今日は波多野睦美さんとのリハーサルです。
10年ぶりの共演で、本番は10/7(日)です。
普段ソロばかりで合わせの機会が少ない私です。
リハ―サル前に勉強しておかなきゃ。
楽譜を整え、調律して、お菓子とお茶と、夕方のお弁当の手配をして、さあ準備OK。
むっちゃんとは歳が近いので、お友達です。
パリに住んでいた頃遊びに来てくれて、私が日本に行っている間のお留守番をしてくれたんですよー。
これをきっかけに友達になりましたが、お互い忙しいのでほとんど会う暇がありません。
パリのキッチンでの忘れ難いワンシーン。それはゆでるパスタの量!
たぶん普通より多めの量に意気投合して盛り上がった私たち。
あの頃の私は今の倍くらい食べていたかも。
まあ、歳をとったともいえます。
先日のリサイタルで写真を撮られていた様で、カメラマンさんが送って下さいました。
開けてびっくり!うーん、しっかりトシとってます。私。
やはり演奏家は遠くで見るべきものです(笑)。
皆さんくれぐれも近くで見てはいけませんよ!
私が若く勘違いされる理由のひとつは服装の趣味ですね、きっと(頭の中もだけど・・・)。
最近のプログラムに「若手の曽根麻矢子」って書かれていて唖然!
「演奏も若手かー?!」と悶えたのですが、その方は私のライブを聴いたことがなかったらしく・・・ ともかく、私は年齢をごまかすつもりは全くございません。あと約1カ月と2週間位で48歳になります!
おー立派なトシだあ!人生後半も頑張るぞー!
今日で最後のブログです。皆さんさようなら・・・
というか、明日パフォーマンス広場でお会いしましょう!!
そういえば、2年前のせんくら初登場の時、ファンダンゴをノリノリで弾いていた最中、何だか首がボキッと・・・(どこかのロックスターみたい!? 私は「バ」+ロック)その後、整形外科に行き、ストレートネックなので云々、、、激しい運動は避けるようにと言われ、以来、おしとやかな演奏を心掛けています。
嘘かホントか見に来てね!
*おまけ*
今日の写真は、セラーにねかせてある、おあずけのシャンパーニュ♥
チェンバロ・フェステイバルが終わったらいただいていいかしら?
あ、皆さん、チェンバロの上に飲み物を置いてはいけませんよ!
*さらに、おまけ*
本日のサラダまずは「調理時間1分半」というのが素敵!
レタス(予め洗ってタッパーに入れてある)をちぎり、キューリを洗って切る。
ボールに入れ、そこへシラスとサクラエビ、梅干し一個、オリーブオイル、おいしいだし(本当においしいヨ)、お酢を少々。
偶然の思いつきでしたが、とても美味しかった。自己満足度高いです。
書く方が調理より時間かかりました(笑)
曽根麻矢子(チェンバロ)
「ピンポーン」玄関のチャイムで目覚める朝の驚きといったら!
時計を見ると7時45分。それは息子が家を出て学校へ行く時間。
迎えに来た友達に「先行っててー」と言ってから超スピードで着替えて3分後に家を出る息子。
急ぐってこともやれば出来るじゃない!と関心している呑気な母親。
人生2回目のその事件は今朝の出来事でした。
目覚まし時計が全く聞こえない日って、本当にこの時計鳴ったのかしら?と、どうしても時計のせいにしてしまうのは私だけ?
さて、今朝は私も小学校へ、音楽集会というのを観に行ってきました。
ボディーパーカッションです。
人数が揃うと迫力があるものですね。
身体を動かすのは気持ちいいものです。楽器を弾いているとずっと座っているので身体に悪いんですよー!
最近ウォーキングすっかりさぼってます。
プールもさぼってるし、ヨガもやってないし、ダンスも行く時間ないし。
チェンバロの横にヨガマットを敷いてストレッチするのみです、、、この忙しいピークが過ぎたら、復活しなきゃ!
私がヒップホップにはまったのは4年くらい前でしょうか。
肩こりはひどいし、絶対運動しなければ!とついにスポーツジムへ入会を決断。最初はヨガに出てみたけれど、隣のスタジオでズンチャカズンチャカ、エアロなんかやっていて、全然静寂な空間にはならないのでNG!と、プールへ。
勝手に泳げるし、肩こり改善にとてもよいので割と定期的に行っていました。
しかし気になったのは「Hiphop」のスタジオレッスン。
1回出てみると、なかなか面白いではないですか!
これは、結果的にチェンバロにはまった以来の出来ごとになってしまいました。
自分に「趣味」といえるものが出来ちゃったのです
毎週木曜日、極力仕事を入れないように工夫して(今だから言えるけど、実はマネージャーだけはこの理由を知っていた)ヒップホップのクラスに出てみました。そしてなんと・・・!!
