ヴァイオリンの巨匠ギドン・クレーメルの出身校でもある音楽院でマスタークラスをしました。
そしてリガの街のホールでコンサートを行いました。
ファジーバード・ソナタも演奏しましたが、とても喜んでいただきました。
またコンサートでは地元のプロフェッショナルのリガサクソフォーン四重奏団が「トルヴェールの四季」から“秋”と“夏”を演奏しました。
トルヴェール・クヮルテットの曲をリガで聴くなんてと、とても驚きました。
須川展也(サクソフォーン)
今年も、仙台国際コンクール出身者仲間である佐野隆哉さん、美世真里奈さんと、ジョイントコンサートでご一緒させて頂きます。
私たちの担当は「エチュード」!
「エチュード=練習曲」ですが、ショパンの練習曲は極めて美しい芸術作品として、他の作曲家たちのそれとは大きく一線を画しています。
とはいえ、やはり学習用としての認識の方が高いことは事実で、ひとつの演奏会でここまでたくさんのエチュード(Op.10全12曲、Op.25から6曲)が取り上げられるのは珍しいことです。
しかも数名のピアニストがリレー形式でお届けするとは、興味深いアイディア企画!
弾く方にとっては「過酷企画」ですから、興味深いなどと暢気には言ってられないのですが・・・(>_<)
この曲集の中には、普段めったに演奏されることのない、ノクターン風のエチュードが数曲含まれていますが、当コンサートではそれらの作品も全てお聴き頂くことができます。
ショパンの遺した音の詩をピアニスト3人がリレーするコンサート、ぜひ会場でお聴きください!
(写真は、昨年の仙台七夕祭りの8万羽鶴)
根津 理恵子(ピアノ)
モスクワで演奏した日本人作曲家作品の話の続きです。
今回のせんくらで演奏する長生淳:ラフォリスムの改訂版を、モスクワで世界初演しましたよ。
大好評でした。
また、現地のマリンバ奏者と、湯山明さんのマリンバ・ディヴェルティメントを共演したのも素晴らしい機会でした。
モスクワでの充実の2日間の後にはモスクワ観光をしました。
赤の広場はすごかったです。
幸いとても暖かい気候でしたが、ホールには冷房がなく、少し大変だなと思いました。
須川展也(サクソフォーン)
ブログ登場2回目の今日は、ワークショップ公演についてです。
このワークショップでは、「サロンを愛したショパン」と題し、ショパンや他のポーランド人作曲家の舞曲、知られざる名曲たちをご紹介します。
光栄なことに、発売開始から4日ほどでチケット完売となったそうで、皆様からの期待を刺激にし、いっそうワクワク準備に臨んでいます!
賛助出演として、チェリストの原田哲男さんにもご登場頂きます。
また、留学中のポーランドで私自身が撮りためた写真をスライドでご覧いただくコーナーも設ける予定です。
ちょうど今の時期ワルシャワでは、満開のバラの中、毎週日曜日気軽に楽しむショパン野外コンサートが開かれています。(写真参照)
私も何度か出演し、雰囲気はとても素敵なのですが、この時期は演奏して汗だくのところに、特大の、しかも大群の「蚊」たちがたかってきて、腕を黒く埋め尽くすという、なかなかの試練の中弾かされ精神的に鍛えられたり。。。
こんなエピソードの他、厳しい冬のハプニングや過ごし方なども、当日はお話しできたらと思います。
ショパンの祖国を感じて頂けるひとときをお届けできますように。
次回は、仙台国際コンクール出身者仲間とのジョイントコンサートについて、お話しします。
根津 理恵子(ピアノ)
5月11日・12日にモスクワでリサイタル、マスタークラス、協奏曲共演を行いました。
マスタークラスでは吉松隆さんのファジーバード・ソナタのレッスンを受けにきた生徒がいました。
ファジーバード・ソナタは前回のせんくらでも演奏し、その時にも皆様にとても喜んで頂きましたが、このヨーロッパ・ツアーでも演奏し、各地でとても喜んでいただきました。
また、他の日本人作曲家作品も演奏しました。
そのお話は明日。
須川展也(サクソフォーン)
みなさま、こんにちは!
