あっという間の一週間でした!
皆様、ブログをご覧下さり、どうも有難うございました。
(スタッフの皆様、締め切りギリギリ、いえ、締め切り日時オーバー連発で、大変失礼しました〜。)
仙台市民となる前から、せんくらは馴染みのある音楽祭でしたが、市民となってからは、この音楽祭シーズンが来るのがますます待ち遠しくなっています。
私達出演者にとっては、ハードスケジュールシーズンの到来でもあります。
このハードスケジュールに備えて、7月に沖縄で飲んで以来ハマっているゴーヤジュース&今日届いたエアロバイクで体調を整えます!
“演奏家は体調管理も仕事のうちだよ”と師匠から頂いたお言葉をいつも頭に、身体に良い物、良い事は積極的に取り入れる様にしていますが、最近はゴーヤジュースはじめとする、野菜&果物のフレッシュジュースがマイブーム。
そのおかげか元気いっぱいです。
エアロバイクは、ドイツ留学時代にかなりハマったもの。
朝、昼、夜、と毎日3時間近く漕ぐ程ハマり、体脂肪も少なく、体重も今と違ってかなりスッキリしておりました。。。
結婚して10年経ったのですが、結婚式当日に夫婦で体重測定した時の体重と、結婚10年記念体重測定では、私だけ10キロも違ったのですよ。あらら〜。
結婚式で着たウエディングドレス(大好きなTADASHIさんのドレスを着ました。TADASHIさんは仙台ご出身の大人気デザイナーで、ステージドレスでお世話になっています)はステージドレスとしても着れる物なのですが、今や完全にファスナーが締まりません。
あのドレスをせんくらのデュオコンサートで着るのは厳しいですが、エアロバイクに燃える生活を復活して、スッキリとステージドレスを着ます!!
、、、とここに自分にムチ打って、宣言させて頂きました。
共演者の望月優芽子さんはモデルの様なスタイルなので、その隣だとスッキリ度がイマイチよくわからないとは思いますが、どうぞお楽しみに(?!)。
それでは皆様せんくらでお会いしましょう!!
神谷未穂(ヴァイオリン)
私のブログでもせんくらの事を書く予定ですので、
ご覧頂ければ幸いです。
仙台フィルも夏休みに入りました!
(事務所のスタッフの中には、まだ夏休みではない人も。。。お疲れさまです!)
今年の夏休みも昨年に引き続き、我が家にはフランスから12歳の女の子・Mちゃんが1週間のホームステイに来ています。
私と主人エマの友人夫婦(日仏カップル)のお嬢さんで、チェロを習っています。
Mちゃんが仙台に着いて、早速七夕祭りや楽天の試合を観に行ったりしていますが、ホームステイのメインは、エマ先生の指導によるチェロレッスン。
Mちゃん、とても頑張っていますよ〜。
(写真は楽天を応援するMちゃん&私)。
私の小学生時代も、夏休みにはヴァイオリンの練習に燃えていました。
というのも、小学生高学年からほぼ毎年、夏休み後に行われる全日本学生音楽コンクールを受けていたので、「夏休みをどう過ごすかが勝負!」だったのです。
とはいえ、子供の頃は練習より遊びたい気持ちが強かったので、隙あらば背中に漫画を隠し持って、トイレからなかなか出てこない様な、練習さぼり王の私でした。
そんな私がどうしたら毎日ちゃんと練習するだろうか、と考えた母は、夏休みに入ったと同時に、家の廊下の壁に大きな模造紙を貼りました。
その模造紙には、家族全員の8月31日までの一日のタイムスケジュールを書き込める様になっていました。
歳の離れた姉&兄の欄には、塾、レッスン、合宿、英会話、とカラーマジックで色分けされた予定がびっしり。
それに対し、私の欄は真っ白け。。。
「スケジュールびっしりが大人っぽくてカッコいい!!」と憧れ、私も7時起床、朝ご飯、夏休みの宿題、ヴァイオリンの練習、休み、ヴァイオリンの練習、お昼ご飯、ヴァイオリンの練習、プール、プールサイドでおやつ、プール、祖父母宅訪問、お風呂、宿題、ヴァイオリンの練習、お夕食、ヴァイオリンの練習、テレビ又は遊ぶ、就寝・・・。
と上二人に負けじと、カラーマジックでどんどん書き込みました。
予定通り達成したらその欄をマジックで塗りつぶす、というのがとても楽しくて(今思えば、塗りつぶすだけだったのに、何が楽しかったのだろう。。。)、このスケジュール表のおかげで、本当に規則正しい夏休みを過ごす事が出来ました。
この模造紙が無ければ、夏休みをダラダラ過ごして、コンクールにも入選&入賞する事は出来なかった事でしょう。
(夏休み明けには、学校で ”きれいに日焼けしたで賞” もゲット!)。
今年初めて、全日本学生音楽コンクール(小中高)の審査をする事になりました。
コンクール参加者はどの様に夏休みを過ごすのでしょうか?