あーこの話も長くなるからまたいつかどこかで書きましょう。
今はチェンバロの練習しなきゃです。
お願い:ウオーキングマシンを購入しようかと思いますが、どなたかオススメの機種があったら教えてください。
*おまけ*
今日の写真は、吉野直子さんとDuoのリハーサル風景
(楽器だけ、人物なしでゴメン)。
本番は10/8(月・祝)です。
訂正:昨日のブログで上野3年めと書いてしまいましたが、4年生でした。
曽根麻矢子(チェンバロ)
今日はお仕事で上野に行きます。
上野学園でチェンバロを教えさせていただくようになって、3年目になります。自分が音大の先生になるなんてあり得ない、、、はずだったのに!なんと贅沢なことにホールでレッスンを行うんですよ。
副科でも曽根先生に習える、これも贅沢ですね(ジョーク)。
毎回読んで下さった方はお気付きかと思いますが、なんとなくジョークっぽく書かないと気が済まないのは、フランスに10年も住んじゃっていたからでしょうか?
えーと、今日は29日のプログラムについて書くお約束でしたね。
「バッハとスカルラッテイ」というタイトルを見てびっくりしたのは本人。
確かに数ヶ月前、そんなこと言った様な・・・半年先や、1年先やらのプログラムを決めるって、本当にいつになっても苦手です。
来年の×月×日に何食べるか決める様なもので、その頃何を弾きたいかなんて全く想像つかないわけです。
そうそう、プログラムを決めるにあたっての3大ポイントに楽器、会場、客層なんて書きましたが、本当はもっと大事なことがあって、スケジュールと睨めっこしながら、どの位練習する時間があるかを把握することですね。
レパートリーは常に新しい曲も入れていきたいし、でも全部新しい曲にするための十分な練習時間がとれるかはいつだって際どいし。
あら、また横道にそれました。
29日11時のコンサート!朝ですねー、前の晩飲み過ぎないように頑張らなければいけません。なにしろ今週は完璧アルコール抜き、金曜夜の友達との再会(2か月前に会ったばかりだけど)を楽しみに頑張るわけですからねー。
う・・う・・なかなか本題に入れない。
やはり選曲のイメージは「二日酔いの朝」ではなく、「さわやかな午前」です。
バッハとスカルラッテイの軽めの曲を交互に弾いて「やっぱり僕はバッハの方が好き」とか「やっぱり私はスカルラッテイの方が好き」とか思いながら目覚めてください。
インベンションを本番で弾くなんて生まれて2度目ですが、きれいな曲ですねー。短いですけど!
「スカルラッテイは弾かない」と宣言するチェンバリストの知り合いが何人かいますが、私は好んで弾く人です。
ここでまたある聴衆(単なる聴衆ではございませんが!)からのお言葉「セイシャスを弾いて下さい!」を思い出し、実行する忠実な私。
8年ぶりにプログラムに入れてみました。
おお!なかなか素敵な曲です。もしプログラムを前もって予備勉強したいなんていう方がいらしたら、他の奏者のCDとか、ピアノのCDとか聴いちゃだめですよ。
この時代の演奏はあまりにも個人的趣味が反映するため、ライブを聴いた時に、潜在的イメージが邪魔してしまうことがある様です。
それでもどうしても予備勉強したいとおっしゃるのなら、セイシャスの音楽は、ポルトガルのファドを、スカルラッテイの音楽はスペインのフラメンコを聴いてイメージを膨らませましょう。
朝なのに少しどんよりしたセイシャスの曲をお聴きいただいた後は、バッハとスカルラッティが並んでいるのにどうして私を入れないのですか?
とヘンデルさんに叱られそうなので、ここはお客様へのサービス。
リクエストの多い変奏曲「調子のよい鍛冶屋」です。
サービスの後は私の弾きたい曲を。フローベルガーの組曲です。
バッハへのつながりを感じとっていただけたらと思います。
本当は親密な会場で弾くべき曲なのだけど、そんなこと無視して弾かせて下さい。
そして、今回新しいレパートリーとしてとり入れてみましたスカルラッテイのソナタK.545、このリズム感を身体の中にのこしたままとりつかれて下さい。そんな感じの曲です。
では皆さま今日も素敵な一日をお過ごしください。
おまけ
先月パリで師匠からもらってきたCD。
アレンジもお見事です!
実は10月8日チェンバロ・フェステイバル、10台のコンサートの時にラモーの「優雅なインドの人々」のアレンジを演奏するのです。
このCDから刺激受けてるまっただ中!
曽根麻矢子(チェンバロ)
皆さま素敵な週末でしたか?
