こんにちは!今日はモーツァルトについて少し・・。
モーツァルトは幼いころより神童としてヨーロッパ中にその名をとどろかせていました。
まだ若干6歳の頃から、ヴァイオリン奏者で、モーツァルトの才能を人々に広めようと尽力した父親、また才能豊かなピアニストであった姉と共に、ヨーロッパ各地を旅することもありました。
そんなモーツァルトが、手紙で「世界中でこれ以上の場所はありません。」と父親に書き送っているのがウィーンです。
当時の音楽の中心地はウィーンでしたが、ここでもモーツァルトは盛大に歓迎され、宮殿に招かれて女王の前で演奏しました。
ウィーンにはモーツァルトの家が残され、今でも当時の建物のまま保存されています。
この夏、音楽講習会の合間に、ウィーンとザルツブルグにあるモーツァルトの家を訪れてきました。
写真はザルツブルグにあるモーツァルトの生家です。
通りの石畳や周りの建物も当時のままの姿で残っており、家の内部には彼の書いた手紙や実際に使われた家具、直筆の楽譜が展示され、非常に興味深いものでした。
モーツァルトの協奏曲の中で、この第2番は演奏される機会は多くないかもしれませんが、本当に魅力の溢れた曲です。(私はモーツァルトの協奏曲の中で最も好きです!!)。
曲の随所に、彼の持ち味であるオペラの要素と、子供らしいチャーミングないたずら心、そして何よりさまざまな色彩の光を感じさせます。
コンサートでは皆さまと共に、音楽を通して少しでもその光やあたたかいエネルギーを共有できましたら幸いです。
モーツァルトの光が皆さまの心に届きますよう、心を込めて演奏させていただきます。
それでは、当日会場でお目にかかれますことを楽しみにしております!
1週間お付き合いいただきありがとうございました。
佐藤 優芽(ヴァイオリン)
こんにちは!
今日はこの夏に参加した音楽講習会について書かせていただきます。
今年はなんとフィンランドの講習会へ!
私にとって初めてのフィンランド滞在ということもあり、毎日が新鮮で刺激に溢れたものとなりました。
会場はフィンランドのサヴォンリンナという、湖と古城が美しい街でした。
サヴォンリンナは、毎年世界的なオペラフェスティヴァル、またバレエフェスティヴァルが開かれることで有名です。
この講習会ではソロのレッスンの他に室内楽も受講することができ、講習会参加者の生徒と先生によって、グループが編成されます。
私はメンデルスゾーンのオクテットで第一ヴァイオリンを、その他にもブラームスのピアノクインテットを演奏しました。
フィンランドからはもちろん、ドイツやアメリカ、オーストラリア、キューバ、エジプトなど、様々な国籍のメンバーや先生との演奏でしたが、短い期間の中でお互いへの理解を深めながらコンサートに向けて曲を練り上げていくのは、本当に楽しいものでした。
毎日レッスンやリハーサルに追われながらも、充実した日々を過ごすことが出来ました。
今日の写真は、メンデルスゾーンのオクテットのコンサート会場となったケリマキ教会(Kerimäki Church)の内部です。
この教会は3400席を持つ世界で最も大きな木造教会として有名です。
白い木製の壁が非常に美しく、ろうそくと窓から差し込む光が、幻想的で厳かな雰囲気を醸し出していました。
もちろん、モーツァルトの協奏曲にも日々取り組んでいました!
次回はモーツァルトについて書かせていただきます。それではまた!
佐藤 優芽(ヴァイオリン)
はじめまして、佐藤優芽です。
今回、「せんくら」に出演させていただけることになり、非常に嬉しく、光栄に思っております。
この1週間のブログで、少しでも私のことを知っていただけたら幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
私は幼少から高校時代まで仙台で育った生粋の仙台っこで、仙台は私の大切な故郷であり、今も変わらず大好きな街です。
杜の都の名のとおり、緑豊かな自然、おいしい食材、何より人々のあたたかさ!離れてからは更に、仙台のあたたかさに気付かされ、帰省するたびにほっと癒されています。
そんな故郷で演奏させていただけることに、感謝の気持ちでいっぱいです。
私は最後のファイナルコンサートで、仙台フィルの皆様と共にモーツァルトの協奏曲第2番を演奏させていただきます。
皆さまにお会いできるのを、今からとても楽しみにしております。
さて、この夏は海外の講習会で勉強してきました。
ヨーロッパでは、夏休みの間中、各地で様々な音楽講習会が開催されます。
ソロのレッスンはもちろん、室内楽やオーケストラに力を入れている講習会など、その特色は様々です。
今日の写真は、フィンランドの講習会でのものです。
サイマー湖という、フィンランドで最大の湖の湖岸が会場となりました。
次回はそこでの様子を書かせていただきたいと思います。
それではまた!
佐藤 優芽(ヴァイオリン)