せんくらブログ7  

2011.09.07| 長谷川陽子

今年のせんくらでは、2コンサート+講演会。
【公演番号1】せんくら初日トップバッターでは同じくせんくら仲間の仲道祐子さんと、チェロの名曲の数々をお送りします。温もりや癒し、そして前に進むエネルギーや勇気、そして絆を感じて頂けるようなコンサートにしたい、と思っています。

そして【公演番号21】ではヴァイオリンの漆原啓子さんとお互いのバッハ+ヴァイオリン&チェロのデュオを。ヴァイオリンとチェロって、実はいい曲多いんですよ。
この機会に少しずつレパートリーに入れていけたらいいなと思っています。

そして【公演番号57】長谷川陽子(チェロ)ナビゲーター・奥田佳道
《せんくら・アーティストを迎えてトーク Vol.(7)長谷川陽子》。

いつもチャーミングかつユニークな切り口の評論家奥田佳道さんとのトークショー?!
実は・・・自分でもとても不思議なのですが、楽器持っていないと全然話せないんです。
だから、全3公演中このトークが一番緊張するかもしれません。
もしド緊張で私がしどろもどろになっていたら、是非客席からどんどんツッコミ入れて下さい!

1週間出演者ブログにお付き合い下さり、ありがとうございました。
もし良かったら私のオフィシャルサイト
http://www.yoko-hasegawa.com/
でもブログを書いておりますので、是非遊びにいらして下さいね。

10月の仙台は空気に透明感があって凛と背筋が伸びる感じで大好きです。
今年も是非せんくらでお会いしましょう!!
長谷川陽子(チェロ)

 

せんくらブログ6  

2011.09.06| 長谷川陽子

音楽の持つ力。この数カ月ほどその事を深く考えた事はありません。

震災直後は、「手にするべくは楽器ではなくスコップを持って、被災地にかけつけるべきなのでは?」と私をはじめ多くの演奏家が悩みました。

音楽は聴いたからといってパンのようにお腹がいっぱいになるわけではありませんし、毛布のように寒さから身を守ってくれるものでもないですよね。

でも人間が生きていくには「人としての精神」がとっても大切なものであって、現実的・物質的な物事と同時に「精神」も満たされないと人間らしく生きるのは難しいんじゃないかな、と思います。

そして音楽はそれを支える力にはなるはずです。
音楽を聴いている間、しばし現実を忘れ悲しみや痛みから少し遠ざかる・・・
そんな時間を持つことによって心の余裕が生まれ少しずつ前に進むエネルギーが生まれる、そんなお手伝いが音楽の持つ力なのではないかな、と思います。そう信じて【1】【21】の両日は演奏させていただきます。
長谷川陽子(チェロ)

せんくらブログ5  

2011.09.05| 長谷川陽子

うさぎさんは、恥ずかしがり屋で狭いところが落ち着くようです。
ベッドの奥なんて最も居心地のいいところらしいです。
時には、スピーカーの裏側の配線スパゲッティの中に隠れてしまったり、マッサージ椅子の下に潜り込んで一度入っちゃうとなかなか出てこないし、配線をかじられたら大変と抱き上げたいのですが、手も届かない(困)。
まさに知恵比べです。

さて、せんくら【公演番号21】は、バッハをキーワードにヴァイオリンの漆原啓子さんとそれぞれの無伴奏、そして二人のデュオ(デュオでは今回初共演です!)です。

私は無伴奏ではバッハの1番を弾くのですが、そもそも無伴奏チェロ組曲第1番は全6曲の中では最もささやかで慈しむような温もりに満ちた組曲だと思います。
曲のイメージを言葉にするのはとても抽象的で難しいのですが、この有名な一番のプレリュードを弾く時はいつも世界中の色々な国の人たちの笑顔がふわっふわっと入れ替わり立ち替わり出てきます。
私的には、最も人類愛を感じる一曲です。

漆原啓子さんとは同じマネージャーさんなのですが、不思議と接点がなく今日まできました。
10月1日の当日をとても楽しみにしているところです。
長谷川陽子(チェロ)