せんくら出演者も、ほとんどがコンクールに挑戦した事がある方ばかりかと。
諏訪内晶子さんの著書に書かれてあった「(本選で)メンコンを弾いて九州に行こう!」、「プロコを弾いてハワイに行こう!」の様な、楽しいキャッチフレーズを励みに練習に励んだ、という方も多いのではないでしょうか?
今年のせんくらでも、仙台フィルのコンマスとして出演させて頂きます。
今日は身内自慢になってしまいますが、仙台フィルのメンバーの良さについて書かせて頂きますね(笑)!
(写真は秋にミュージック・パートナー就任が決まった、我がオケ自慢の世界的指揮者・山田和樹さんと、仙台が誇る銘菓・萩の月←大好物の袋を持つ私)。
「仙台フィルは雰囲気が良いね!」と、ゲスト出演して下さった音楽家がよくおっしゃって下さるのですが、私もゲストコンマスで出演した時からそう感じ、その事が仙台フィルに入った一番の決め手だったように思います。
良い雰囲気、それは音楽と人が好き、という人の集まりだからでしょう!
これってプロの演奏家にとって、とても、とても重要なものだと思います。
これが無ければ、お客様が感動する様な音楽を奏でる事は出来ないでしょう。
仙台フィルのメンバーは心底音楽が大好きで、弾き終えた熱気そのままに、ロビーに出てお客様との交流を
楽しみにする人ばかり。
こんなメンバー、そして演奏家が気持ち良く演奏出来る様に細やかな気遣いをしてくれる裏方スタッフがいるからこそ、震災後に250回を越える「音楽の力による復興センター」との活動が出来たのだと思います。
これらの活動が評価され、エクソンモービル音楽賞、渡邉曉雄音楽基金特別支援(私事ですが、宮城県芸術選奨)を
受賞する事が出来ました。
これらの賞に大いに励まされましたが、何よりも私達の思いを感じて、「演奏に元気をもらいました」とおっしゃって下さる方のお気持ちに応え、音楽で東北を元気にしていきたいという思いが、今私達の中に強くあります。
せんくらでは震災を経験して、今まで以上に思い入れの強い作品となった「新世界」、「モルダウ」、「第九」を演奏します!
私達仙台フィルの音楽のパワーを是非お楽しみください!!
神谷未穂(ヴァイオリン)
せんくらブログ4日目!
昨日に続いて音楽祭について。
海外の音楽祭といえば、北九州国際音楽祭の室内楽コンクールで優勝した際に副賞で頂いた「TOTOクフモプライズ」で行く事が出来た1995年のフィンランドのクフモ・フェスティバル。
白夜のシーズンで夜も明るいので、朝から夜中までずっと様々なコンサートが続く「マラソンコンサート」がありました。
クラシック音楽だけでなく、バロック、タンゴ、ジャズ、民俗舞曲、と色々なジャンルの音楽にここで触れる事が出来ました。
滞在中に、レッスンを受けさせて頂き、コンサートで涙が出る程感動的な演奏をされたクリスティアン・アルテンブルガー先生に長期的に習いたい!と思い、先生が当時教えていらしたドイツ・ハノーファー留学を決めました。
湖と木のゆったりとした自然の景色の美しさと、当時日本ではかなり珍しかった携帯電話を、フィンランドの子供達も使用していた最先端さのギャップに、驚きました。
熱いサウナから、みんなで冷たい湖に飛び込んだのも、懐かしい良い思い出です。
今回最後に書くのは1995年のイル・ド・フランス・フェスティバル。
パリ郊外のお城、ヴィラソーで開催された音楽祭。
ヴィオラのジェラール・コセ氏に招かれ、日本からヴィオリストとして参加しました。
私は当時ヴァイオリニストとしてか、ヴィオリストとして留学しようか、かなり悩んでいた位、ヴィオラの魅力に取り付かれていたんですね。
その前に参加したクフモ・フェスティバルで、ヴァイオリンでドイツに留学する事を決意していましたが、ここでヴィオラの世界にどっぷり浸かり、この楽器の特長を再確認出来たのは、今オーケストラで演奏する時にとても役立っています。
また期間中一歩も広大なお城から出なかったからか、フランス人、チェコ人の音楽家と室内楽、食事、散歩、ゲームを連日一緒にして過ごしたおかげで、とても親しくなりました。
その親しくなった音楽仲間の中の一人には、室内楽奏者として招かれていたフランス人チェリストで、音楽祭の6年後に私と結婚した主人も。
何ともいい音楽祭でした(笑)!
今まで宮崎、ナント、モンゼー、サイトウキネン、サンドニ、オーストリア国際室内楽、シエナ、ヴィルクローズ、e.t.c…
と数多くの音楽祭に参加させて頂きましたが、参加する度に素敵な出会い、発見があります。
今度のせんくらではどんな良い事があるか、今からワクワクしています!
神谷未穂(ヴァイオリン)
せんくらブログ3日目!
今日は私が参加した事がある“音楽祭”について、いくつか書いてみたいと思います。
まず先月参加したばかりの霧島国際音楽祭。
(写真は滞在したホテルの部屋からの景色。温泉地なので、その煙がいくつも見えます!)