音楽家には週末も平日も関係ないので、日本に居ると何曜日だか全くわからない生活ですが、、、。
お約束の本題に入ります。
28日金曜日のプログラムはフランスものでまとめています。
コレットの花火という曲はあっという間に終わってしまうのですが、今年初めてこの曲をプログラムに入れた時に、コレット通のお客様から、「この曲は冒頭に弾いて欲しかった!」というお言葉をいただきました。なるほど、花火を最初に打ち上げて開幕するのは華々しくてよいのではないか!、、、と、そのお言葉に従う私。
鳥を題材にした曲はこの時代に多いのですが、3人の作曲家による「鳥 三題です」
ダカンの「カッコウ」という曲はピアノでも弾かれることがあるらしく、聴いたことのある方も多いかもしれませんね。
カッコウに続いて「ウグイス」です。フランソワ・クープランの「恋の夜ウグイス」は、クラブサン曲集の第14オルドルの冒頭に入っている曲です。
トラヴェルソで演奏してもよいという言葉が譜面に書かれてる珍しい曲です。この曲はクラヴサンにとってある意味一番難しい曲ではないでしょうか。(お客様には意味わからなくていいのよ。同業者にはわかるかも。)
それから、ラモーの「めんどり」です。曲の冒頭に「コココッ・・・」という鳴き声が楽譜に書かれています。
やはり「鳥」は最も想像しやすく、わかりやすい曲といえるかもしれません。
そうです、チェンバロでフランスの曲を聴かれる時は、ある程度想像力を働かせてみることがオススメです。
先日のリサイタルで「’鳥’ときけば、どこへでも出かける、、、」と言っていたお客様がいらして「この方はクラヴランを聴きにいらしたのでなく、’鳥’を聴きに、、、!」と微笑ましく思いました。
次にフランソワの伯父に当たるルイ・クープランの組曲からの抜粋です。
彼は残念なことに若死にをしてしまった作曲家ですが、どれほどの天才だったことか!
ここでまたプログラム裏話になってまいます。
先日の福岡のリサイタルを東京からわざわざ聴きに来てきれた弟子に「先生にしては全体が暗いプログラムだった」と言われ、白状したことがあります。
「私、本当はネクラなのよー!」
うそうそ、、、全くの嘘。
つまり、「奏者が好きな曲を並べればOK」という演奏会は少ないのです。
そんなことコクったら(若者の真似)、「じゃあ、私たちに聴かせる曲は本当は好きじゃないのに我慢して弾いてるの?」ってことになっちゃうから、本来は言わないことですよね。
(だから、私はあえて個人的な「ブログ」は書かないのだ。正直すぎるからだー)
しかし、演奏家というのは、サービス業的な部分もありますよね。
昔のクラヴサン奏者なんて王様に雇われて姫達にクラヴサンを教え、王様のお望みの曲を作ったり、演奏したり、、、これのどこがサービス業でないって?!
自分が好きな曲は夜中にこっそり自宅で弾いていた親愛なるフランソワ・クープラン(絶対そうだと思うなあ、私もそうだし)様。
話がそれてきました。
なんでしたっけ、そう、この28日のプログラムの始めの4曲がサービス的な選曲で、次のルイは、私の好みです。
自分の好みの曲となると、本来とても親密な空間、あるいはとてもクラヴサンにとって音響のよいホールでないと、良さがなかなか出てこない、伝わらないというとても「不利」な条件があるのです。
なので、そういう曲を弾くにはまず器を選ぶということです。
クラヴサンのデリケートなニュアンスに惹かれてやまない奏者は、こういった曲が好きなものです。
それで、どうして先日のリサイタルが「暗い選曲」だったかというと、器もクラヴサン向きで、「古楽音楽祭」という枠の中だったので、安心して好きな曲が弾けるという条件だったからです。
そろそろPCから離れたくなったので急いで書き終えますよー次のバルバトルではクラブサンの豊かな低音の響きを楽しめます。
私はこういう豊かな低音の曲を弾いている時「ロマネ・コンティの温泉」に浸かっているような気持ちになります。
簡単に言うと、クラヴサンの音に浸かって気持ち良いということですかね。
時代はもうクラヴサンから離れてゆく(ピアノに移り変わってゆく)頃です。
しかし彼の作品にはよきクラヴサン時代へのノスタルジーの様なものがあるのかもしれません。
ロワイエといえば、「スキタイ人の行進」が有名ですが、今回は綺麗なロンドをお聴きいただきます。
タイトルが「愛らしい人」なので、「勇敢な人」という曲(アルマン・ルイ・クープラン作)を、並べてみました。
クープラン一族から3人出てくることにもご注目ください。
時代の移り変わりをお楽しみくださいませ。(ただし。順不動なのでご自分の中で並べ変えてみてね)
二日目のプログラムについてははまた明日!!
*おまけ*
何に見えますか?写真に香りが付けられなくて残念!
