さて今日は最終回!!
今日はオーケストラのことについて書いてみようかと思っていますが、最後にはどんな話になるのでしょう。
徒然なるままに書きます。
今月、7月の定期演奏会は指揮にマエストロ尾高さんをお招きして、シューベルトの交響曲グレートや、我らがフルーティスト芦澤さんをソリストに、フルート協奏曲等をお届けしました!!
今回は大曲にも関わらず、とても気持ちよく演奏させていただきました。
その所以は、オーケストラの演奏には欠かせない指揮者の存在!!
とてもジェントルに音楽を提示し、楽団を次へと導いてくださり、何よりプレイヤーを尊重しながら音楽の自由を与えてくださりました。
自由というのはただ自由奔放に弾くのではなく、与えられた雰囲気を感じとり、自ずと自ら音楽を創ろうとする意思が芽生えることです。
その自由をマエストロはまとめあげるのですから、すごい精神力と音楽力と人間力ですよね!!( ̄0 ̄;)
オーケストラはただ指揮者のタクトについていくのではなく、楽団のサウンドや個性を、どうマエストロのタクトについていくようにアレンジするか、ということが大事なことだと僕は思っています。
なんだかんだ、プロの世界で演奏させていただくようになって10年くらいたちましたが、この『自由』を与えて下さる指揮者が僕は好きです。
好きだと思います。。
だろうな。。。
なはず!!!!
さて、今日7月14日は、仙台フィルは、栗原市でさだまさしさんとの演奏です!!
バスで皆で向かっておりますヽ(^。^)ノ
3日間ありがとうございました!!
プレイヤーとしてだけではなく、コンサート会場の客席でお会いすることがあるかもしれませんが、その時はお気軽にお声掛けくださいねー!!!!
またせんくらでお会いしましょう!!
仙台フィルハーモニー管弦楽団 コンサートマスター 西本幸弘
皆さんこんにちは!!\(^-^)/
ブログ2日目です。
今日はヴァイオリンの話やプログラムについて書いてみようと思います。
前回書いたとおり、ヴァイオリンデュオのコンサートってありそうでなかなか聞くことができません。ヴァイオリンを聞けるコンサートは数えきれないくらいありますけどね(笑)
圧倒的にレパートリーが少ないのと、同じ音域で同じ特性を持った楽器を並べることはバランスをとるのも難しいのが本音です。しかしながら、そんなデュオだからこそ、ヴァイオリンのありとあらゆる奏法や技巧を駆使しヴァイオリンの魅力を存分に見ることができるのではないでしょうか。
長い音楽史の中で、時に魔性の楽器と呼ばれてきたヴァイオリン、幾千の人々を魅了し、ヴァイオリンの魔力で、人々を虜にしてきましたが、その魔力って何なんでしょう!?
僕自身その魔力にまんまとハマった人間ですね(笑)
そんな疑問を全身の五感で感じて、お客様と一緒に考えられるコンサートになるとよいですね♪
プログラムとワンポイント聞き所を書いてみましょう!!
サラサーテ:ナヴァラ
ショスタコーヴィチ:5つの小品
ハルヴォルセン:コンチェルトキャプリス
を中心にお送りします。
サラサーテはヴァイオリンデュオの名曲中の名曲でとても有名です。スペインならではの陽気なリズムと華やかな音楽は、ついついタンバリンを一緒に鳴らしたくなってしまうような曲です。
ショスタコーヴィチは、攻撃的でアグレッシヴな印象が強い方も多いのではないかと思いますが、実はたくさんの映画音楽をも書きました。今回の作品はそんな映画音楽から舞曲風だったり、センチメンタルなバラードだったり色彩豊かなアルバムになっています。
ハルヴォルセンは、ヴァイオリン2本だけの曲でノルウェーの民謡を主題にした変奏曲です。ヴァイオリニスト兼作曲家だった彼ならではの構成で、ありとあらゆる奏法が両ヴァイオリンに登場します。激ムズというやつです(笑)
こんなプログラムでヴァイオリンの魅力と魔力をお届けします!お楽しみに!!!
d=(^o^)=b
仙台フィルハーモニー管弦楽団 コンサートマスター 西本幸弘
皆さんこんにちは。
仙台フィルハーモニー管弦楽団コンサートマスター西本幸弘です!!
今年もせんくらが日に日に近づいてきましたね。今年もブログを担当することになりましたのでよろしくお願いします。
さて、早いもので仙台フィルに入団してから2年が経とうとしています。だいぶ皆様には顔と名前を覚えていただけたかなと思っていますがどうでしょうか?と言うわけで、せんくらへは2度目の参加です。
せんくらは僕にとって仙台の『プロムス』(イギリス、ロンドンの音楽祭)と思っています。素晴らしいアーティスト達が集まり、ひたすらにコンサートをして、素敵な音楽をお客様と共有する。こんなに楽しいものはないのではあーりませんか♪
なんといっても最終日の最終公演の第九と威風堂々は堪りません(  ̄▽ ̄)
昨年はカンタービレというタイトルでリサイタルをさせていただきましたが、今年はヴァイオリンデュオの魅力をお届けします!!たしか公演番号は80番だった気が、、、、
なかなか普段は聞けないヴァイオリンのデュオコンサートですが、ヴァイオリンの魅力や魔力を存分にお伝えできるコンサートにしようと思います。
そんなコンサートのパートナーは、仙台国際コンクールで圧巻の演奏で聴衆を魅了した、韓国のキム・ボムソリさんと共演させていただきます。 昨年のコンクールで初めてコンチェルトをご一緒したのですが、パワー溢れる、凛とした音楽は、本当に素晴らしく、自分も演奏しながら、すっかり聞き入ってしまいました。
コンクール後もご縁があり、いつか一緒にコンサートをしましょうという話から今回の公演に結びつきました。
そしてそのコンサートを支えてくださるピアニストは津田裕也さん。
お馴染み仙台国際コンクールの覇者でもありますが、僕にとっては学生時代の尊敬する先輩でもあるのです。
先月にもコンチェルトをご一緒させていただきましたが、音楽への真摯さや、音の美しさ、何より説得力のある曲作りは本当に尊敬です。
このような素晴らしいお二人とコンサートは本当に楽しみです!!!
年間120回ほど本番をしていますが、その中でも今年のクローズアップしたいコンサートのひとつです。
内容については次回のブログで書いてみようと思います(^^)
仙台フィルハーモニー管弦楽団 コンサートマスター 西本幸弘