みなさまこんにちは!
お元気ですか?
きょうで今年の僕のせんくらブログは次の書き手へバトンタッチです。
仙台は僕にとって特別な街です。
4年半という間でしたが、実際に住んで、いろいろな方と出会い、多くの本番、今でもせんくらをはじめ、東京エレクトロンホール宮城(旧宮城県民会館)、仙台国際音楽コンクール事務局、仙台画像検診クリニック、エミューズといったところが本番をくださいます。
聴いてくださる方々のなかにも、近々懇親会を催してくださったりと、実際4年半より長く感じるのはそれだけ充実していたのかなとも思います。
今年のせんくらでは、久しぶりのセレーノ弦楽四重奏団、彼らとの合わせも楽しみですし、ジュゼッペとの共演、坂野伊都子さんとの共演も楽しみです。
選曲は、いま最も演奏してみたい曲ということで組みました。
10月まであと2ヶ月をきりましたが、当日みなさまに演奏を聴いていただけるのをとても楽しみにしています。
是非応援に来ていただければ嬉しくおもいます。
暑い日がつづきますが、楽しい毎日をお過ごしくださいね!
ではでは!
西江辰郎
http://homepage3.nifty.com/nishie-tatsuo/
これまでのせんくらブログはこちら
せんくら2006
http://sencla.asablo.jp/blog/2006/07/09/438161
せんくら2007
http://sencla-blog.asablo.jp/blog/2007/06/03/1552275
せんくら2008
http://sencla2008.asablo.jp/blog/2008/07/27/3653328
せんくら2009
http://sencla2009.asablo.jp/blog/2009/08/09/
みなさまこんにちは
今日はちょっと食べ物の話題。
ここのところせんくらとはだいぶ話がずれてきていますが、お許しください。
これは僕が食べたドラゴンフルーツの写真です。(ちなみに僕は辰年です。)
マレーシアでは普通に売っています。
名前も色もすごいので、味もすごいのかと思ったら、中身は白いキウイのようで、味はポカリスエットに少しだけキウイを混ぜたみたいです。
手で簡単にバナナのようにむいて食べられるので、とても食べやすく、真ん中に大きな種もありません。
っていうか中の黒い粒々が種です。
世のなかにはまだまだ知らない食べ物がたくさんあるんですねー。
今月は河口湖音楽祭に出演させていただきます。
富士山の近くでの演奏会、こちらも楽しみです。
http://www.stellartheater.jp/ongakusai/
9月29日には橋本でジュゼッペ・アンダローロとのデュオリサイタルがあります。
ピアニストが変わると、二人の曲の解釈もまるで変わるのでお楽しみに。
是非応援に来ていただければ嬉しいです。
http://www.njp.or.jp/njp/programinfo/2009-10/2010_0929sp.html
新宿より急行などで約35~40分
西江辰郎(ヴァイオリン)
皆さん、こんにちは。
突然ですが、西江辰郎の担当マネージャーのいたはしと申します。
西江辰郎のコメントを楽しみにしていた方々、ごめんなさい。
今日だけ、私いたはしにお付き合いくださいませ。
思い出深いエピソードから一つ。
新日本フィルのコンサートマスター、ソリスト、室内楽奏者として多忙を極める西江辰郎ですが、以前、特殊なお仕事をお受けしたことがあります。
それは、・・・“講座”。
バッハの無伴奏ヴァイオリンの為のシャコンヌを取り上げ、その解釈、時代背景、構造、奏法などについて、1時間半にわたり話し、最後に演奏をしました。
西江さんにとっては初めての“講師”のお仕事でしたが、ビックリするくらい、非常に落ち着いて、興味深い話を、聞き易いトーンで話し、大変ご好評をいただきました。「バッハのシャコンヌが大好きになりました!」というお客様の声も。普段なかなか西江からは聞けない話が聞けて、とても面白い機会となりました。
その後、コンサートやレコーディングが立て込み、講座のお仕事はお引き受けできないのですが、西江はしゃべりもいけます!普段、公演中に話をする機会はあまり無い西江ですが、せんくらではお話の時間もたっぷりあります。西江のトークにもぜひご注目を!