せんくらブログ4  

2011.09.04| 長谷川陽子

このブログを書いている今、9月18日に東京文化会館小ホールで行われるリサイタルの用意で、熱い毎日を過ごしています。
毎回プログラムを考えるときは、悩みます。今でこそPCで曲順を入れ替えて聴いてみたり出来るから便利です。

プログラム組みは演奏家の個性が出るようで、前菜、スープ、魚料理に、時にお口直しがあって、メイン、そしてデザート・・・
といったコース仕立ての流れにしている人もいれば、ドンドンドンとメイン尽しというゴージャス系もあったり、プログラムの中に知的ななぞなぞが仕掛けられていたり・・・
色々な演奏家のプログラムを見るはなかなか楽しいものです。

9月18日の私のリサイタルのプログラムも我ながらけっこう悪くないプログラミングが出来たと思うのですが、いかがでしょう。

お時間ある方は是非是非聴きにいらして下さい!
詳細は http://yoko-hasegawa.com
お申込みは himawari@yoko-hasegawa.com までどうぞ。
長谷川陽子(チェロ)

せんくらブログ3  

2011.09.03| 長谷川陽子

時々我が家では姉夫婦を呼んで実家で餃子パーティをするのですが、刻みは母、包みは私と息子と甥っ子、焼きは姉。

ちょうどよくお互い得意分野が重なっていないので、なかなかのベストチームワークです。

ひたすら黙々と具を包むと心が無になってあっという間に時間が流れ、ちょっと落ち込んでるなんて時も皆で食べる頃にはいつも元気復活、「長谷川陽子流リフレッシュ法」です。ぜひお試しあれ!!

いやいや実は餃子は単なるネタでして、言いたいのは「やはり家族っていい」ですね!
長谷川陽子(チェロ)

せんくらブログ2  

2011.09.02| 長谷川陽子

今日は、我が家のアイドル、「うさぎのキャラくん」の話。
アニマルセラピーという言葉がありますが、ホント癒されますね。
キャラがウチに来るまで私はずっと眠りが浅いのが悩みでしたが、夜寝る前にキャラをゲージから出してあげて部屋の中をぴょこん、ぴょこんと嬉しそうに飛び回っている姿を見て、しばしのんびり遊んだあとは、すーっと簡単に眠れるようになりました。
かくれんぼして逆に私が遊ばれているのかな?

せんくら【公演番号1】で弾かせて頂きますのは、

バッハ=グノー作曲アヴェマリア
エーデルワイスをチェロ一本にアレンジしてもらったエーデルワイス・ファンタジー
サン・サーンスのサムソンとデリラより「あなたの声に心は開く」
カサド「愛の言葉」
ラフマニノフのチェロ・ソナタより第3楽章アンダンテ
そしてポッパーのハンガリアン・ラプソディを演奏予定です。

チェロの音色は最も人の声に近いと言われるように、その温もり、力強さ、繊細さ、豪快さ、チェロの魅力がぎゅっとつまった曲ばかりになりました。
どうぞ心をからっぽにして、是非聴きにいらして下さい。
長谷川陽子(チェロ)

せんくらブログ1  

2011.09.01| 長谷川陽子

こんにちは。
今年の【せんくら】、初日トップバッターを切らせて頂きますチェロの長谷川陽子です。
東日本大震災で被災された皆さまへ、心よりお見舞い申し上げます。 また亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

今年は本当に大変な春でしたね。私も毎日報道を食い入るように見ては、大好きな仙台の街並みは無事だろうか、昨年も一昨年も【せんくら】に聴きにいらして下さったあの人、この人はご無事かしら・・・
と案じておりましたし、こうしてまた皆さまにお会いできる日が必ずやってくる事を信じて心からこの日を心待ちにしていました。

今年の【せんくら】は、今までにも増して文字通り「皆で作る音楽祭」になるのではないかと思います。演奏する私たち、スタッフ、全員が、【せんくら】に未来への希望や光がぎゅっと集まってくる事を願って、心を一つにして臨んでいます。そして今回の【せんくら】、誰よりもの主役は客席の皆さまです!

この大切な「せんくら」の灯を絶やすことなく、今年も皆さまと一緒の時間を過ごせる事をとても嬉しく思っています!!
今日から一週間出演者ブログ、どうぞよろしくお付き合いくださいませ。

長谷川陽子(チェロ)

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