本日の息子のおやつ。
イベリコ・ペジョータです。
もちろんこんな贅沢なおやつ、日常的ではないですよー
「うううーんいい香りー」という、あの9歳の坊主のとろけるような顔をお見せしたいところですが。(笑)
××様、ごちそうさま~(*^O^*)
曽根麻矢子(チェンバロ)
昨晩は美味しいお寿司とシャンパンでリラックスのひとときを持ちました!××さま、ご馳走様でしたー!
こうやって今日の活力パワー全開の私です。
自分の練習時間を惜しみつつも(正直な私)、3人レッスンします。
以前は忙しい時はレッスンしない先生だったけど、そんなこと言ってたらいつになったってレッスンできないことに気が付き、頑張って入れているのです。
お弟子さん少ないし。
そうそう、弟子の’おまつ’が先週フランスへ旅立ちました。
留学です。
新しい人生の始まりだ。
どう変わってくれるのか楽しみで仕方ありません。
{ピンポーン}おっと!弟子の’およし’が来たのでレッスン時間に突入。
先生に変身しなきゃ。へんしーん!
*おまけ*
今日の写真は「今回パリで買ってきたお気に入りの日用品」
パリに行くとブランド店に入らない私ですが、スーパーマーケットには必ず買い物に行きます。
本当はスーパーごと日本にもって帰りたい位。
Bioの専門スーパーと、普通のモノプリっていうチェーンのスーパーの両方です。
①友達の家で飲んだら美味しかったので買ってみたクスミティーの「6種のスパイス入り」
→ 毎日飲んでいたら、飽きてきた、、、と思った頃には、残りわずか。
とても流行っていて、色々な種類がありました。
次回又違う種類を買って来ます!
②Bioのビスケット
→ チョコチップ入りで甘さが私にちょうどよい感じ。2枚ずつの包装になっていて、楽屋で小腹がすいた時にぴったり!
③赤いペーストの歯磨きジェル。
→ ’歯が白くなる’って書いてあるわりに全然白くならないけど、赤いペーストっていうのが珍しくてなんだか気に入ってます
曽根麻矢子(チェンバロ)
今日は、せんくらで演奏する曲目についての説明をしてみようと思います。
演奏家にとって、プログラムを決めるというのは、大事なひと仕事です。
特にチェンバロの曲は小品が多いし、色々な組み合わせが可能なので、あれこれパズルみたいになってしまうこともあります。
一度提出してもまた変更したり、曲順を変えたり、ついついマネジャーの手間を増やしてしまいます。
曲を決めるにあたって3つの重要なポイントがあります。
まず、会場!次に楽器!それから客層!
というわけで、まだ行ったことのない会場ですと、客席数や響きの具合の情報を集め、音響を想像してみることから始まります。
そもそもチェンバロという楽器は、コンサートホールではなく貴族のサロンで聴くものなのですから。(そんなもの今はないって!)
しかし現代でも音響が素晴らしいホールで、キャパも少なめであればチェンバロのいい音を聴くことはできます。
ですから、せんくらの会場は2年前の記憶を引っ張り出してきます。
次に楽器はといえば、誰がいつ頃製作した楽器で、モデルは何か?ということが基本の情報です。
せんくらは、蔵王の木村雅雄さんのフレンチで、もう何度も弾かせていただいています。
木村さんとは高校生の時からのお付き合いなので長いですよー。
お客さま層も2年前の記憶を辿って、なんとなくイメージしてみたりします。あらら、前置きが長すぎたので本題はまた明日ね!
*おまけ*
今日の写真は、パリの空港で買ってきたカルバドスをお気に入りの
グラスで。皆さん、楽器の上に飲み物を置いてはいけませんよ~!
曽根麻矢子(チェンバロ)
こんにちは。チェンバロの曽根麻矢子です。
2年ぶりのせんくら、楽しみにしています。
私は只今チェンバロ・フェスティバルの準備に燃えています。
仙台から戻って1週間後に開幕なのです!
自分一人が会場に移動して演奏するだけっていうのは、ある意味楽なことだと実感します。
仙台には親友が待っているので、本番後に親友とシャンパンで乾杯するのも実はとても楽しみなのです。
なにしろ今月はワイン抜きの麻矢子です。 (ワインの栓抜きじゃないよ、ワインなしという意味)
「あれれ?この前一緒に飲んだじゃん?!」という方、その夜は「ワイン抜き期間の息抜き」です。
そうそう、あまり張りつめるのはよくないですからね。
毎日飲んでも美味しいと思うのに、たまに飲むと更に更に美味しいと思えますね。
明日夜に「息抜き」の予定があるので、それを楽しみに今日もめちゃくちゃ頑張ります!
曽根麻矢子(チェンバロ)