今回のせんくら、西江出演公演で私が個人的に注目している曲は、セレーノ弦楽四重奏団とジュゼッペ・アンダローロ氏(ピアノ)によるシューマン:ピアノ五重奏曲。いい曲ですよね。今回特別に、ピアノのアンダローロ氏との共演が、急遽実現することになりました。
あと、西江の共演者としてすっかり定着した坂野伊都子氏(ピアノ)とのメシアン:ヴァイオリンとピアノの為の主題と変奏(1932)、そしてベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番《クロイツェル》ですよ。
《クロイツェル》、冒頭のヴァイオリンの奏でる重音から、全曲とおしてのピアノとヴァイオリンの協奏、・・・傑作ですよね。この曲に触発されて、ロシアの文豪トルストイは小説『クロイツェル・ソナタ』を書きました。そして作曲家ヤナーチェクはこの小説に刺激を受けて「弦楽四重奏曲第1番『クロイツェル・ソナタ』」を作曲しています。この機会に、小説を読み、ヤナーチェクの作品を聴いて、せんくら公演に足を運んでみる、なんていうのも面白いかもしれません。この大作を、西江氏と坂野氏がどのように演奏するのか、とても楽しみです。
西江辰郎担当マネージャー
いたはし
西江辰郎ホームページ
http://homepage3.nifty.com/nishie-tatsuo/seite1a.html
西江辰郎ブログ
http://yaplog.jp/tatsuo-nishie/
みなさまこんにちは、西江辰郎です。
今日でブログも4日目。
昨日はマレーシア上空よりの写真を載せましたが、実は上空からのながめは自分が如何にごく小さな生き物なのか再確認できるので好きです。
車にしても、高級車も大衆車も高い空からは皆同じにみえます。道路は血管のようだし、
畑や菜園は臓器のよう・・・
まるで自分自身が細胞の一部、あるいは血管の中の赤血球だったり白血球だったり思えてきます。
もしも自分の細胞の中にさらに宇宙があって、僕らの世界は意識の中だけだったら・・・
なんてSFみたいなことを考えてしまいますね!
ところでなぜマレーシアかと言うと、今年の5月、行ってきたんです。
日本が一番クーラーなどをがんがん使っていると思いましたが、マレーシアのクアラルンプール中心はなかなかすごいです。
外はサウナ、中は快適で、その温度差と湿度差にはびっくり。
ヨーロッパへいって、日本は暑い!と思った方、この夏日本の暑さが我慢できなくなったらクアルランプールの外を歩けば日本は天国に感じるかも!?
お勧めです。(笑)
明日のブログはマネージャーの、板橋さんから一言お願いする予定です。お楽しみに!
マネージメント コンサートイマジン
http://www.concert.co.jp/
西江辰郎(ヴァイオリン)
P.S.写真はパイソンと共にマレーシアにて。
毎日暑い日が続きますね、
今年は海へ行ったりする方も多いことと思います。
僕も夏になると毎年山形の鶴岡と言うところで岩場遊びをしていた時期があります。
小学生でしたが、2メートルももぐれば雲丹やヒトデ、イソギンチャクやオコゼなど沢山いました。
他の動物を見ることで、自分も生きている事を自覚できるって事があるかと思います。
こちらは今からピアノ合わせです。
今日も良い一日を!
写真は2010年マレーシア上空より。
西江辰郎(ヴァイオリン)
いよいよ8月入りましたね!
