「クラシック音楽のパワー」

2010.07.17| 神谷未穂

3日間連続で行った、スクールコンサートが無事に終わりました。

2日目のブログに書いた、市長さんとお会いした日に受けた新聞とテレビの取材が、記事になり、放送されました。

その記事&放送をご覧になった、この数年間で演奏させて頂いた、宮城県内のホールスタッフの皆様、コンサートにいらして下さったお客様等から、沢山の、コンマス就任への温かなお祝いメッセージを頂きとても嬉しくなりました。
(スクールコンサートでも、生徒さん達から「見たよ〜!」と声をかけて頂きました)。皆様どうも有難うございます。

宮城県内、あちらこちらで弾かせて頂きましたが、どこの方も心温かく、またさりげないお心遣いをして下さり、演奏に集中出来る環境を整えて下さいました。

2006年にせんくらに参加させて頂いた時も、スタッフの方に大変お世話になり、従姉の礒絵里子、そして共演者のギターの福田進一さん、ピアノの浦壁信二さんと、楽しんで演奏させて頂いた事を思い出します。

満席のお客様の何と温かかった事!(仙台フィルのお客様も、とても温かいです♪)。

仙台で、せんくら、国際コンクールが成功しているのは、スタッフ、ボランティアスタッフ、演奏者、そしてお客様の、“クラシック音楽を心から愛する気持ち”に溢れているからではないでしょうか。
特にクラシック音楽には、想像力を豊かにし、悲しい時には慰め、疲れた時には癒してくれ、楽しい時には盛り上げてくれるパワーがあります。

クラシック音楽を聴くだけで、その作品の時代にタイムスリップした気にもなり、旅行した気にもさせてくれるし、植物や動物(人間も??)がすくすく育つ、なんて事もあるなんて、すごい事だと思いませんか?

今年のせんくらでは、コンマスでの出演の他に、ソロでも演奏させて頂きます。

私が担当するヴィヴァルディの四季「春」は、特に風景が浮かんでくる、バロックを代表する、素晴らしい作品!

ヴァイオリンで小鳥の鳴き声も出しますよ。

どんな小鳥になるでしょうか?? 私自身、楽しみです。

今日で私のせんくらブログは終わり、指揮者の山下一史さんにバトンタッチです。

読んで下さり、どうも有難うございました。

普段書いているブログhttp://yaplog.jp/miho1017/もご覧頂ければ幸いです。

それではせんくらでお会いしましょう!

ヴァイオリニスト 神谷未穂

「胎教から音楽の道へ??」

2010.07.15| 神谷未穂

水曜日、木曜日は、東北電力主催のスクールコンサートで、仙台フィル&工藤俊幸さん指揮で、小学校で演奏してきました。
数人の生徒さんは、「オケの生の音を聴いた経験がある」、と答えていましたが、ほとんどの生徒さんにとっては、テレビやCDで聴いた事はあっても、生で、間近で聴くという事は、初めてだった様です。

0歳からのキッズコンサートでもよく演奏させて頂いていますが、初めて聴くのが、私達の演奏というのは、とても光栄で、嬉しい事ですが、責任重大ですよ!!

第一印象が大事、とよく言われる様に、今日の演奏で、音楽好きになるかもしれないし、反対に嫌いになってしまう、なんて事もありえますからね。

私が初めてクラシック音楽を聴いたのは、9歳年上の姉が弾くヴァイオリンの音を、母のお腹の中にいた時に、だそうです(姉は今、スイスでプロのヴィオラ奏者になっています)。
幼稚園時代だったか、「この曲、お腹の中で聴いたから、知っているよ」と母と姉に言ったそうなので、胎教になっていたのかも?

姉や従姉がきれいな音で弾く姿に憧れ、「私も弾きたい」とヴァイオリンを始めましたが、これがもし、ギーギーと汚い音で二人が弾いていたら、弾きたいとは決して思わなかっただろうなと、、、。(二人には感謝!)

小さい頃に親に連れて行ってもらったコンサートやバレエを観て、将来、舞台で表現する人になりたい、と強く思い、中学生の時に故・久保田良作先生の合宿中に行われた門下生オケで、初めてコンマスを経験させて頂き、それがとても楽しく、仲間とのハーモニー作りが気持ち良く、「いつかプロのコンマスとしても弾いてみたいな」と夢見たのも、今の仕事に大きく影響している事でしょう。

せんくらがきっかけになって、音楽好きになった、プロになった、という方がお客様の中にいらっしゃると良いな〜♪。
ヴァイオリニスト 神谷未穂 http://www.yaplog.jp/miho1017/