国際という名前が付いている通り、韓国、台湾、ドイツ、アメリカ、イタリア、イギリス、ポーランド、ロシア、と様々な国から演奏家が参加していました。
講習会に参加した生徒も色々な国から来ているので、レッスンは英語を使う事が多かったです。
自分の語学力の無さを痛感しましたが(ドイツ、フランスに留学したんですけどね…)、優秀な生徒達から刺激を沢山受けました。
十代、二十代の吸収力の凄さ、器用さには羨ましくなります。
また先輩演奏家の知識の深さ、音色の豊かさには、その方々の人生が滲み出ている様な気がして、とても憧れました。
色々な世代と音楽で交流させて頂いたおかげで、自分のこれからの目標を新たにいくつか持つ事が出来ました。
また、ボランティアスタッフの皆様の心のこもったおもてなしには、感激!名物・黒豚の美味しかった事!!
滞在ホテルの近くの料理屋さんも、音楽祭初参加の私の名前をすぐ覚えて下さり、「神谷さん、神谷さん」と親しくお声掛け下さり、とってもアットホームな雰囲気をつくって下さいました。
霧島に来年また伺えるのが、今からとても楽しみです。
神谷未穂(ヴァイオリン)
せんくらは、仙台クラシック”フェスティバル”、という音楽の”お祭り”ですよね。
せんくらはじめ、仙台ではお祭りが沢山開催されます。
青葉まつり、とっておきの音楽祭、秋保大滝不動尊春祭り、定義如来夏祭り、定禅寺ストリートジャズフェスティバル、萩まつり、みちのくYOSAKOIまつり、どんと祭、e.t.c.、、、。
昨年の東北のお祭りが集結した六魂祭は、大盛り上がりでしたね。
盛り上がり過ぎて、私は目の前の人の頭しか見れませんでした〜!!
今の時期は、仙台七夕まつりのお飾り(和紙で作られたもの)が仙台駅や商店街、市役所等を華やかに彩り、私達を楽しませてくれます。
昨年のお飾りには、東北復興を願うメッセージが沢山書かれてあったので、一つ一つじっくり見て、とても励まされたものです。
お飾りは同じ様な形に見えますが、よく見ると違いがあり、繊細な色使いや折り方に感動しますよ。
是非間近で見る事をおすすめします!!
(写真は昨年の七夕まつりに主人と商店街のお飾りの前で記念撮影したものです)。
お祭りの楽しみの一つと言えば屋台ですが、せんくらにも屋台が出るんですよ。
私は以前、この屋台で初めて”玉こんにゃく”(お隣山形の名物)の存在を知りました。味がよく染みていて、美味しかったこと。
今年のせんくらにはどんな屋台が登場するのでしょうか??
神谷未穂(ヴァイオリン)
せんくらブログをご覧の皆様、こんにちは。
仙台フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスター・神谷未穂です。
今日からの一週間、担当させて頂きますので、どうぞよろしくお願い致します!
私にとって何回目のせんくらでしょうか。
仙台フィルコンマス就任前には従姉とのヴァイオリンデュオ”デュオプリマ”で、就任後は仙台フィルのメンバーとして参加させて頂いていますが、今回は嬉しい事に、ヴァイオリン&ピアノのデュオでも演奏させて頂きます!!
共演ピアニストは望月優芽子さん。
母校・桐朋女子高等学校&桐朋学園大学の同級生で、数年前フランスで桐朋以来の何年振りかで再会する事が出来ました。
昨年、コンサートで初共演したのですが、音楽も会話も服装も「これぞフランス!」、と思う様なお洒落さ。
私は彼女の大ファンになりました。
いつかフランスに関連のある曲を、フランスのエスプリを持ったピアニストと録音したい、と長年夢見て来たのですが、彼女との録音で、その夢が叶いました!!
このCDはちょうど、せんくらシーズンに発売になる予定です。
彼女とのコンサートはせんくら最終日の9月30日(日)の16時〜16時45分、イズミティ21・小ホールです。
CDに収録した曲の中から5曲演奏させて頂きます。
サン=サーンスの「死の舞踏」は子供にも人気のある作品で、教会の鐘の音から始まり、オバケがヒューと風に舞う様子、頭蓋骨を鳴らす様子、最後の方には鶏の鳴き声まで楽器で表現しますよ!
プーランクの「バガテル」はとても珍しい作品で、あまり聴く機会のない曲だと思いますが、リズミックで迫力のある、私達のお気に入りの作品です。(他の曲については、担当期間中にまた書かせて頂きますね。)
私だけでなく、皆さんも望月さんの持つお洒落センスに魅了されると思います。
是非聴いて頂きたく。
今日の写真はフランス・ランスのサーカス場でのコンサート終演後に、望月さんの友人カメラマンに撮って頂いたもの。
とっても素敵な会場でした!!
でも舞台正面の大きなカーテンから登場するので、サーカスに出る動物の気分も味わえましたよ(笑)。
ではまた明日。
神谷未穂(ヴァイオリン)
私のブログもご覧頂けたら幸いです。http://www.yaplog.jp/miho1017/