7月30、31日には、トリフォニーでの定期演奏会、沢山の方々に聴きに来ていただきました。
有難うございます。
【2010年7月31日(土)14:00~ すみだトリフォニーホール】
<第465回定期演奏会>
●リゲティ:Vn協奏曲
○ホルへ・サンチェス=チョン:《クリン1996》
○リゲティ:《バラードとダンス》*
パトリシア・コパチンスカヤ(Vn)
西江辰郎(Vn*)
●ヴェレシュ:哀歌~バルトークの思い出に(日本初演)
●コダーイ:組曲《ハーリ・ヤーノシュ》
指揮:クリスティアン・アルミンク /新日本フィルハーモニー交響楽団
7月30、31日、新日本フィル、すみだトリフォニー定期では、リゲティのヴァイオリン協奏曲などを演奏しました。
この曲、アンサンブルでは一番と言っていいほど、ソロパートもオーケストラも難しい。
スコアを見て自分で振ってみた時は、数小節でNGでした。
しかしながら、聴く分には面白い曲なんです。
文句言えません。
現代曲ではうわべだけで終わってしまうことも多いと思うのですが、この2日間のリゲティの演奏はソリストの情熱も影響して集中力がありました。
アンコールではパトリシアとリゲティのデュオ。
彼女は大好きな音楽家ですが、本番で足を踏みならしてしまう癖があるためか、裸足で演奏します。
31日には、本番2日目ということもあり、オーケストラの団員からは、「やっぱり、一緒に弾くならあそこで靴を脱がなきゃ!」
と言う声も・・・・
実際、「パフォーマンス」という考えからすれば、僕もアンコールで靴を脱ぐことで喜ぶ方も沢山いるでしょう。
とはいえ、彼女はドレス。実際会場では、遠くの席に座っていらっしゃる方は、裸足ということに気がつかない方もいるでしょうし、
「どうかな~」と思ったので、パトリシアと話しました。
そこで返ってきた答えが、
「聴衆には“見る”より“聴いて”ほしい。」と言う答えでした。
自分は靴を脱ぐか脱がないかにはそんなにこだわっていない。
でも、そのことで“聴く”が“見る”に換わるよりは演奏を“聴いて”ほしいと。
たしかに。
そこで、僕は本番のその場で決めることにしました。
結果として、靴を脱いだのですが、その理由は、一つには協奏曲の演奏中、昨日の演奏も気になる“自分”がいて、“2日間同じ感覚”になるのを避けたかったため。
二つ目の理由は、直前までその場の自分の決断に任せていましたが、“脱いでもやれる”と思ったからです。
つまり、僕は裸足で演奏したことがないので、演奏に集中できるかということです。
実際、裸足で演奏してみると、感覚は新鮮で、涼しく、木のぬくもりを感じるし、舞台上がきちんと清掃されていることにも気がつき、全く問題ありませんでした。
何でもやってみるものですね(笑)
そしてもう一つ、パトリシアが見世物で靴を脱ぐのではなく、音楽家だということ。
西江辰郎(ヴァイオリン)
今年もせんくらの季節が近づいてきました。
皆さま夏休みはいかがお過ごしでしょうか?
今年は坂野伊都子さんとのデュオのほか、セレーノ弦楽四重奏団ではピアノのアンダローロ氏を迎えてのシューマンピアノ五重奏曲。
また、せんくら四季合奏団でもソロをさせて頂けることになりました。
仙台フィルのコンミスになられる神谷未穂さんも出られますね!
僕が初めて彼女と会ったのが中学の頃ですから、だいぶ経ちます。コスモ・ユース・オーケストラのウィーン公演でのメンバーでした。古川展生(チェロ)さん、佐分利弦(ピアノ)さん、神谷さんらと共に、後楽園遊園地に行ったことも・・・・懐かしい。(笑)
僕は2001-2005年までの4年半、仙台フィルのコンサートマスターをさせていただいていました。
初めてプロのオーケストラでコンマスを務めることになった本番で、まるで太腿の裏に心臓があるような状態になって、これまでの人生で一番と言っていいほどに緊張したのを昨日の事のように覚えています。
色々な本番での人と人とのつながりの中で、そこから得るものもとても多いと思います。
沢山のオーケストラ曲と出会って、作曲家に対するイメージや「らしさ」といったものが、学生時代と比べれば遥かに解るようになってきました。
ベートーヴェン、ブラームス、シューマン、メシアン、なども含む公演、是非応援しに来ていただければ嬉しいです。
今日からの一週間、ブログもお楽しみに!
西江辰郎(ヴァイオリン)