確実に。
次に「ニティンパ」を繰り返して唱える。
次に「パニティン」を繰り返して唱える。
次に「ンパニティ」を繰り返して唱える。
そして再び「ティンパニ」を唱えてみてください。
最初に唱えた時と違った感覚が現れませんか?
リズムの新しい感覚が浮かび上がります。ひとつひとつの発音もよりハッキリすると思います。
人間の脳は、普通「ティンパニ」を一つの言葉・名前として捉えているので、内在するリズムを隠してしまいます。一つの言葉としての「くくり」の方が支配的です。
リズムの息吹をよみがえらせるには、こうした人間の、「大抵は~」「普通は~」といった潜在意識から解き放たれる必要があります。私達の脳は相当自分の都合の良いように世界を見ています。とらえやすいように、細かいところを切り捨てています。
リズムは自然由来のもの。自然由来のリズムが、自然由来の響きを呼び、自然由来の歌を奏でます。そうなると自然に踊りたくなります。人間も自然由来ですから!
10月4日の公演では、このような自然由来のリズムで会場が響き渡ります。そこにベリーダンス堀内和子、フラメンコダンス吉田葵衣のダンサーお二人が花となって聴衆の皆様に美しい香りをふりまくことでしょう。お楽しみに!
仙台フィルハーモニー管弦楽団 首席ティンパニ奏者
竹内将也
ティンパニ、それは私が12歳で出会ってすぐに大好きになった楽器です。
ティンパニは大きいです。
1セット4台並べますと一坪以上の場所を取ります。オーケストラではそれを一人で扱います。
ティンパニは丸いです。
球形の胴でできた響体(釜)の中では、上に張られた皮からの振動によって空気が対流しています。この釜をひっくり返して見ると、見渡す限りの天空が地平線の円周の上に広がっているように見えます。
ティンパニは神秘です。
大抵の太鼓はドレミ~のようなハッキリした音程を聞き取ることはできませんが、ティンパニだけはオーケストラの殆どの楽器と同じように音程が聞き分けられる特別な太鼓です。しかしその原理はよくわかっていません。弦楽器や管楽器は弦や管というように、「線」的なものの長短で音程を調節しますが、ティンパニの皮
は丸いので「面」です。面になっている皮と球形の釜からハッキリと音程が聞こえる不思議な太鼓です。
ティンパニの音は、包むように優しく、かつ勇敢で力強いです。
ティンパニの音響は楽器自体だけでなく会場全体との空気の呼応によってつくられます。とても全体的なサウンドです。
ですのでティンパニは、その場の空気感を一瞬で仕立ててしまいます。ティンパニで表現されるリズムは常に最も象徴的な印象を与えると同時に、緊迫した場面や無限に広がる情景をも描写します。シベリウスという作曲家(フィンランド)はその意味でティンパニの使い方がとても上手な作曲家です。
このように、ティンパニの音は人間的というよりは、自然・大地的と言えます。
このように魅力溢れるティンパニを、今回は皆さんの目の前にご披露して実際に体験していただく機会を設けました。今回はコンピュータを使用してティンパニの音響にリアルタイムに反応する映像を投影しながら、会場全体がティンパニによる宇宙空間になります。
10月4日の太白区文化センター・展示ホールにて、響きのワンダーランドを是非体感してみてください!
仙台フィルハーモニー管弦楽団 首席ティンパニ奏者
竹内将也
ニッポンの暑い夏。
とくに京都の蒸し暑さは独特です。
この厳しい暑さを乗り切るための食べ物といえば 「鰻」。私の大好物です!
ロシアでも鰻は食べますが、日本の鰻の蒲焼の美味しさにはとうていかないません。
ロシアからお客さんが来ると、必ず鰻屋さんに案内します。
これまで鰻を好きになってもらった確率は100%!
日本が世界に誇る食べ物のひとつだと思います。
写真はつい先日京都で食べた鰻丼です。
格別の味わいでした。(ボリュームも格別!)
皆さんも夏の暑さに負けずに頑張ってください。
秋に「せんくら」でお目に掛かるのを楽しみにしております。
三日間お付き合いくださいまして、ありがとうございました。
イリーナ・メジューエワ
8月2日(土)に大阪のザ・シンフォニーホールでコンサートに出演しました。
朝日放送の人気アナウンサー、三代澤康司さんが司会・進行をつとめる 「ドッキリ ハッキリ クラシックです♪」というシリーズ演奏会。
4年前にも一度ご一緒させていただいたのですが、二度目の出演となる今回の演奏会では
ベートーヴェンの『皇帝』協奏曲から第1楽章を演奏しました。
(寺岡清高さん指揮、大阪交響楽団との共演)。
それ以外に、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ 第15番『田園』の紹介とシューベルトの『12のレントラー D790』から一部分を抜粋演奏。
このコンサート、一見軽そうに見えるのですが、じっさいは正反対。
マニアックともいえるほど、中身の濃い内容なのです。
軽い語り口ながら、かなり専門的な事柄に迫ります。
大阪ならではのサービス精神満載のトークも最高で、とにかく「楽しい」の一言。
お客様も出演者も大満足のひとときでした。
終演後の記念撮影をご覧ください。
イリーナ・メジューエワ