コンサート紹介

2009.08.08| 長谷川陽子

今年は4つのコンサートに出演します。一つはこれまた連続4年出演のギターの福田進一さんとのデュオ。
【公演番号31番~~チェロとギターが素敵な恋をした。~】
私たちのデュオは「せんくら」でも既に3回目。

最初は「チェロとギター?!」なんてびっくりする方も多かったみたいですが、私たちのCD「WAVE」をお聴きいただくと判ると思うのですが、これまたいいんです。
老後は絶対ギターを習う!と断言している私ですが、柔らかくも癒しのギターの音色にのって、チェロがある時は朗々と、ある時はささやくように歌う。どうぞお楽しみに。

そして次はチェロといえば、やはり「白鳥」。
【公演番号98番~白鳥・夢のあとに~】
チェリストにとってまるで女王様のような美しい白鳥を中心に、フォーレの「夢のあとに」など、珠玉の名曲たちを演奏します。こちらのプログラムのテーマはフランスの名曲の中から「愛」を中心に集めてみました。

そしてもう一つは、今年生誕200年を迎えるメンデルスゾーンの作品を集めたプログラム。
【公演番号9番~生誕200年オール・メンデルスゾーン!~】
特に「ソナタ」と言われる長い曲は「途中で飽きちゃうんじゃないかしら???」とか「難しかったらどうしよう??」などと、思ってしまいがちですが、彼の明朗なメロディは聴いていて、小難しくて堅苦しいウンチクなんてまずは置いておいて、ストレートに生きる喜びを味わって頂きたいと思います。

そして今年は「無伴奏」のコンサートも。
【公演番号41番~長谷川陽子のバッハ、カサドの無伴奏チェロ!~】チェロは弦が4本しかないで、どう頑張っても同時に4つの音しか出せない楽器ですが、そんなシンプルなたった4本の弦でどこまで自由に、どこまで深く音の世界を描けるか・・・演奏家としては最もハードで最も弾き甲斐のあるジャンル。チェロの純粋な醍醐味をどうぞじっくり味わって下さい。

さて。一週間お付き合い頂いた私のブログですが、本日で終了。一週間お付き合いありがとうございました。
もし良かったらオフィシャル・サイトでもブログを更新しているので是非遊びにいらして下さいね^^ http://yoko-hasegawa.com

10月に仙台でお会い出来るのを楽しみにしています!!
長谷川陽子(チェロ)

 

チェコ

2009.08.07| 長谷川陽子

今年の夏はチェコのプラハで新譜のレコーディングがありました。
2年前にもプラハでシューマンとドヴォルザークのチェロ協奏曲を録音しましたが、今回はエルガーとバーバーの協奏曲を、しかもホールは念願のドヴォルザーク・ホール。素晴らしい響きのホールで演奏家冥利に尽きます。こちらは年末もしくは来年始めにリリース予定。

私がまだ趣味でチェロを弾いていた14才・中学生のときに、たまたまチェコから来日中のスメタナ弦楽四重奏団の皆さまに私のチェロを聴いていただく機会があって、そのときにいただいた思いがけないコメントがとても励みになって、いつの間にかステージで弾かせていただく身になった私としては、チェコは彼らの祖国でもあるせいか、とても懐かしいふるさとなのです。

来年1月にはプラハ交響楽団の日本ツアーでドヴォルザークの協奏曲を演奏する予定です。
長谷川陽子(チェロ)

楽屋の使い方!

2009.08.06| 長谷川陽子

コンサートの時、楽屋はたいてい一人一部屋頂けるのですが、たまにガラ・コンサートなど出演者が多いと皆で賑やかに一つの楽屋を使う時があります。

楽屋一つの使い方にも個性出ます。ある人は、化粧台の上は何もなく、何か使ったら即スーツケースにしまう。スーツケースが引き出し代わりという合理的な人もいれば、まず部屋に入ったらすべての荷物を自分の使いやすい場所にセットして、くつろげるマイ・ルームを作り上げる人・・・。

さて、私はどちらでしょうか???実は私は後者です^^; その代わり帰り支度も大変ですが・・・。
せんくらは次から次へとリレー形式にコンサートが行われるので楽屋も次の人に速やかにバトンタッチしなくてはいけません。今年は是非合理的な楽屋の使い方をマスターしよう!!