「移動中には」

2010.07.14| 神谷未穂

同じく今週1週間ブログを担当されているピアニストの松本さんは、車がお好きなんですね。

私はといえば、桐朋学園大学に通っていた時には、よく通学、演奏会場までの移動に車を使っていましたが、今ではすっかりペーパードライバー(“ゴールド免許証!”)です。
車を運転していた時には、好きなCDをかけたり、レッスン時に録音したテープを聴いたりしていました。
今は電車移動ですので、移動といえば、もっぱら“読書”か“寝る”です。
新幹線や飛行機の場合には、“食べる”、というのがプラスされます。
仙台→東京の新幹線内で食べるのは、牛タン弁当が多いです。
デザートには、くるみゆべし、萩の月、ずんだ餅等の宮城グルメ、そして車内では、お土産に石巻産の乾燥海鞘(ほや)を何箱も大人買い、というのも旅の楽しみの一つです。

音楽仲間には、たまに枕が変わると眠れない、という繊細な方もいらっしゃいますが、私はツアー先のホテルはもちろん、電車の中でも、飛行機の中でもぐっすり、というタイプです。
一度成田からの飛行機で、離陸前に寝てしまい、気が付いたらパリのシャルルドゴール空港に着陸していた、という事がありました、、、。

自分でもその熟睡ぶりにびっくり!!
なので、年中ツアーの多い仕事ですが、そのおかげで、睡眠不足で疲れがたまる、という事はありません。

ただ、時差調整にはいまだに苦労しているのですが、最近、私と同じ様にパリ→成田を頻繁に行き来している先輩ヴァイオリニストに、睡魔に襲われたら緑茶(粉末の)を飲むと良いよ、と教えて頂きました。試してみましたが、これはなかなか良い様です!

皆さんも何か良い方法をご存知でしたら、教えて下さい。どうぞよろしく。
ヴァイオリン 神谷未穂 http://yaplog.jp/miho1017/

「仙台市長にお会いしました&ペレアスとメリザンド」  

2010.07.13| 神谷未穂

日曜日にパリから帰国し、早速仙台入りしました!
昨日月曜日は、仙台フィルコンサートマスターに就任する、という事で、仙台のマスコミの皆様や、奥山市長にご挨拶させて頂きました。
市長には仙台の郷土料理“おくずかけ”を教えて頂きましたよ。
温麺や野菜が沢山入った、ヘルシーで美味しそうなお料理。
オケの皆さんも、「仙台は住みやすくて、“美味しいものだらけ”で、良い所だよ〜」、とよくおっしゃっています。
食いしん坊の私にとっては、これから仙台に住むのが、とても楽しみです。

秋に住居探しをする予定です。
秋といえば、もちろん“せんくら”ですが、他に、仙台フィルにとっても、大事なコンサートがあります!
10月23、24日に、定期演奏会の“第250回目”を迎えます。
曲目はドビュッシーのオペラ「ペレアスとメリザンド」。
先日勉強も兼ねて、パリのオペラコミックで、同オペラを観劇してきました。
ドビュッシーの代表作である「海」の様な、音のうねりもある、色彩豊かなで魅力的なオペラですが、「とてもわかりやすい音楽!」とは言い難く。。。
本番前にレクチャーがあったらいいのにな、と思っていたら、なんと昨夜、坂本知亜紀氏と佐伯一麦氏による、音楽と文学からのレクチャーvol.1がありました!(何て素晴らしい企画!!)

この時代の他の音楽、文学との繋がりもたっぷり聞かせて頂いたおかげで、早くこの曲が弾きたくなってきました。
10月17日(←ちなみに私の誕生日!)には、この定期公演を指揮される
パスカル・ヴェロさんによるレクチャーvol.2が予定されているそうですよ。
フランス人のヴェロさんによる、フランス人のドビュッシーのオペラ、どんな解釈をされるのか、今から興味津々です。

この秋は、仙台グルメで“食欲の秋”を楽しみ、せんくら&仙台フィルで“芸術の秋”にたっぷり浸りませんか?
ヴァイオリン 神谷未穂 http://www.yaplog.jp/miho1017/

「4年振りのご挨拶」  

2010.07.12| 神谷未穂


せんくら2010、10/3(日)のイズミティ21/大ホールでのコンサートに出演させて頂くヴァイオリニストの神谷未穂です。

せんくらは2006年に従姉の礒絵里子とのヴァイオリンデュオ、”デュオプリマ”で出演させて頂いて以来の4年振りです。

あの時のせんくらブログに、

「何か宮城県にご縁を感じています。前世で住んでいたのか??」
と書いたのですが、やはり宮城にはご縁があった様でございまして、、、
なんと!
この度(今年の9月から)仙台フィルのコンサートマスターに就任する事になりました♪
せんくら、仙台国際コンクール、と音楽の盛んな街・仙台(楽都♪)で、素敵な音楽仲間とお仕事をさせていただけることは、私にとって大きな喜びです。

14日からは、仙台フィルのメンバーと指揮の工藤俊幸さんとのスクールコンサートが、3日間あります。
今週一週間は、仲道さんと同じく、普段書いているブログ、
《ヴァイオリニスト未穂のダイアリー》
http://www.yaplog.jp/miho1017/
から、こちらにお引っ越しして書かせて頂きますので、スクールコンサートの様子もご覧頂ければ幸いです。

それでは1週間、どうぞよろしくお願いします。
ヴァイオリン 神谷未穂

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