この一週間を担当いたしますピアノの根津理恵子です。
昨年に続き、今年は「ショパンにまつわるワークショップ(47番公演)」と、「ショパンのエチュードコンサート(42番公演)」の2公演に出演させて頂きます。
コンサートについては明日(次回)以降お話しするとして、今日はまず、仙台国際音楽コンクールボランティアKさん宅の話題から…。
昨年の震災直後に伺い、あまりの惨状に言葉を失って以来、1年2ヶ月ぶりとなる今年6月、仙台市若林区荒浜のKさん宅を再び訪れました。
ここは津波で破壊しつくされ、誰もが住むことをあきらめなければならなかった地区ですが、元あったご自宅と全く同じ場所に、自らの手で家屋を修復、再建なさり、温もりの息づく生活空間を築いていらっしゃいました。
建て直すに当たり、木材や道具全てをご自身が車で運び、奥様と二人三脚で工事を重ねられたそうです。
Kさんは大きな笑顔で迎えてくださり、手作りの美味しいおはぎでおもてなしくださいました。
どれほどの険しく苦しい道のりだったかと思いますが、「下を向いていても仕方ないんだから!たくさんの人が励ましてくれて、交流を持つことができて、今も毎日いろんな人が訪ねてきてくれる。こんな素晴らしことはない。津波がなければ感じなかった様々なこと日々教えられているよ。津波に感謝だな!!!」がはは!と笑うKさんと、Kさんをそばで支える奥様の偉大さ、たくましさに圧倒されました。
この場所へ私を連れて行ってくださる、私の大切なホストファミリーに感謝です。
家の周りには、Kさんのエネルギーを受けて野菜たちが力強く育っていました。
写真は一点までしか掲載できないため、一年前と現在の様子をあわせてご覧頂くことはできませんが、Kさんと建て直し後の御宅の前で撮ったお写真を。
根津 理恵子
今、私は、この秋から始まるコンサートシーズンに向けて、その準備に取り組んでいます。
長年弾き親しんでいる曲に加え、新たなレパートリーも取り入れ、さらに自分の音楽表現の幅を広げるべく試行錯誤しています。
限りあるクラシック音楽のレパートリーの中でいかに自分の表現を確立していくか、永遠の課題だとは思いますが、少しでも成長した姿でせんくらのステージに立てるよう、努めたいと思います。
一週間お付き合いいただき、誠に有難うございました。
川畠成道(ヴァイオリン)
早いもので、今日のblogでせんくらリレーブログ、私の回は最後になってしまいます。
一週間お付き合い頂きありがとうございました。
少しではありますが私のことお話できたかなと思います。
最後のブログは、出演させて頂くコンサートについて書かせて頂こうと思います。
まずピアノと一緒にやらせて頂くコンサートから。
【14】 9月28日(金)13:45~14:30
エル・パーク仙台/スタジオホール
『“ばよりん彼女”こと花井悠希 ヴァイオリンと親しむひととき』とタイトルがついておりますこちらのコンサートは、0歳からお聴き頂けるコンサートになっていますので、クラシックの中から、美しいヴァイオリンの名曲はもちろん、ちょっとワクワクするようなリズミカルな曲なども取り入れつつ、お子さまも楽しくなれるようなアニメの曲なども少し織り交ぜながら、お届けしたいなと思っています。
1966カルテットのピアニスト江頭 美保ちゃんと一緒に、皆様に午後の楽しいひとときを味わって頂けるよう、心を込めて演奏させて頂きます。
ぜひいらしてくださいね♪
あと二公演は1966カルテットの公演です!
【3】 9月28日(金)19:00~20:00
青年文化センター/コンサートホール
「ビートルズ、クイーン、マイケル・ジャクソンクラシックス」
こちらの公演は、ビートルズ、クイーンの名曲に加えて、blogでも少し触れさせてもらった秋リリース予定の新譜のマイケル・ジャクソンの曲も、いち早くせんくらでお披露目させて頂く予定です!
【51】 1966カルテット
9月29日(土)16:00~16:45
イズミティ21/小ホール
「ビートルズ & クイーン ロンドン・クラシックス」
ロンドンクラシックスと題したこちらの公演は、すでにリリースさせて頂いた、クラシカルアレンジのビートルズやクイーンの名曲を、じっくりお聴き頂く公演となっています。
私は以上三つの公演に参加させていただきます。
せんくら当日に、会場で皆様にお会いできます様に。
今からとても楽しみにしています!
一週間、blogお読み頂きありがとうございました。
花井悠希(ヴァイオリン)
演奏会当日をどのように過ごすか、という質問を受けることがあります。
これといって特別なことはないと思いますが、しいて言うならば、本番前に少し甘いものを食べることでしょうか。
昔はメロンパン、このところはドーナツを食べることが多いです。
短時間の間にエネルギーがわいてくる気がします。
でも、これは本番前に限ったことではないのですが・・・。
川畠成道(ヴァイオリン)
先日、私が所属しているクラシカル・ユニット1966カルテットの新譜のレコーディングがありました。
次に挑戦するのは、Michael Jackson!!
お馴染みのあのカッコイイ一曲から、しっとり涙こぼれるバラードまで、これまた挑戦ではありますが、いい作品を皆様のもとにお届けできるよう頑張っています。
この写真はその時の一枚です。
デビューの時からずっとお世話になっているディレクターさんの背中。
温かく大きな背中です。
レコーディング中、時折、たくさん考えて悩んでも目の前の壁は厚く、どうにも先がみえなくなる時があります。
そんな時いつも、相談にのってくださったり、さりげなくその糸口を見つけるためのアドバイスを下さったり、いつもいい方向に導いてくださるのです。
レコーディングの時以外にも、いつも温かい心で見守ってくださっているディレクターさん。
本当にありがたく、そして本当に大切な存在です。
そんなディレクターさんを始め、応援して下さる方々、サポートしてくださるスタッフの皆様には、感謝してもしきれません。
大切なコトは、何なのか。
忘れずに前を向いてこれからも進んでいきたいと思いますo(^-^)o
花井悠希(ヴァイオリン)