このお便りを書いている間に今日もパンを焼きました。本日はロールパン。途中で成形がめんどくさくなって、いくつかはただの丸パンにしてしまいましたが、色艶よく美味しそうに焼きあがりました^^
長谷川陽子(チェロ)

 

仙台の街

2009.08.05| 長谷川陽子

私たち演奏家はコンサートではいろいろなところを訪れる機会に恵まれます。

「いろいろなところに行けていいですね」とよく言われるし、確かにそうなのですが、演奏家というのはたいていホールとホテルと駅か空港しか知らない。
「初めまして」と「またいつの日にか」が同じ日にやってきます。
多くの人と音楽を通じて同じ感動を共有出来る喜びと背中あわせにその瞬間が終われば、北も南もわからないままその地を去り、また違うところに一人で歩き出さなくてはならない切なさがあるのも否めません。

そんな中で、「せんくら」のように同じ街に何度も「お帰りなさい」と迎え入れて頂けるのは、本当に嬉しいことです。おかげさまで少しずつ仙台の街の方向感覚もつかめてきました、美味しいお店も少しずつ情報インプット^^

ところで今年の夏はとても面白い経験をしました。何故か10キロ弱のチェロを担いで釧路の山登りをする羽目になったのです。本日の写真はその山登りした山です。。。
ハードだった~!!「???」と思われる方はこちらをご覧ください。正真正銘の証明写真付きです^^;
http://yoko-hasegawa.com/blog.html

さすがに「せんくら」で山登りはないでしょうが、昨年まで連続して聴きにいらして下さる方にもまた再会出来るでしょうか、もちろん新しい音楽ファンの皆さまとも音を通じて「せんくら」を共有出来るのがとても楽しみです^^
長谷川陽子(チェロ)

フェスティバル♪

2009.08.04| 長谷川陽子

夏は日本の各地でさまざまな音楽祭が行われますが、「せんくら」はじめ各地それぞれの特色を味わえるのも出演者の楽しみの一つです。

今年の夏は今年で30周年を迎えた九州の「霧島国際音楽祭」に出演してきました。写真は鹿児島の桜島。
こちらは鹿児島の雄大な自然に包まれながら音楽を通じて演奏家と聴衆の皆さんとの交流が魅力的な音楽祭。
もとは山の中の一軒のホテルでこじんまりと行われていた音楽祭でしたが、長い年月の積み重ねで、今では鹿児島県内のあちこちで出張コンサートが行われ、地元の方々に愛され大きく成長している音楽祭です。

それぞれの風土や土地柄に合わせて、特色が決まってくると思うのですが、やはり実は聴きにいらして下さる皆さんの雰囲気というのも、音楽祭のカラー作りに一役買っている、とご存じでした?^^
「せんくら」の魅力は、何と言ってもあの華やかな雰囲気にあると思います。
「せんくら」30周年の頃にはどんな華やかなフェスティバルになっていることでしょう。
30年後。。。私弾いてるかなぁ???是非これからの「せんくら」を永い目で見守っていきたいです。
長谷川陽子(チェロ)

パン

2009.08.03| 長谷川陽子

パン作りが趣味です。パン生地ってホントに赤ちゃんのほっぺみたいにつるんとしていて、手で丸めていると何だか心のササクレが癒されていくんです。
今ではパン作りはすっかり趣味と実益を兼ねて、日常の小さな楽しみとなっています。

最初の頃は手軽に作れるイーストで焼いていましたが、やっぱり天然酵母は焼いた翌日でもしっとり風味が増して美味しい!!
時々あんぱんやシナモンロールなどお菓子パンも作りますが、普段は食事に合うようカンパーニュやバターロール、プレーチェンなど。皮がばりっとしたバケットを焼いてみたいと思いつつ、あれって結構難しいんですよね。

いつの日かパリッとしたパケットや、キリッとした角食パンが焼けるようになりたい!!
今日のカンパーニュは我ながらちょっといい感じに焼きあがりました、 いい香り♪
長谷川陽子(チェロ)

 

せんくらの楽しみ方♪

2009.08.02| 長谷川陽子

こんにちは、今日から一週間この「せんくらブログ」を担当させていただきますチェロの長谷川陽子です。

「せんくら」に出演させていただくのは今年で4回目、皆勤賞は嬉しい限り!!
毎年あの熱気あふれる「せんくら」で弾けるのは、1年分の元気の素で、同じく連続出場の演奏家仲間と「せんくら出場おめでとう!」とメールし合ったほどです。
何といっても、手頃な料金で45分間、色々な楽器の味わいをちょっとずつ数多く聴いてみることが出来る・・・
先日のせんくら記者会見で「まるでアイスクリームの数種類入るパックみたいに、このフレーバーとあの味と・・・と気になるものを選んで、お好きにパックして下さい」とお話したのですが、せんくらの上手な楽しみ方は色々な公演をお好みに合わせてカスタマイズして【はしご】すること!!
演奏家の私たちも、あの熱気に乗せられて毎年皆テンション高く弾く喜びを再確認しています。
懐かしい街、仙台に会える10月を楽しみにしています。
長谷川陽子(チェロ)

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